きものデザイナー兼コレクターの池田重子さんとIKKOさんのトークショーに 行ってきました    進行役は小宮悦子さんです。

IKKOさんは、池田センセイの見立てたコーデで登場、お正月だから 「松竹梅」をテーマにしたものだそうです。  松の白い半襟、竹の柄の白いかわりちりめん訪問着、梅を刺しゅうした 黒地の帯で帯留めは干支のウサギ、全部で100万円以上するものなのだとか…。

二人はずっと以前から着物雑誌の撮影その他で一緒に仕事をすることが 多かったそうですが、IKKOさんは 「池田先生を前にするといつも緊張するのよ」と言っていました。

小宮悦子さんも池田先生の見立てたコーデで、黒地の乱れ菊の訪問着に金地の帯、右肩の後ろに大きい乱れ菊が染めてあって、とても素敵なお着物 でした

池田先生のは「今はまだ松の内だから、お正月用のお着物を着ようと思ってタンスをごそごそしてたのだけどね。お母さん、お正月用の着物は全部、銀座松屋の展示にだしちゃったわよー。って娘に言われて今日は結城の紬を着てきました。どうぞご了承くださいね」  とのことでした。 
17日まで松屋で「池田重子 日本のおしゃれ展」が開催されているのです。 その展示にだしちゃった、ということらしいです

それから
「品が良すぎると野暮、粋が過ぎると下品になる。なんでもぎりぎりのところが美しい」
「着物でアバンギャルドなことをぜひどんどんやってみてください。 私はそういうやってみる、ということが大好きなの」  とも言っていました。

池田先生は寒くなると結城の紬をよく着るそうで、これが一番あったかいのよね、と言っていましたが、同感です。
梅の柄の帯にうぐいすの帯留めをしてみたり、着物のコーデではできるかぎりストーリーをつくると面白くてやみつきになりますよ、とのことでした。
IKKOさんも、池田先生の着物コーデは前も後ろも横も360度計算されているから完璧に美しいし、見事だと思う、先生からいただいたお着物は一生の宝物です、と言っていました。

小宮さんの司会進行も完璧だったし、あっという間の1時間でした。 ドアの近くに座っていたのですが、退場のときにIKKOさんに手を振ったらにこっと笑って「ばいばい」してくれたのが嬉しかったです

IKKOさん着物姿は 女性そのもの。キレイな人で、トークショーも楽しめました