皆さん、アンニョ~ン^^
最終回後半
物語はまとめに入りました

父を思う子供たちの思いに
泣かされます

なので
今まではスルーしていた
ドクチュルとチェロク以外の
登場人物たちのセリフも
できるだけ拾ってまいす

よこりん的ホンニャクコンニャクは直訳なので
日本語としておかしい所や
間違いが多々ございますが…
笑ってスルーして下さい


それでは、すたーとっ










その夜、ドクチュルの家に
家族が全員集まった
ドクチュルの舞台成功を
祝うためだった
舞台で舞うドクチュルは
本当にカッコ良かった…と、
ソンサンまでもが認めた
皆が喜び、幸せで…
明るい笑い声が
部屋中に溢れていた
そんな時、ドクチュルが言った
話がある…と
もうそろそろ介護医療院に行くつもりだ
あんなに賑やかだった部屋の中は
思いがけないドクチュルの言葉に
一瞬で静まり返ってしまった
父さん、何を言っているんですか?
ソンサンが尋ねる
昨日のような事が
また起るだろう
時間が経っても
記憶は戻らないだろう
お前たちの名前を言っても
わからない瞬間もあるだろう
私はそんな姿を見せたくはない
ドクチュルの話を聞いて
そんなことは気にしない!
家族なんだから
家で不自由なく暮せるように
私たちが頑張ります
もう少し様子を見よう
と、家族達は口々に反対するが
ドクチュルの決心は固かった
反対してくれるな、みんな…
私が暮す場所は私が決める
介護医療院ももう予約してある
ギョソクがいた所だ
驚き、何か言おうとしたヘナムだが
その言葉を飲み込んでしまった
しょっちゅう会いに来ればいいじゃないか
何も分からなくなってから入るのは嫌なんだ
今入れば適応も早いし
新しい友達もできる
私は遠足に行ったと
旅行に行ったと思ってくれ
あなたの気持ちも分かるけど…と、
言いかけたヘナムの言葉を遮る
分かるなら
そうさせてくれ、ヘナム
いつもとは違う頑ななドクチュルに
誰も何も言えなくなってしまった



父さん、何してるの?
ソンスクが部屋に入って来た
道路が凍結する前に早く帰れと言う父に
父さんがまた送ってくれる?と尋ねる娘
父さんが雨が降るたびに
私を迎えに学校に来てくれたでしょ?
私がおっちょこちょいで
いつも傘を忘れて行って
夏でも風邪をひいてしまうから
雨が降れば父さんが
なぜか黄色のカッパを着て
校門の前にいたじゃない!
覚えてる?
思い出し笑いしながら
そう尋ねるソンスク
覚えてるさ…と、微笑むドクチュル
私もいつか、子どもができたら
「父さんみたいにしなきゃ!」
って思ってたんだけど…
でも、今になってみると
ちょうど良かったみたい
私が父さんにもらったものを
自分の子どもに返すんじゃなくて
父さんに返すってことだったみたいだわ
床に座って
ソンスク…と娘の名を呼び
その手を取るドクチュル
父さんが私に
食べさせ、服を着せて
眠らせてくれたから…
これからは私がそうするわ
父さんが言葉を忘れたら
私が言葉を教える
父さんが文字を忘れたら
私がハングルを教えてあげる
ねえ…!
だから、父さん
どうか、行かないで!
父は娘を抱き寄せ
娘は父の肩に頭を置き
共に泣いた



父と母を訪ねたチェロク
母さん、父さんも来たよ
母さんも一緒に見れたら
よかったのに…
だけど、見たよね?母さん



その朝、チェロクは
スマホの呼び出し音で
目を覚ました
朝から誰だ…
ため息をついて電話に出る
モーニングコールだ、チェロク!
元気なドクチュルの声
ハラボジ!?
飛び起きるチェロク
ハラボジは何だったんだ?
そんなことを考えながら
スタジオに入ったチェロクは
ドクチュルの姿を見て驚いた
ハラボジ、ここになぜ来たんですか?
なぜって
チェロクのマネージャーじゃないか!
私は高く舞ったから
今度は君の番だ
その時までこのマネージャー
シム・ドクチュルが一生懸命
お手伝いするよ
だけど、チェロク…
君はこんなに遅く来てもいいのか?
明日から1時間早く出て来なさい
コンクールまで
二週間しか残ってないぞ
こんなに怠けてていいのか?
口うるさく小言を言いながら
チェロクの後をチョコチョコと
追いかけるドクチュル
もう、ハラボジ!ちょっと!!
たまらず逃げ出すチェロク
スンジュがスタジオにやって来ると
そこにはチェロクとドクチュルの姿
手帳に書きとめる
この見慣れた風景に
思わず微笑むスンジュだった
高くジャンプして
クルクルとターン

チェロクの様子をくまなく
書き留めるドクチュル



最後まで素敵だわ、ハラボジ
ソリが言った
そして、なぜここに呼び出したのか?と
黙ってポケットに手を入れるスンジュ
前を向いたまま
これ…と、
小さな箱を渡す
中には指輪
最初の指輪より高いんだぞ
そう見えるわ
冷静にそう答えると
ソリは
何もなかったように
指輪をポケットに入れた
おい、これはプロポーズだぞ
予想外の反応に戸惑うスンジュ
わかってるわよ
いや、分かってるのにどうして?
何が気に入らないんだ?
さあね?と、言いながら
ため息を一つつき、
スンジュを見ようともしないソリ
え?もしかして、今のは
俺が気に入らないってことか?
スンジュの問いかけに
何も答えず
ソリはコーヒーを飲んだ
いいよ、しない!
子供みたいに拗ねるスンジュwww
今まで彼らのシーンはカット
してきましたが

