銀座松屋で開催された「奈良のモノづくり展」へ行ってきました 奈良県でお茶作りをされている井ノ倉茶園さんのブースで、新茶をごちそうになることができました。

井ノ倉茶園さんは、全国茶品評会で1等の、農林水産大臣賞を受賞した茶園さんです。

煎茶のブースでは、びっくりでした。なんと、

 

 

こんなにステキなお茶室が、デパートの真ん中に突然出現していたのです!!(画像HPよりお借りしました)右側がにじり口です。戸を開けて、腰をかがめて、中腰で中へ入ります。このお茶室は、入り口が竹の格子でできていて、壁は、なんと白い「蚊帳(かや)」でできていました。かやとは、夏に使用するもので、麻でできた布をふとんの周りにつるして、蚊に刺されるのを防ぐものですね。 ですから、これは蚊帳を使用したお茶室、「布地でできたお茶室」なのです! いや~~びっくり。こんなお茶室ははじめてです。ここだけは別世界の雰囲気!!

 

 

お茶室の中は、二畳くらいでした。テーブルとイスがあり、井ノ倉さんが煎茶をいれてくださいました。茶釜のご用意があって、てっきり煎茶道のお点前かと思ったら、「井ノ倉流で、美味しくいれてますので気軽に楽しんでいってくださいね」とのことでした。

 

画像ではよくわかりませんが、お茶の葉のみどり色がとっても鮮やかで、感嘆!!そしてとっても美味しいお茶でした。甘くて、すっきりしていて。こんなにフレッシュな煎茶、茶がらがもったいないですねと思わずつぶやいてみると、井ノ倉さんは、茶殻はこのまま食べてもいいし、料理につかうと栄養が丸ごととれますよ。てんぷらのかきあげにいれると美味しいですよ、と教えてくださいました。

このお茶は、井ノ倉茶園さんの製造で、「気宇」というかぶせ茶です。

かぶせ茶とは、玉露とだいたい同じ製法です。新茶の季節、お茶の木におおいをかぶせ、お茶の葉が陽にあたるのを避けて作られます。玉露も同じようにつくられるのですが、かぶせ茶は覆いをかぶせるのはだいたい玉露の半分くらいの日数なのだそうです。こうするとカテキンやタンニンなどが多くなって味わい深いお茶ができるそう。

 

干菓子とお煎茶。お茶の淹れ方は、熱湯を湯冷ましにいれ、温度が少し下がったところで急須にいれ、40秒くらいゆっくりと抽出します。そうすると甘くてすっきりとした味わいのお茶になります。お湯の温度がポイント。

布地のお茶室はほんとに驚きました  が、家の中や、建物の中に突然こんなお茶室が出現したら面白いですよね。布地といえども、お茶室の中は別世界で、とても楽しめました。お茶もとってもふくよかな味で、普段味わえない美味しさをしみじみと感じることができました。井ノ倉さん、ありがとうございました。

 

 

 

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