
「着物に咲いたモダニズム バラが彩る明治・大正・昭和~」と題した展示会が銀座のミキモトホールで開催され、行ってきました。
銀座4丁目のミキモトビルの6階です。
会場に一歩はいったとたん…、赤、ピンク、オレンジ、イエロー、カラフルな色とりどりのお着物が目に入ってきて、わあっと歓声
「カワイイ~~」 「カワイイ~~」 の声があちこちで大連呼。
もうもう、かわいい かわいいしか言えないのです。 あまりのかわいさに…
明治、大正、昭和のアンティークで 全て薔薇もようのお着物の展示です。
「バラ」という洋花を着物の柄に使用するようになったのは明治時代から。
明治時代の黒の振袖が展示してありました。 松などのおめでたい柄ゆきで、よくみると薔薇の花がところどころに配置されています。 よくよくみないとわからないような配置。
それが大正時代になると、薔薇が前面にでてくるようなしっかりとした柄ゆきに変わっていきます。 その変遷がとても面白かったのです。
大正時代になると、一気にカラフルでぜいを尽くしたお着物がつくられるようになったのですが、この時代は今でいうバブル景気があって、人々のふところが潤っていた時代だからだそうです。
しゃくやくと薔薇、ぼたんと薔薇、孔雀と薔薇、鳳凰と薔薇、などなど薔薇の花がいっぱい
圧巻でした。
昭和の時代になると、もっと洗練され、遊び心満載の薔薇の着物が登場していきます。
ロンドンのウェストミンスター寺院、薔薇の花、王冠。
これはなにを表しているのでしょうか?
答えは、イギリスのエリザベス女王の戴冠式を記念した着物の柄。
現在 御年86歳のエリザベス女王は、昭和28年にウェストミンスター寺院で戴冠式をされたのでした。 バラはイギリス王室の象徴。
なるほど! 昔の染め物屋さんは素敵な仕事をされますね。
展示は無料で24日までです。 着物好きさんは必見かも!!
続きます
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