埼玉県朝霞市のピアノ講師・金田陽子です。

ニコライ・カプースチン(1937〜2020)の訃報を聞きました。

モスクワ音楽院出身の作曲家、ピアニストです。

だいぶ前にカプースチンに関するブログを書いたのですが、いつのことか思い出せず💦


カプースチンの曲を知ったのは確か10数年前。


モスクワ音楽院出身なのにクラシック曲じゃないの?と思ったのが最初の感想でした。


クラシックとジャズを混ぜ合わせたような作風で、当時とても刺激的で「カッコいい!」と感じてCDを買いました。



↑ カプースチン本人の演奏です。


最初に手にした楽譜は全音の青い表紙の楽譜です。(友人から楽譜を借りました)


その後、プリズムの楽譜を購入して、コピーをしてから猛練習したんです。


楽譜が難しくて、グルーヴ感を出すのも大変で完璧には弾けませんでしたが、新たな曲との出会いに心躍りました。



日本の出版社から楽譜が出せるように尽力したのは、川上昌裕(かわかみ まさひろ)さんです。


川上さんは、ピアニストの辻井伸行さんを指導したかたで、たしか今も東京音大で指導されていると思います。


川上さんがカプースチンに何度もロシア語でメールを送って、ロシアに会いに行って日本で出版出来るようになったと記憶しています。


難易度が高いですが、とても魅力的な曲なので、是非聴いてみてください。


個人的には「8つの演奏会用練習曲」が好きです。

ニコライ・カプースチン(享年82歳)

ご冥福をお祈りします。