こんにちは。
金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
12月に入っても、体験レッスンが続いています。
今日は2才6ヶ月の男の子Aちゃんが体験レッスンに来ました。
ごあいさつはしたものの、表情はかたく警戒して、ピアノの椅子には座りたくないようで、お母さんにベッタリでした。
指人形を使って、ごあいさつの歌をピアノで弾き歌いしたら、上手に歌いながら手を動かし始めました。

好きな打楽器を叩いてもらったり、木製のビーズをヒモに通してもらったりしました。

Aちゃんの様子を見ながら、きらきら星など子どもが知っていそうな曲をピアノで弾きました。
きらきら星を歌いながら、ビーズをヒモに通しはじめました。
私を見てニコニコしてくれて、リラックスし始めたのが開始から10分後です。
いつも、子どもの笑顔は私にパワーを与えてくれる感じがします。
机に座って、線を書いたり、赤いものを探して色をぬったりしました。
2才なので、線からはみ出てグチャグチャ?に書いていますが、ニコニコしながら書いていました。
グルグルのうずまきや、波線、ギザギザの線、いびつなマルなどをたのしそうに書く姿を見て、、、、、
恥ずかしながら、初めて意識せずに、即興演奏をしたくなりました。
Aちゃんの書く形や線に合わせて、ピアノを弾いてあげたくなったのです。
即興演奏の間に、童謡を入れて、また即興演奏…という感じで…。
以前、師匠が弾く即興演奏を聴きながら、そのイメージを線であらわす…という課題をやったことがあるのですが、今回はその逆です。
描いている線や形を見ながら音楽を考える。
久しぶりに鳥肌がたつような刺激的な経験でした。
Aちゃんに感謝したいくらいです。
その後のAちゃんは、私に「電車の歌、もう1回歌う!」と言いました。
Aちゃんを私のヒザの上に乗せて、電車の歌(夢の音楽列車…という曲)を弾き歌いしたら、Aちゃんもピアノを弾きながら(叩きながら)歌いだしました。
そのあとは、知らない歌も含めて短い曲を10曲くらい弾きましたが、Aちゃんは歌ったり、ピアノを弾いたりしてご機嫌でした。
時間が来て、お別れのときにAちゃんが「また遊ぼうね!」とニコニコして言って、片手ハイタッチをして帰って行きました。
小さなお子さんは皆可愛らしいです。
今回の体験レッスンは、指導しながら私も忘れていたことに気付かされました。
普段も即興演奏はするのですが、型にはまった感じの即興演奏が多いのです。
今回は、形も何もない気持ちのおもむくままの演奏でした。
今までは即興であるようで、即興でなかったような気がするほどで、まさに「目から鱗(うろこ)が落ちた」レッスンでした。
明日も、即興演奏してみます。
即興演奏といっても、そんなに高度ではありません。
雰囲気にあった即興演奏であれば良いのです。
久しぶりに実践で勉強出来た良い日でした。
午後からは、息子のサッカーだったのですが、それも吹き飛ぶほど、かけがえのない嬉しい時間を過ごしました。

では、また明日[E:paper]