こんにちは。



金田音楽教室の金田です。




時間があるとよく聴く曲をご紹介します。



私の個人的な好みなので、他の方が聴くと好きじゃないものもあると思います。



①シューベルト:アルぺジョーネ・ソナタ イ短調 D.821



アルぺジョーネという楽器は、ウィーンで流行しないうちに姿を消してしまった楽器です。



現在はチェロで演奏されています。



ロストロポーヴィチの演奏がいいですよ~。



この曲はもう何十年も前から好きで聴いていたのですが、誰にも言わずこっそり秘かに聴いていました。



でも、当時親しかった友人も偶然、車の中で聴いていたり、チェロの友人が偶然、演奏会でひいていたり、最近も「この曲、大好き!」という人に出会ったりしました。



結構好きな人がいるんだなー、と思い嬉しくなりました。



静かにひっそりと哀愁ただよう旋律ではじまります。



チェロの音色がいっそう深みを増して美しいです。



ピアノ伴奏も美しく、デリケートな和声進行で最後まで飽きません。



大好きな曲です!



日本人の好きな旋律だと思いますよ。







②レスピーギ:子どものための6つの小品(4手連弾)



レスピーギはイタリア近代を代表する作曲家です。



イタリアの古典的な音楽と民族的な要素を取り入れた音楽が多いです。



かわいらしい「ロマンス」から始まり、変化にとんでいて聴いていても楽しい曲です。







③グラナドス:スペイン舞曲集



スペインといえば、アリシア・デ・ラローチャの演奏ですね。



今は亡きラローチャさんのお得意のスペイン舞曲です。



民族的な要素を残しながら親しみやすく美しい旋律です。



まず聴いて楽しんでみてください。



もちろん、ピアノで弾くのもよいですよ!







④ショスターコーヴィチ:交響曲第5番



私はバーンスタイン指揮、ヨーヨー・マ(チェロ)の演奏を聴いています。



旧ソヴィエト作曲界の第一人者ともいえるショスタコーヴィチ。



彼の代表作でもあります。



1937年に作曲されたのですが、ヨーロッパの国際情勢が緊迫を告げていた時期であり、それから第2次世界大戦へと進んでいったのです。



音楽も社会主義の基本的な方向に沿った作品を作るよう要請されていたため、自由に作れなかったり、作ったとしても批判されたりと大変な時代だったようです。



自由に作曲できる今の時代は幸せだなー・・と音楽史の授業をうけながら思った記憶があります。



この曲はソヴィエトやモスクワなどで演奏され、当初から人気があった曲です。



時代背景を考えながら聴くと、深い味わいがあります。



・・そのように私は思って聴いているのですが、家族がこの曲を耳にすると、「このこわい変な曲、やめて~!」と言います(笑)。



一般うけはしないのでしょうか・・。



好みの問題ですから。



こういう曲も聴いてみるとよいと思います。



①~③は特に問題なく聴けると思います。



④はどうなんだろう・・??



試しに聴いてみてください。



幅広い音楽に理解をしめすって良いことだと思います。



では、また明日[E:paper]