こんにちは。
金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
近年では、音楽の導入としてリトミックを1歳くらいから始めるかたが多くなりました。
「リズム体操」のようなイメージが強いかもしれませんね。
実際の内容は「リズム体操」とは違うのですが、小さいお子さんの場合、リズム体操のように感じてしまう部分もあると思うので、それはそれでいいように感じます。
リトミックの活動で、難しいと思う活動をあげてみますね。
①リトミックのカノン
②補足リズム
③ポリリズム
④クロノス
⑤ポリミーター
⑥リトミックの指揮
⑦ハンドサイン
⑧トランスフォーメーション
⑨倍加半減
など。(他にもたくさんの活動があります。)
リトミックの活動で難しいと思うのは、身体を動かして表現することです。
ピアノでなら両手で難しい曲も弾けるのに、足の動き(ステップ)と手の動き(手拍子など)でリズムを表現しようとすると、すぐにできなかったりします。
カノン・・というと歌唱によるカノン(輪唱)はよくやりますが、リトミックのカノンはステップカノンです。
しかも、手の動きも伴うカノンです[E:sweat01]
手で補足リズムを打ったり、リトミックの指揮をしながらだったりさまざまです。
1度に複数のリズムを記憶し、それを即座に身体で表現しなければなりません。
当然、すぐにできませんから練習してできるようにします。
そうしながら、すぐに身体が反応するようになっていきます。
ハンドサインは、ダルクローズ・リトミックのハンドサインです。
ハンガリーの「コダーイ・システム(音楽教育メソード)」にもハンドサインがありますが、動作は異なります。
子供も勉強する活動なので、おぼえてしまえば難しくはありません。
でも・・・、
なにかの楽曲を階名で歌いながら、足はその曲のリズムステップをして、ハンドサインもつける・・・・・・・。
↑ このような口、手、足の3つが同時に動くのは意外と難しいのです。
頭では理解していても、手足が動かない・・・ことが多いかもしれません。
楽譜などを見ながらは動けませんから、必要なことは記憶(暗譜)して動きます。
それを、すぐにやってのける・・・というのがリトミックの活動です。
それぞれの活動には目的やねらいがあります。
クロノス、ポリミーターなどは、大人には難しく感じるのですが、子供のほうが柔軟だと思います。
指導者がそれらの活動をきちんと理解して動くことができないと、教えることは難しいと思います。
だから、勉強している私達は必死です!!
さらに、生徒が動きやすいピアノ演奏、即興演奏などもあるので、勉強することがたくさんあります。
やりがいはあります。
↑ 個人的にですが『音楽教育メソードの比較』 を読んで勉強中です。
この本は、
1.ダルクローズ・リトミック
2.コダーイ
3.オルフ
4.コンプリヘンシヴ・ミュージシャンシップ
以上の4つのメソードを比較しながら特徴などを説明してある書籍です。
私は、ピアノ指導者です。
でも、リトミックの動きの勉強は、ピアノ演奏においてためになると思います。
そう思って、遠回りと思う道を進んでいます。
リトミックの活動内容がわからない方は、リトミック関係者から聞いてみてください。
脳トレにもなるような活動です。(笑)
とても楽しいですよ[E:up]
では、また明日[E:paper]