金田音楽教室の金田陽子です。
昔から、J-POP(日本のポピュラー音楽)など、日本語の歌の歌詞が聴き取れません。
友人に「この歌の歌詞、気持ちがよくわかるよね〜?」
…と言われても、私には???…??なことでした。
「私、歌詞を聴いてないからわからないよ〜。」
と言ってよくびっくりされたものです。
だって、その曲は、その友人と何十回も一緒に聴いていた曲だったから…。
歌詞が複雑で聴き取りにくいから、という訳じゃなさそうです。
耳に入ってこないのです。
右脳を中心として、音楽を聴いているからだ!
と、わかったのは少しあとのことでした。

右脳は音楽脳、左脳は言語脳、と言われることがあります。
私の場合、歌詞は視覚的に(歌詞カードなどを)「見る」と覚えられます。
見たものを、そのままグラフィック的に記憶することが多いです。
例えば、ノートに書いてあったら、写真に撮ったようにノートも一緒に覚えます。
耳から聴くのではなく、今はノートの1行目だな…のように頭に浮かぶ「ノートの写真」を思い浮かべています。
歌を覚える場合は、歌詞を見て(または、書いて)覚えます。
小学生の頃から、洋楽やクラシック曲を好んで聴いていたので気づきませんでした。
テレビで日本の歌番組は見ていましたが、
歌詞がテレビに出ていることが多かったと思うので、
覚えるのに不自由はありませんでした。
歌詞がわからないと楽しさが半減するかもしれません。
でも、音楽だけでも伝わります。
メロディー、人間の声、演奏されている楽器の種類、曲の編曲などから受ける刺激は、
歌詞よりも強いように感じています。
そうは言っても、脳は複雑で素人の私にはわからないことばかりです。
音楽にのせた朗読劇などは、普通に聴き取れます。
日本語のミュージカルやオペラはセリフは聴いているけど、
歌の歌詞は耳に入ってない気がします(苦笑)。
なんとなく、雰囲気で全体を聴いています。
歌詞のないピアノ曲なら、音名(ドレミ)で耳に残ります。
1度、弾いた曲は「楽譜の映像」が頭に浮かびます。
人の話を聞いて、その場の雰囲気や空気を読みとったりするのは「左脳」の働きで、
そのようなことには敏感なのですが、
時々、何かの説明などをされている時に、
理解する前に話が終わってしまうこともあります(汗)。
脳の機能が関係しているのか、
ただボーッとしているだけなのか、
おバカなだけなのか、よくわかりません。
でも歌詞が覚えられない人って、わりといるようです。
ピアノレッスンで歌う、子どもの歌などは「歌詞付きの楽譜」を見ているので覚えられます。
ピアノレッスンに支障がなければいいのかな〜と思っています。
脳って不思議ですね〜。

では、また明日[E:paper]