金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
ピアノを教えていると、自分の弾く楽譜のほかに、生徒が使う楽譜もチェックするのですが、
「この楽譜は、使う生徒がいないから今は買わなくていいわ!」
などと思い、必要になった時に購入すれば良いと思って買わなかった楽譜がたくさんあります。
あとは、、、
その楽譜が出版された頃、金銭的に余裕がなかった、とか・・。
楽譜集めじゃないんだから、これは節約?してみよう、とか・・・。
そんなことを思いながら何年かたって、いざ買おうと思ったら、もう絶版になっていた・・・・・ということが何回もありました。
生徒の発表会で使う連弾曲集などは、どんどん新しいものも出版されるので、まあ、いいか・・と思うのですが、
ソロ曲で、素敵な曲だな~と思っていた楽譜が絶版だったりすると、かなりショックをうけます。
中古楽譜で安価なものが出ていればそれでも良いのですが、先日、どうしても欲しい編曲の美しい楽譜があって、迷ったあげくに定価の3倍の値段で購入しました。
自分でも少し、あきれています[E:sweat01]
でも、素敵な日本歌曲のピアノソロで、弾いて楽しんでます。
楽譜との出会いも一期一会かもしれませんね。
絶版になって入手困難な楽譜は、近現代の日本や海外の作曲家の作品が多いです。
以前、生徒のために1冊購入して、私は生徒に渡す前にそれをコピーしたこともありました。(ちょっと違法? もう時効?)
それも、当時はお金を節約したのです。
何年もたってから、やっぱり良い曲集だから購入しておこう・・と思ったら絶版になっていました。(ショックでした)
きれいな曲集なのに、コピーしか残っていない・・・。
なんだかさみしいです。
その楽譜はロシアの作曲家の曲集でした。
今でも、迷います。
外国の作曲家で、楽譜自体がそれほど有名でない場合など、少し購入を待とうか、それとも今、購入しておこうか、どちらがいいのだろうかと・・・。
今も5冊くらい迷っている楽譜があります。
生徒向きというか、私が楽しみで弾きたいようなわりと簡単な曲集などですが。
弾く曲はたくさんあるから、なくてもいいのですが、この先、弾きたいなーと強く思ったときに購入できなくなってると困るな~・・・と思ったり。
違うパターンもあります。
10冊くらいまとまってシリーズで出ていた楽譜で、当時は数冊だけ必要だったので、全部は持っていなかった楽譜があったのですが、それが絶版になっていて、中古で格安で販売されていたので全部そろえた・・いうのもありました。
私が中古楽譜を買うときに気にするのは、中に書き込みがあるかないかです。
いくら安くても、全ページに書き込みがあるものは買いません。
1ページだけ鉛筆で書き込みがあるくらいなら買う場合もあります。
書籍は図書館などで借りてくる・というのもよいかと思いますが、楽譜はそうはいきません。
楽譜との出会いや、絶版になったために弾けなくなってしまった楽譜(別れ)がいろいろあったので、今は作曲者や楽譜の形態を見て、買っておくべきか、少し待ってみるかをいつも考えています。
私にとってはとても大切な楽譜。
私が幼児のころの楽譜もとってあります。
楽譜全体にカバーフィルムを貼ってきれいに補強してあります。
子供の頃の楽譜をみると面白いのですが、ほとんど油性ペンで名前が書いてあります。
誰も取ったりしないのにね・・(笑)
普段の私はがさつな性格なのに、楽譜の扱いは丁寧かもしれません。
輸入版の楽譜(ヘンレやペータースなど)にもカバーフィルムを貼ってボロボロにならないようにしています。
以前買わなくて、絶版になって後悔した楽譜。
中古で見つけたら、なるべく購入しています。
売る業者さんも良心的な値段をつけてくれると嬉しいな~と思います。
そうやって、私の楽譜はどんどん増えていくのですね。
どうしよう!!!
もう、本棚に楽譜が入りきりません。
何か工夫しないと、弾きたいときに弾けないですね。
今度は収納の工夫をしよう(笑)
では、また明日[E:paper]