少し前から、ピアノの音が変だなーと感じはじめました。
本当は、そう思う前に調律をしなければいけないのですが、
今年はスケジュール調整がうまくいかず、ちょっと遅れての調律になりました。
それでも、1年に1回は調律していただいてます。
狂っていた音が、少しずつもとにもどっていく感じっていいと思いませんか?
調律師さんが、音を出しながら正確な音に変えていく。
音に透明感が出るように、変化していくのがわかります。
自分自身の姿勢もまっすぐになる感じがします、笑。
目をつぶって、音がクリアになっていくのを聴いていると、
なぜかいつも、ドビュッシーとかラヴェルなどが弾きたくなります。
あとは、サティーとか・・。
みんなフランス系ですね!
調律したすぐあとは、ベートーヴェンのような厳格な感じの古典派音楽より、ちょっと、ふわーっとしたフランス系の曲で、正確になった音を確認してみたい気持ちになるんです。
不思議・・。
私だけかもしれません。
ショパンなどでもいいのですが・・。
私のピアノをお願いしている調律師さんは、大学卒業後からの長いお付き合いです。
もう、私のピアノのこともわかってくれているし、私がどういう音を望んでいるかもわかっています。
アップライトピアノよりも、グランドピアノの調律のほうが多いベテラン調律師さんです。
調律が終わってからのティータイムも楽しみです。1年間の出来事を話したりして近況報告し合います。
長いティータイムのあと、私はすぐにピアノに向かいます。
最初は曲じゃなくアルペジオを弾いたり、スケールを弾いたりしますが、そのあとは、サティーやラヴェル、ドビュッシーなどの曲を弾きます。
ほかには、
フォーレや、シャブリエなど。
フランス以外では、フィビヒやシューマン、ギロックとか。
アンドレ・ギャニオンとか久石譲さんの曲も弾くかなー。
不思議なことに、大好きなバッハは弾かないですね。
何か、感覚的に自分で感じて(決めて)いるんだと思います。
聴覚が求めるもの?
直感? ・・これって五感じゃないですよね。
たいしたことではないですが、いろいろ考えると楽しいです。
ピアノを弾くかたは、調律したあとに弾く曲を考えてみると楽しいかも・・。
では、また明日[E:paper]