こんにちは。
金田音楽教室の金田です。
スペイン(バルセロナ)の作曲家、フェデリコ・モンポウのレクチャーコンサートに行ってきました。
演奏はピアニストの上原由記音先生。
スペイン音楽のスペシャリストでCDも著書も多数出されているかたです。
今日は「内なる印象」「子どもの情景」「魔法の歌」などを演奏してくださいました。
モンポウの曲はCDも何種類も聴いたし、自分なりに弾いていたのですが、上原先生のモンポウは、さすがに素晴らしかったです。
間(ま)のとり方、曲の濃淡の付け方、どれをとっても真似のできない演奏でした。
違う演奏を聴いているの?・・・と思うほどの素晴らしい表現での演奏でした。
「最小の手段で最大の表現」
それがモンポウのモットーだったようで、四分音符と二部音符だけで作られている曲もあります。
でも、上原先生が演奏すると、輪郭のある自己主張している曲に変わります。
楽譜を見て、作曲者の気持ち、思いを表現する・・とは、こういうことなのか、と改めて実感しました。
20世紀の作曲家なので、不協和音が入っていたり、中には小節線、終止線、拍子記号なし・・という曲も少なくありません。
楽譜をみて、それを表現するのが難しい作曲家だと思います。
上原先生も、これらの曲は習わないとうまく弾けないかもしれません、とおっしゃっていました。
上原先生は、パリ在住だったのですが、最近帰国され沖縄の大学で教えていらしゃいます。(沖縄に居を移されました。)
東京には月に2回来るわよ・・・とおっしゃっていた先生。
私も、もう少しモンポウを弾き込んで、上原先生にレッスンしていただきたいと思いました。
それにしても、ピアノ曲ってたくさんあり過ぎる[E:sweat01]
弾いても弾いてもキリがないです。
そこがいいところかもしれませんが。
フランスの作曲家、フォーレの「弦楽とピアノのための5重奏」を聴いて作曲に開眼したモンポウ。
フォーレのこの曲も、とても素敵な曲です。
次回は9月に、モンポウの「歌と踊り」全曲のレクチャーコンサートがあります。
「歌と踊り」は、私が特に好きな曲。
とても楽しみです。
また、素敵な音、音楽に出会えました。
ありがとうございました。
では、また明日[E:paper]