こんにちは。
金田音楽教室の金田です。
子供の導入教本を何にしようか悩む先生も少なくないと思います。
ピアノを始める年齢、性別、性格、体型、ご父兄の希望などで使う教材が変わることが多いと思います。
ここで、何にしようか考える先生は素敵だと思います。
生徒のことを考えているということですから。。。
よほど教え慣れたベテラン先生であれば、何も考えなくてもすんなりとレッスンに入れるかもしれませんが。
私は、いろいろな教本を使用します。
でも、その中で特によく使う教本があります。
①ピアノランド または プレピアノランド
②ぴあのどりーむ
③オルガン・ピアノの本
④ラーニング トゥ プレイ
このあたりが特によく使うかもしれません。
でも、他のメソードも使うのですよ!
アルフレッド・ピアノ、うたとピアノの絵本、グローバー、バスティン、バーナム、トンプソンなどなど・・・・そのときに応じて使いわけます。
個人的には、生徒の弾く曲に先生の伴奏がついている教本が好きです。
生徒も喜んでくれます。
ピアノランドの伴奏は素敵な響きで生徒も喜びますね!
ぴあのどりーむは全曲ではないですが、簡易伴奏がついています。
オルガン・ピアノの本や、うたとピアノの絵本などは、あとから伴奏曲集が発売されたので、先生が練習しておけば素敵な連弾になります。
ラーニング トゥ プレイは曲が個性的で、生徒も個性的な感じの子にしか使わないのですが、個人的には良い教本だと思っています。かわいらしい絵などはついていないので、幼児には向いていないかもしれませが。
でも、先生がきちんとその教本を理解していれば、どのようにでも使えると思います。
幼児の生徒には、絵が可愛らしくカラーで書かれていたりすると興味を持ち楽しそうに弾く傾向がありますね。
最近は、ブルグミュラーやチェルニーなどの練習曲も、表紙を可愛らしくしたり、曲にタイトルをつけたり、イラストを加えたり・・・など子供の興味を弾くものが発売されていて、とても素晴らしいことだと思います。
さて、話はちょっと変わりますが、
ピアノ愛好者の方から、私達指導者へ厳しく身の引き締まるお言葉をいただきました。
私の直接の知り合いではないのですが、その言葉を目にする機会があったので全文、以下に引用させていただきます。
生徒の多くは、音楽を仕事とはしないでしょう。
せっかく音楽を習ったのに辛い思いをしたために、逆に音楽を遠ざける結果になったという話も聞きます。
競争やしつけのツールとしてではなく、音楽が人生のかたわらで彩りをそえる、時には支えてくれる存在となるような音楽教育をしていただきたいです。
つまらない、退屈なレッスン。
弾きたくないのに有無を言わさず出させられるコンクール。
良くわからないのに、どんどん進んでいく面白みのない教本。
エラそうにデーンと座っているだけの先生。
そのようなことは避けなければなりませんね。
いつでも油断せず、生徒の様子を見て思いやりのあるレッスンをしなければと思います。
ずいぶん前のことですが、私の失敗談です。
毎週がんばって弾いてきて、どんどん進んでいったYちゃん。
センスも良く、とても上手に弾けるし、こちらの言ったとおりに言うことを聞いてくれていました。
将来有望だ~・・・と思っていた矢先、小学5年生の冬に限界がきました。
「今までがんばってきたけど、つらくてもう無理です」・・と。
張り詰めていた糸が切れたのですね!
特に厳しくしたというわけではないのですが、よく弾けていたので要求は大きかったかもしれません。
ピアノは嫌いじゃないけれど、他の楽しい遊びも体験してみたいとのことでした。
これは、私がピアノを教え始めて2年目にあった出来事で、私が変わったのはここからです。
それからは、もっと生徒の声を聞いて、先生に言えないことはないか、遠慮していることはないか・・定期的に生徒達と話すようになりました。
そう思っていても、教えることは難しいですね。
いつも、生徒のためを考えて、音楽の楽しさをわかってもらうためにレッスンしています。
まだまだ勉強が必要です。
話がそれましたが、子供の導入教本で失敗すると、生徒にとっても苦痛かもしれないですし、時間的ロスも出てきます。
よく研究して、指導したいですね。
がんばりましょう!
では、また明日[E:paper]