こんにちは。



金田音楽教室の金田です。




近・現代を中心におすすめ楽譜をご紹介します。



このあたりの時代の曲集は好みが激しいので、生徒に与えるときはよく考慮したほうがよいと思います。






①スチャトニー こどものためのピアノ小品集



スチャトニーは、チェコスロバキア出身の作曲家。



わかりやすい楽曲構成で演奏しやすいと思います。



ブルグミュラー程度で弾けるでしょう。






②カバレフスキー 24の小品集Op.39



ロシアの作曲家のカバレフスキー。



こどものためのピアノ小曲集Op.27のほうが有名だと思いますが、それより簡単で短い曲が多いので、わりと早い時期から与えることができます。






③たのしいポリフォニー1



この本は1~3巻まであり、著者の岩間稔さんの作品もありますが、コレルリ、バッハ、ヘンデルなどのオリジナル曲の他に、世界的な民謡や日本の曲、クラシックの名曲などをポリフォニー(多声部音楽)に編曲したものです。



1巻のはじめは、ポリフォニーを知らない生徒のために、やさしいカノンで始めてあります。「かごめかごめ」、「キラキラ星」、「月のひかり」、「ほたるこい」などなじみのある曲を2声部音楽に仕上げてあります。



この時期からこのような曲を弾いていると、左手でメロディーを弾くことに抵抗を感じないと思います。



1曲も8小節程度で短くて良いです。



バイエル中頃から弾けると思います。






④湯山昭 ピアノ小品集



湯山昭さんと言えば「お菓子の世界」が特に有名ですね。今回はあえて違う曲集にしました。曲のタイトルに熱い思いが込められていると湯山さんは言っています。



表現力、音楽性を育てるのに良い本だと思っています。



ブルグミュラー程度でも弾けると思いますが、ペダルも踏みますし、ソナチネアルバム程度の生徒に抜粋で与えてもよいかと思います。



この曲集は特に、先生の模範演奏が必要だと思います。そこから生徒自身の音楽を作り出すほうが弾きやすいでしょう。



自分で考えて、想像して弾いてきて!・・・などと言うのはかわいそうな気がします。






⑤はじめてのギロック



初心者向けのソロ曲集です。



・・・と言っても、ペダルを踏む箇所が多いので補助ペダルを使うか、なくても何とか踏める身長の生徒さんによいのではと思います。



ギロックの曲集は、わりと人気があるのですが、指導者の方によっては「あまり使いたくない」・・ということもあるようですのでお好みでどうぞ。






⑥田中カレン 星のどうぶつたち



素敵な響きの曲集です。



田中カレンさんは、私の好きな作曲家のひとりです。



CDはカレンさんの友人である、ピアニスト仲道郁代さんの演奏で発売されています。



CDを聴くだけでもいいと思います。



弾くのは意外と難しいですよ!



でもこのような曲調が好きな生徒は結構いるはずです。



どのように生徒に紹介して与えるかは先生の腕の見せどころ?



他にもいろいろ紹介したいのですが、次回にしましょう。



では、また明日[E:paper]