源氏香の体験講座へ行ってきました 前回の続きです。前回の記事はこちら
香は、中国から仏教とともに伝来したと考えられているそうです。遣唐使の第二回の渡航にて、香木が多数記載された目録が現存しているとか。
源氏香の成立は、詳しいことはわかっていないようなのですが、意外や意外、江戸時代(1600年代)らしいです。
香道、茶の湯、華道を楽しむ貴族や上級武士が現れたのは東山文化時代、8代将軍足利義政のころだそうで、当時は香木をたく現在のものとは違って、錬香を使用して香りを楽しんでいたそうですね。

これが練香。火鉢や香炉の灰の中に埋め込み、香りがたちのぼるのを楽しみます。
次に、源氏香の体験がありました。香木を袋から出し、香炉に香木をのせ、香を焚くお手前を拝見しました。流れるような、美しいお手前でした

上の画像はまだ香木をのせていない状態の香炉です。真ん中に「ぎんよう」と呼ばれる雲母でできた、透明なガラスチップのようなものをのせ、その上に小さく切った香木をのせます。灰の中にはすでに火のついた炭が入っており、それで香木が温まって、香りが立ち昇ります。
が、ほんとうにかすかな香りで、集中しないと聞きわけができないと思います。 直前に手にハンドクリームをぬってたりすると、手のクリームの香りしかしない!!ということになりかねませんので、おすすめできません 実はワタクシ、その時ちょっと手の匂いがしてしまって、困ってしまいました。手は無臭がいいです。でもこんなこと言ってるのはわたしだけかも
香炉がまわってきたら、右手でとって左手の上にのせ、香炉の上に右手をかぶせるようにしておき、人差し指と親指の間へ鼻を近づけ、3回聞いて(嗅いで)、隣の人のほうへ香炉をおきます。
源氏香では、6種類の香をそれぞれ5つ用意します。合計30包ですね。そして、参加者に5包み選んでもらいます。
それで、源氏香のお席では、必ず香炉が5つ参加者へまわってきます。5つもまわってくると、香りはあっという間に忘れてしまうことが多いです。メモ用紙を持参して、すぐさま香りの特徴を書きとめておくとよいです。
その後、答え合わせがあります。これがまた、なかなか当たらないのですよねー。
続きます
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