サントリー美術館の「マイセン磁器の300年」にいってきました
紅茶カップや食器で有名なドイツの名窯、マイセンの展示です。






日本の伊万里焼や中国の陶器がうらやましくてたまらなかった
ドイツのザクセン地方の王様が、
「我が国も磁器をつくるぞ!東洋と同じものをつくれ~」
と命令し、1710年にマイセンが誕生したそうです。
それから今まで、300年間のマイセンの歴史がよくわかる展覧会でした。



江戸時代中期の伊万里焼の柿右衛門の壺(出光美術館蔵)と、
18世紀にマイセンでつくられた壺が並べて展示されてたのですが
まるで盗作のように細部までそっくりでした
ドイツの王様はホントに日本の伊万里焼が憧れだったのですね。


そうやって日本とか中国のマネばかりしていたかと思いきや
時代がすすむにつれて、オリジナルを作成するようになり
19世紀にはパリの万国博覧会でグランプリを受賞するまでになったとか。


ギリシア神話が描かれている1メートル以上もあるペアの大壺や
大きな大きな作品がいくつか展示されていて、ため息ものの美しさでした。
こんな大きいの、よくドイツから運んできたよなあ という感じ。


この展示会は日独交流150周年を記念してのものなのだそうです。
歴史ある窯元であり、日本をお手本として誕生したマイセン
いつかお揃いのティーセットでお茶タイムを楽しみたいものです。



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