こんにちは。



金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



ここのところ、体験レッスンが集中しているので、改めていろいろ考えました。









幼児や小学校低学年の初心者の場合は、指導法はだいたい決まっています。



ただ、生徒さんの雰囲気(性格)や好みが、少しずつ違うので教本選びや、アプローチの仕方を変えています。



ピアノを弾くところから入っていくか、

歌うことから入っていくか、

リズム練習などから入っていくか、

表現力(想像性)から入っていくか、

セオリー(理論)から入っていくか、

微妙に違います。



鍵盤で「ド」の場所を覚えたりすることは、どんな生徒さんでも同じです。



ただ、小さい生徒さん達は同じように見えても、好みなどが全然違う…と、最近強く感じて、あれこれ考えています。



どの教本を使うか、ということではないんです。



どの方向から教えるかだと思っています。



今は、趣味でちょっと弾ければ良い…というかたも増えてきたので、生徒さん側の要求に答える指導も必要だと思います。



趣味でいい…という生徒さんも、いつ真剣に音楽をやると言い出すかわかりませんから、そんなことも視野に入れて指導しています。



生徒さんの言いなりになるとか、生徒さんに振り回される…ということではないんです。



プロならば、生徒さんの要求にこたえながら、楽しく、そして早く上達するように導いていきたいです。



簡単なようで難しいですね!




ピアノ講師になりたての頃は、音符が読めて両手で弾けるようにしてあげれば良い…と思ってました。



私達の仕事は、その先の指導が大切なのに。



美しい、楽しいと感じる気持ちを持ってもらい、適切な表現で演奏出来るように指導しないといけませんね。



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先日、中学3年生のかたが体験レッスンにみえました。



小さい頃、少しだけピアノを習っていたけれどイヤで辞めたとのことでした。



でも、お気に入りのYou Tubeの動画を見ていて、またピアノを弾きたいと思ったようです。



その動画を私も見ましたが、 確かに上手で素敵な(かっこいい)演奏でした。



その動画を見てピアノをきちんと習いたいと思った生徒さんを、目標を持って楽しく指導していくことは、私も楽しみではありますが、責任重大だなと感じています。



低学年の生徒さんと同様に指導していたら、時間だけが過ぎていってしまいます。



重要な部分をしっかり身につけることができればよいと思っています。



同時に、目標の曲に似たフレーズ練習や、好みの曲を見つけてもらうなど、基礎技術を習得しながらヤル気がなくならないよう、いろいろ会話しながら引っ張っていきたいです。



いくつか体験レッスンを受けてきて、最終的に私のところで習うことになりました。



身の引き締まる思いですが、とても嬉しいです。

(ちなみに、その生徒さんは中高一貫校に通う、さわやかな中3男子です。)



来週も別の体験レッスンがあります。



長い夏休みに入る前ですが、心を込めて指導しようと思います。


今日もダラダラと書いてしまいました。








では、また明日[E:paper]