金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



プライド … 自尊心、自負心、誇り。



プライドが高い…というと、「自慢げ、自意識過剰、うぬぼれが強い、偉そう、」



そんな印象を持ってしまうのは私だけでしょうか?



良い意味と、あまり印象が良くない意味があり、



使い方によって、解釈もいろいろかもしれません。






私は有名なピアニストではありません。



でも、レッスン中に生徒さんの前で弾いてあげる演奏にはこだわりがあります。



上には上があるので、私より素晴らしい音を出す指導者はいますが、



ピアノを習い始めの導入期の生徒さんには特に、気を使って良い演奏をするようにしています。



小さな生徒さんにとっては、私が弾く演奏が模範となります。



最初は「まねる(模倣する)」ことから入っていくので、



私が出す音、演奏は最高のものでないといけないと思っています。



最高の音…という自信はないのですが、



私の出せる「ベストの音」と言ったほうが良いかもしれません。



初級で簡単な曲だからと、ただ弾くだけでは生徒さんの演奏に反映されません。



ある程度、年数がたったら、私が演奏するのではなく、生徒さんに考えて弾いてもらい、



より良い演奏を探していく。



そんなレッスンにしています。



絶対に適当な演奏をしない!



これは、私のプライドです。



そして、、、



よく、知人などに「ちょっと弾いてみてよ!」



と、 命令口調⁈で言われることがあるのですが、



「なんで 、今、ここで弾かなきゃいけないの?」



と思うこともあります。



美術大学卒業の人に、「ちょっと、今、何か描いてみてよ!」



と言いますか?



プロの人に向かって、理由もなくそんなことを言うのは失礼だと思います。



もちろん、必要なら演奏するし、絵も描くでしょう。



好奇心、興味本位で軽く言う人は、その人の人間性を疑います。



ボランティアじゃないので、そんな命令にはしたがいません。



プライド高いね!… と言われそうですが、



実際、そういうときはプライドが高いかもしれません。(苦笑)



本当にピアノ演奏を必要としている人のために演奏します。



初級のピアノの生徒さんのレッスンでも、たくさん模範演奏をします。



できる限り美しい音色で演奏します。



幼少期から 長い年月をかけてピアノや音楽の勉強をしてきたから言えることです。



私のプライド。



音楽家のプライド。



たいしたプライドでは ないけれど、



それもなかったら本当に「つまらない人間」になってしまいます。



明日も自分のため、生徒さんのため、私を必要としている人のためにピアノを弾きます。



キンモクセイ(金木犀)の香りがただよう季節。



素敵な週末をお過ごし下さい。




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では、また明日[E:paper]