突然ですが…私は漫画が大好きです
中学生の頃から読んでいる『別冊マーガレット』は、今でも毎月購読していますww
年間12冊だから…私って、集英社にかなり貢献してますよね
私が小さい頃、漫画やアニメは子どもを堕落させる「悪いモノ」みたいな扱いを受けていました。
同居していた祖父に「そんなん読んでたらアホになるで!」と、よく言われたものです
でも、漫画も立派な本もどちらも「文字」で成り立っているんですよね。
だから私は本や小説も大好きで、かなりの数を読んでいました。
うちのダーさんも本が大好き。
彼は特に歴史関係。
我が家には相当数の漫画や本があります。
自分が漫画を読む事に罪悪感を抱かされていた経験から、息子たちにはゲームは買わないけど「本」なら漫画だろうが何だろうが欲しがる物を買い与えていました。
当然、息子たちも漫画や本をよく読みます。
次男はヲタク系に走っていますがしょっちゅう本を読んでいます。
そのお蔭なのか?
次男は数学はサッパリだけど、国語の成績だけはかなりのものです。←理数系の高校なのに
話が逸れてしまいましたが…とにかく私は漫画(特に少女マンガ)が大好き
最近はゆっくり座って本を読む時間が無くて、あまり読まなくなりましたが
そんな私が、いつも新刊発売を心待ちにしている漫画がこちら↓
3月のライオン
著者:羽海野チカ / 白泉社
*『ハチミツとクローバー』の作者です。この漫画も大好き
登場人物
あらすじ
主人公は黒縁メガネの男の子、桐山零(きりやま れい)17歳。
中学生の時にプロになった棋士です。
零は小学校三年生の時に交通事故で両親と小さな妹を亡くし、一人ぼっちになってしまいました。
葬儀場で親戚たちが零を施設に入れようと相談している時、亡くなった父の友人が現われます。
父が生きている時から零を「一人の人」として接してくれていたその友人は、プロ棋士の幸田。
血の繋がった親戚たちよりも、幸田の姿を見て「叫びだしたいほど懐かしい」と思った零。
零に一言「君は将棋 好きか?」と、尋ねた幸田。
「はい」と…人生で初めて、生きるために嘘をついた零。
こうして「将棋の家の子」になった零。
「将棋の家」で零を待っていたのは、零より4歳年上の娘・香子と零と同じ歳の息子・歩。
零と同じく棋士を目指す幸田の子供たち。
心から将棋を愛する幸田には、良くも悪くも全てが「将棋中心」だった。
だから彼を愛する者は、彼の視界に入り続ける為に強くなるしかなかった。
必死に将棋を学び、その才能を開花させていった零。
零に将棋で抜かれ、将棋をやめて部屋に篭ってゲームにのめり込むようになってしまった歩。
零に勝てず、将棋をやめるように父から言い渡された香子。
香子はその後、街で遊びまわるようになってしまいます。
いたたまれなくなり、ますます将棋にのめり込むようになった零。
そして、零は中2の終わりにはプロの一歩手前にまで到達します。
その頃、零はTVで「托卵(たくらん)」をする鳥の事を知ります。
カッコウはモズやホオジロの巣に卵を産みつけ、卵からかえったカッコウのヒナは元々の子供たちを卵のうちに全て外へ落として巣を占領してしまう。
何も知らない育ての親は、自分の子を殺した他人の子にせっせとエサを運び育て続ける。
たとえカッコウのヒナが自分より大きくなってしまっても…。
カッコウのヒナは自分だ…と思う零。
「自分が幸田の家族を、そして幸田自身を喰いつくす前に…一刻も早く家を出よう。」
そう考えた零は、プロになって賞金を稼ぎ自立するために高校進学を諦めて将棋に集中します。
そうして中学生三年生でプロになった零は「将棋の家」を出て一人暮らしを始めます。
結局は一年遅れで高校に進学した零でしたが、友達もできず孤独な暮らしをしています。
必要最低限以外の物はカーテンも何も無いその部屋は、空っぽの零の心の中を象徴するかのようでした。
僕はカッコウだ…
おしのけた命の上に立ち
春をうたえと 呼ぶ声をきく
そして思う
いっそ本当に鳥だったらと
そうしたら こんな激しい痛み
知らずに済んだのにと
*3月のライオンChapter10より。
幼い頃に家族を亡くした零は、幸田とその家族を何よりも大切に思っていたのです。
そんな孤独な零の前に現れた、川本あかり・ひなた・モモの三姉妹。
打算の無い彼女たちの優しさと温かさに触れるうちに、少しずつ零の心に変化が現われ始めます。
高校でも一人ぼっちの零。
そんな零を気に掛ける将棋好きの熱血教師・林田。
彼の熱血ぶりのお蔭で、零にも初めて「仲間」ができます。
そして個性ありまくりのプロ棋士たち。
彼らと関わり合いながら、人として成長して行く零。
様々な人間が、何かを取り戻していく…そんな心がホワッと温かくなるような、優しい物語です。
零の生い立ちを中心にご紹介しましたが、零を取り巻く人たちがすご~く良いんです!
