
上野の国立博物館、「ボストン美術館 日本美術の秘宝」展へ行ってきました。
平日の昼間で、入り口に待ちの行列ができていなかったから、「空いているかな?」と一瞬よろこびましたが 中へ入るとそれなりに混んでいました。 でも休日ほどではないと思います
展示は 仏画・仏像、絵巻、水墨画、近世絵画、曽我蕭白、刀と着物 の6ブース。
一番素敵だなと思ったのは「絵巻」のコーナー。 平安時代、1100年代頃の作品「吉備大臣入唐絵巻」です。
ストーリーは
遣唐使の吉備大臣が、日本からはるばる唐へ渡りました。そこで先輩の遣唐使で 唐で亡くなった「阿倍仲麻呂」の霊に会います。 現在の日本の話をしてあげると、その霊は涙を流して懐かしがり、そして、「あなたが唐にいる間、私がお世話しましょう」と申し出ます。
その後、遣唐使・吉備大臣に対し、唐人は いろいろ困難な問題をだして 吉備大臣を試します。 吉備大臣は、霊の助けを借りて、難なく問題を切り抜けるのでした。

(画像HPよりお借りしました)
長い長い巻物で、このコーナーはとても人気があっていつも行列。
作者は常盤光長(ときわみつなが)といわれているそうです。
文字と絵のユーモアあふれる巻物で、作者の「皆を楽しませてあげよう」という気持ちが手に取るように伝わってきました。NHKの番組解説によれば、現代の日本のマンガに通じるものだとか。
長谷川等伯や 一番のみどころ、曽我蕭白の絵もすばらしかったです。
おまけに刀や能装束、見事な元禄小袖などの展示もあって、見ごたえ十分、お腹いっぱいに。
お誘いいただきまして、ありがとうございました
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