こんにちは。



金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。




音楽(ピアノ指導)関連でおすすめ本をご紹介します。



少し前からヤマハの楽譜売り場に平積みされている有名な本ばかりなので、ご存知かもしれませんが。




①『自分の音、聴いてる?』(春秋社)



音楽教育家、指導者としてもご活躍の山本美芽(やまもと・みめ)さんの著書です。



多方面で活躍されているライターの山本さんの本は、鋭い視点で私達にいろいろなことを気づかせてくれます。



聴く力の重要性、聴くことは歌うことなどについて書いていますが、私が一番共感を覚えたのは、アンサンブル体験で耳を開く・・・ということです。



弾きながら合わせる。・・そのために聴く。



そのようなことを経験するうちに耳が開かれた状態になる。



演奏していても、歌をうたっていても「ちゃんと聴けていない」ことも多いようです。



そう言われてみると、私にもそんな感じのことがあると思いました。



聴くこと着目したとても良い本です。







②『生徒がやめない!ピアノ教室』(ヤマハ)



ピアノ教室の人気ブログでも有名な、ますこしょうこ(益子祥子)先生の著書です。



セミナーの依頼も多数あるようで、大忙しのしょうこ先生ですが、生徒数が85人ってすごいでしょう?



しょうこ先生がひとりで教えているのです。



でも、手抜きレッスンなんかじゃありません。



さまざまな工夫が、この本に書かれていますが、この本以外にもいろいろなことをしていて本当にすごいのです!



何より、素晴らしいのは生徒達をひきつける、しょうこ先生のお人柄。



元気で明るく優しい、そして有能・・・・。



私もしょうこ先生が大好きなんです。



こんなにすごい先生がいたんだ~・・と感心させられ、勉強になる本です。






③『ピアノ嫌いにさせないレッスン』(ヤマハ)



フランスでピアノ指導をなさっているピアニストでもある舟越清佳(ふなこし・さやか)さんの著著です。



フランス人と日本人の性格の違い、ピアノ教育に関する考え方の違いなどからはじまって、21世紀の音楽教育のあるべき理想の形についてまで書いています。



指導法についても言及しています。






自分の価値観を生徒に押しつけない。



生徒の目標と自分の目標を混同しない。



自分にしかできないレッスンを確立する。



その子のためのレッスンをする。



他にもいろいろなことが書かれています。

共感することが多く、とても勉強になりました。



自分の考えが間違っていないんだ・・・と少し嬉しくなりました。



もちろん、ここに書いてあることが正論ではないかもしれません。



考え方はいろいろあるのですから。



でも、こういった本を読んで、自分を見つめなおしてみるというのも大切だと思います。



気になる本があったら、是非読んでみてくださいね!



では、また明日[E:paper]