まだ残業中、構成がまとまらん。
一週間に2度も祝日が設定されている週に
〆切がやってくるのは、週刊誌編集者にとっては地獄である。
本来の〆切をなんと3日も繰り上げるということが
昨日決定され、温厚で知られる小職もさすがに
ぶちきれる。
しばし制作部長と編集長と軽めのケンカ
をして精神状態をささくれ立たせてみる。
今回の選挙にネットがどう作用したか?
という記事をまとめている。
まだ考えはまとまってないのだけど、
Yes!プロジェクト を始めとする色々な啓蒙運動
がネットで起こったこととか、そもそもワイドショー的ネタが
満載で野次馬根性をそそられた
無党派層が多かったんだろう、投票率は
確かに上がっている。
ただねえ、なんか個人的にはがっかりしちゃったねえ。
つくづく。
自民の厚顔に。それとへたれな民主に。日本の選挙民に。
まず自民。
キーワードを「郵政」のみに絞り、
いわゆる選挙に一回も行ったことのない
ヒトを女性刺客やらホリエモンやら山古志村やら
で引っ張りだしたのはまあヨシとしよう。
たださあ、結局年金やら外交やら増税やら
そのほかのテーマについては、ほとんど納得行く
提案を出していない。
党内の小泉への批判勢力を無理矢理一掃して、
独裁体制完成。
野党が束になって反対してもダメ。
これから一体どうなっちゃうんだろう、という大きな不安が残る。
あと、民主支持者としていちばん
頭に来たのは、やはりこうした扇動策に対して
なんら有効な対応策を打てなかった
民主のふがいなさだ。
例えば、自民がメディア受けのよさそうな
ブログ懇談会をやっている中、遅れを取った民主のやった事
というと、明らかに公職選挙法にひっかかりまくりの
選挙期間中のHPでの情報更新。
(なんで事前に法的なチェックをしなかったのかな?
それこそ自民党がやったみたいに、外部のブロガー
に書かせるとか、幾らでも手はあったはずなのに)
最大級で頭に来たのが、ワイドショーのインタビューに
答えていた街頭のアホなおばさんおっさんらだ。
「小泉さんは青のネクタイでかっこよかった☆」
(゜Д゜) ハア?
いまさら小泉フィーバーかい。
いったいこの4年間、わしら庶民の暮らしは
どれだけよくなったんだろう。
今まで選挙に行ったこともなければ新聞を読んだこともないような
こういうミーハーな人たちが、わかりやすい自民党に
入れちゃったのだったらものすごくイヤだ。
やっぱり選挙にネットは必要だと思う。
政党や候補者に対しての情報交換の場が、
現状の公選法の中ではあまりにも少なすぎる。
もう少し建設的でまともな議論と、ちゃんと信頼性のある
情報がないと結局テレビのワイドショーを見て、
なんとな~く自分の未来を決める
国政に適当に候補者を送り込まなければならなくなる。
そういう意味では、今回の衆院選をきっかけに
いよいよ「選挙のネット解禁」も始まるらしい。
公選法改正はもはや規定路線のようだ。
次の参院選に期待したい。せっかく関心が高まったのだから、
質的にももう少し、まともな選挙ができるように。
あと民主党!しっかりせえ!ゴラア!