スンジュとソリの関係もぐっぐっぐー

ドクチュルと出会って一番変わったのは
スンジュだったかも知れませんね




その夜、ウノが帰宅すると
居間に父の姿が無かった
ソファーの上に青いグローブ
さっきまで父がパソコンを使っていた様だ
画面を覗いてみると、求人サイト
何気なくグローブをはめてみる
ハラボジがくれたんだ
部屋の奥からソンサンが現れた
父さんは中学校の時まで
野球をやってたんだよ
娘の手からグローブを取り返す
父さんが?
驚くソリ
似合わないか?
グローブをはめると
ソンサンは
少年のように微笑んだ
と言うより、ちょっと意外だったの
父さんは勉強だけしてたと思ってた
野球ができなくなってから
勉強だけしたんだ
野球をしてた時って幸せだった?
ウノは父に尋ねた
昔を思い出すように
少し考えると
うん、幸せだった
と、頷くソンサン
だけど父さんは
いつが幸せなのか
分かっているのね…
羨ましそうに呟くウノ
ウノ、父さんな…
分からなかったんだけど
やっと分かった
ありがとう
そして…悪かった
舞台に立つ父さんを見た時
ずっとお前の事を考えてたんだ
「うちのウノも、したい事をすれば
あんなふうに笑うのかな?」って
ウノ、お前も
お前が好きな事をしなさい
お前が幸せになれる事を
そう言って娘に微笑みかける父
うん
ウノも嬉しそうに頷いた



珍しく朝から家族を招集したソングァン
残念ながらソンスク夫は
研修旅行のため欠席
スーツ姿で現れたソングァンに
見合いに行くのか?
と、笑うソンサンたち
見れば分かるさ
父さん、一緒に見よう
そう言うとソングァンは
TVのリモコンを手に取った
画面に映し出されたのは
ドクチュルとチェロクの姿
ドキュメントが完成したのだ
チェロクの指導の下
練習に励むドクチュル
夢に向かって精一杯
羽ばたこうとするドクチュルに
家族たちはみんな目を細めた
アルツハイマーを患い
その恐怖と戦いながらも
夢を叶えたその姿に
胸を打たれない者は
一人もいなかった
ドクチュルのドキュメントは
オーディションの映像で終わった
【バレリーノ シム・ドクチュル】
ドキュメントを視聴して下さって
ありがとうございました
ドクチュルとソングァンに
大きな拍手を送るヘナムたち



いつものソファーに座る
ドクチュルとソングァン
私はそんな人じゃないのに
すごくカッコよく映ってたな
うまく仕上げてくれてありがとう、ソングァン
ソングァンは父の言葉に
照れくさそうに微笑み
そして、言った
父さんが病気だと知った後から
僕が一番切実だったものが
何か分かりますか?
時間です
「父さんがあともう少し長く
僕を覚えていれば…
あと少しだけ僕の側にいれば」
僕だけがそうかと思ってたんだけど
編集していて気づいたんだ
父さんもそうなんだってことを
バレエをする時間が父さんにとって
本当に切実だったってことを
僕さ…
また病院に戻るよ
病気の人にとって一番
必要なのは時間で
医者はそれを増やすことが
できるじゃないですか
最善を尽くしてみるよ、父さん
そうか…よく考えたな
嬉しそうに末っ子の手を握る父
そして、空を見上げた
雲一つない夜空には
丸い月が輝いていた



公園のベンチに並んで座る
チェロクとウノ
叔父さんは後で渡すつもりだったけど
役に立つかと思って…
そう言ってウノはチェロクに
メモリースティックを渡した
私は君は才能かと思ってたんだ
だからすごく羨ましかったんだけど
これを見てみると申し訳なくなったわ
練習量がめちゃくちゃすごかった
全て出して来てね、イ・チェロク!
ウノの言葉に、うん!と
嬉しそうに頷くチェロク
それれとね…
私、見つけたんだ!
一瞬キョトンとしたチェロクだが
見つけたの?と、笑顔になった
そうすると思ってた!おめでとう!!
初めてだったの…
先輩の紹介で何も考えず
バイトしに放送局に行ったの
前の私なら当然(バイトを)
断る選択をしてたわ
だけど、あの日
「ハァ~、もう知らない!
とりあえず何でもやってみよう!
私がしたい事を見つける時まで
やってみよう!」
そう思ったんだ
それで、そこで見つけたんだね?
と、チェロク
うん
夢がこういうものなのか
正直よくわかんないけど
今、私が言えることは
一日が楽しいってことかな?
スタジオに入ると、幸せだな~って
全部、君のおかげだよ
ありがとう、チェロク
ずっと幸せならいいな
君が作るラジオ、期待してるよ





ラストは画像タップリで
くまなく書きたいので
ここで区切ります
ソンスクの父を思う気持ちに
涙が止まらず…
ブログ書きながらまた号泣
ソングァンはまた病院に
戻るだとうとは思ったけど…
こういう理由かー!
と、また泣くよこりん
スンジュのプロポーズも
すごく彼らしくて良かった
チェロクとウノの関係も
何だかとっても可愛い
急にカップルとかならなくて
ホンと良かった~!
あらすじは
次回で終われると思いマス
それでは
今日も最後までお付き合い頂いて
ありがとうございました

*画像お借りしました