こんにちは。



金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



ピアノの体験レッスンが多い時期ですが、


2才児の体験レッスン希望者がとても多いです。



私の教室では、最近2才半〜の生徒さんを受け入れるようになったのですが、あまりの反響にびっくりしています。





2才のお子さんは、入室すると知らない場所や初めて会う講師(私)を警戒したりします。



恥ずかしがって、お母様(お父様)から離れないことも珍しくありません。


グループレッスンでは、わりとリラックスするお子さんが多いですが、個人レッスンなので当然かもしれません。



お問い合わせをいただいた時に、恥ずかしがって(または警戒して)何もしない場合もある、と伝えています。



個人差がありますが、10〜15分くらいは警戒を解く時間になります。



私がピアノを弾くと、近づいてくるお子さんもいます。



小さい楽器や教具に反応を示すお子さんもいます。



可愛い指人形やパペットに興味を持つお子さんもいます。



でも、教室に置いてあるものは、全て音楽にかかわる目的のあるものばかりです。






可愛いだけの玩具や、ぬいぐるみなどは置いてありません。



キチンとした目的のある教具と、私の対応とピアノ演奏でお子さんを惹きつける努力をしています。



先日、2才10カ月の男の子が、ご両親と体験レッスンに来ました。


入室してグランドピアノを見ると、お母様にべったりくっついて、恥ずかしい様子でした。



予想通りの反応です。



1番目の教具で誘ってみました。



ご両親も一緒に協力してくれましたが、興味を示さず、



私がピアノ演奏をしたら、お父様のひざの上に乗ってピアノをポンポンと弾き始めました。



いよいよ私と音楽遊びをしてくれるのかと思い嬉しくなりましたが、またお母様にくっついてしまいました。



たくさんの教具を、少し離れたところに並べて置いたら、すぐに興味を持ちました。



ニコニコして可愛いお子さんですが、私があまり近づくのはダメなようでした。



そのお子さんが興味を持ったのは、卓上ベルでした。↓




そして、ほとんどの2才のお子さんが興味を持つのが穴通しのビーズです。↓




ビーズには目的がいろいろあります。


指先の訓練


色の認識


数の認識


イメージ作り


結局、その日はビーズ通しをしながら私と会話をし、



カスタネットを一緒に叩き、



歌を少しだけ歌い、



最後はハイタッチをさせてくれました。


書く作業は出来ませんでした。



体験で行うことは、お子さんによって違いがあります。



2才児の体験は3回まで可能にしています。(有料です。)


1回目は私に慣れることから始めます。



保護者様はとても満足されて、2回目の体験予約をされました。



入会を前提にとのことです。



2回目からは、たっぷり1時間レッスン(音楽遊び)ができます。



2才児の問い合わせが多いということは、早くから我が子にピアノをやらせたいと思うかたも多いということです。



まだ早い…というのは簡単ですが、2才のレッスンはこんなことをします…と、教えてさしあげるのも講師の仕事だと思っています。



それを見て、知って、入会を先延ばしにするのも良いですし、


早期教育として始めるのも悪くないと思います。



指導する私達は、年齢が低いほど責任重大ということを自覚しなけれはいけません。



とてもエネルギーがいります。



でも、個人差が大きく、個性がさまざまで教えがいがあります。



こういうことがしたくて、コツコツと勉強し、指導を続けてきたんだ…と感じています。



まだまだ未熟なので、勉強、実践を積んで頑張ろうと思います。


長くて真面目な内容になりました。



では、また明日[E:paper]