川本三姉妹とその家族、ペットのニャーたち(ネコ)までもが温かくて優しくて面白くて…。
そして、プロ棋士たち。
零は様々な棋士たちと対戦していくのですが、その一人一人にちゃんとストーリーがあって、無駄な登場人物が一人もいない!
それぞれがそれぞれの事情を抱え、命がけで将棋に取り組んでいます。
読んでいるうちに、零や登場人物たちと一緒に笑ったり泣いたり怒ったり…。
何度読んでも、先が分かっていても、同じ所で声を出して笑って号泣
将棋の漫画なので、将棋の対戦シーンもたくさん出て来ます。
それで気後れする方もいらっしゃるかも知れませんが、安心して下さい!大丈夫です!!!
私なんて、将棋は「将棋崩し」しか知りません!←既に将棋じゃないwww
それでも楽しんでます
『3月のライオン』を読んで笑い転げている私を見て「そんなに面白い?」と、尋ねたダーさん。
私が何度読むように勧めても「絵がキライ。読むのが億劫。」と、文句ばっかり言って読もうとしませんでした。
それから何年か経った去年の春。
『3月のライオン』の実写版が映画化されることになりました。
TVでその映像が流れ出した頃、少し興味を示したダーさん。
「この漫画を読まへんかったら人生損するで!」という私の一言で「人生損するまで言われたら…」と、ようやく重い腰を上げました。
すると…12巻まで一気読み
声を出して笑ったり、号泣して涙をティッシュでふきふきwww
スマホでアニメまで見始めました
もう私以上に激ハマリ!!!
「映画も観たい!」と言い出して、一年に数えるくらいしか二人で出かけたりしないのに、二ヶ月続きで公開された前・後編を観に一緒に映画館へ足を運びました。
その映画がこちら↓です。
漫画の実写化って、正直イメージが狂ったりするから好きではないのですが…。
この映画に関しては、どのキャラクターも漫画そのまま!
特に神木隆之介くんなんて、雰囲気も痩せ具合も「零くん」そのまま
彼は子役から活躍していただけあって、演技力抜群!
映画を観た後、ダーさんと二人で「○○はソックリ!」「××はイマイチかな?」なんて大盛り上がり
ストーリーは、漫画に忠実に作られてはいたけれど…やはり12巻まで出ている漫画を数時間で纏めるのには無理があったかな?という感じでした
既に『3月のライオン』を溺愛していたダーさんには物足りない様子でしたが、私は神木君が子どもの頃からのファンなので楽しめました
あっ!amaさんの大好きな高橋一生たんも担任の林田役を好演していましたよ~
でも、あの林田先生に一生たんはイケメンすぎたかも
長々と語ってしまいましたが、本当に本当に素晴らしい漫画です
現在13巻まで発売中です。
「13巻まで読みたくな~い!」という方にはアニメもオススメです。
アニメはストーリーが漫画そのままです。
是非、読んでみて下さいね
読まなきゃ人生損しますよ~
では長くなりましたが、最後までお付き合い頂いて有り難うございました
画像・一部文章お借りしました。