こんにちは。



金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



ヴァイオリニストの千住真理子(せんじゅ・まりこ)さんの本を読みました。



内容は濃いですが、1〜2時間あれば読めると思います。



繰り返して読むと、さらに深く理解できます。




↑ 『ヴァイオリニスト 20の哲学』千住真理子 著(ヤマハ)2014年11月初版



帯に千住真理子流 目標達成法と書いてあるのですが、感動をうむ音楽の作り方、「心」のある演奏のしかたなどを書いています。



練習の工夫、緊張について、才能の伸ばし方、イメージの大切さ、暗譜のしかた…など、たくさんの項目に分かれています。



私は千住真理子さんの本は全て読ませていただきましたが、共感することばかりです。



千住さんの演奏も大好きです。



この本は、プロの演奏家魂…のようなものを強く感じさせる内容でした。






悩んだ経験が、他人を思いやるきっかけになる。


さまざまな感情が芽生え、いろいろな体験をするなかで「魂の音」を出す人間になる。


大切なのは「自分の尺度だけで世の中を見ないこと」。


他人の考え方は、自分とは異なるのだと気がついた時、他人の気持ちが少し汲み取れる。


他人の心に寄り添えるような魂の音色が出せるようになりたい。



うん、うん…とうなずくことばかりでした。



音楽をやることの厳しさや楽しさ、何のために音楽をやっているのかを考えさせられる本です。



音楽を少しでもやっている(いた)かたには興味深い内容だと思います。



ちょっと不調の私の心に響く言葉がたくさんありました。



演奏だけでなく、指導にも役立つ…というより、人間として大切なことを、音楽を通して語ってくれている感じがしました。






実は、私は読書好きなので、いつもびっくりされるほどの本を読んでいます。(ジャンルはいろいろです。)



本を読む時間があったらもっとピアノを弾け〜!と言われそうですが、すき間時間に本を読んでいます(笑)。



おすすめ本はたくさんあるのですが、ブログに書くほどでもないかな〜?と、いつも思ってしまうのです。



でも、今回は良い本だったのでご紹介しました。



人には好みがあるので、感じ方はそれぞれでしょう。



少し興味があるかたは、本屋さんで立ち読み?してみてください(笑)。



気に入ったら購入ですね!






少しずつ春の気配を感じますが、風邪などひかないように気をつけてお過ごしください。



では、また明日[E:paper]