*amaさん、頂きました~!
今回、文字数ギリギリなのですぐあらすじに入ります。
14話です。
ネタバレになっているのでご注意下さいね
メチャクチャに散らかった部屋にウビンの登場。
驚いたスンウォンが家の中に入ると、部屋の電気もつけずにジェチャンが窓辺に立っていました。
『そこで何してるんだよ?電気もつけないで…。』と、電気をつけようとするスンウォンに『つけるな』と、不機嫌そうなジェチャンの声。
『どうしたんだ?怖いな~!』と、ジェチャンの隣に立つウスンウォン。
ジェチャンの視線の先を追うと、向かいのホンジュ宅では外で焼肉の最中。
電気をつけると向こうから見えるから消してたのかな?
『お向かいは焼肉パーティーだね。あっ!?ウタク兄さんだ!』
スンウォンのその言葉に顔をしかめるジェチャン。
ウタクとスンウォンはいつの間に知り合ったんだろう???
焼酎は次の機会にね…と言いながら、メモの『警察』に一点追加しているホンジュ母。
いつの間にか「検事」の点数がメッチャ増えてるwww
『ホンジュから話は全部聞きました。うちの子を助けてくれたそうね?』と、母。
『いいえ。韓国の警察なら当然の事をしたまでです。』と、ウタク。
焼くのを代わるからお前も食べろと言うウタクですが、私はもう食べたから…と、肉を焼くホンジュ。
完治するまで私がお世話する。好きな食べ物は?…と、母はすっかりウタクが気に入った様子。
沢山あるから考えて報告書を提出する…と、ウタク。
そして、エゴマの葉が無い事に気付き『肉はエゴマがないと食べれない。』と、言い出します。
まだホンジュたちの焼肉パティーを眺めていたジェチャンにウタクから電話がかかってきます。
そっちにエゴマはあるか?と、尋ねるウタク。
『無い』と答えると『エゴマが無いと肉が食べられないから買って来て。ついでに大根の漬物も…』と、言われるジェチャン。
『はい。分かりました。』と、電話を切ったジェチャンは、スウォンに『突然、詩を思い出した…』と。
『遠くから見るから美しい。少しの間だけ見るからこそ愛らしい。あそこの、あの男がそうだ。』と、ウタクを見つめるジェチャン。
『そんな詩があるのか?』と、スンウォン。
『あるわけないだろう!バカものめ!!掃除しておけよ!出てくるから。』と、スンウォンに蹴りを入れて出て行くジェチャン。
蹴られたうえに掃除まで言いつけられる憐れなスンウォンwww
ジェチャンが家を出ると同時に、ホンジュも家から出て来ます。
ウタクから寝巻きや靴下、他にもいろいろ買って来てと頼まれたから、一緒に買い物に行こう…と、ホンジュ。
それなら近所の店じゃなくて、もっと大きな店まで行かないと…と、ジェチャン。
すると、僕の車を使って…と、屋上から車の鍵をジェチャンに放り投げるウタク。
思いがけず、二人で買い物をする事になったジェチャンとホンジュ。
店に入ると、ウタクからホンジュにテレビ電話(って言うのかな?)がかかってきます。
『何を買うのか気になって…』と、二人の買い物を見守るウタク。
『お!?そこのペンギンが可愛い!それも買って。』と、ウタク。
こんなぬいぐるみが好きなの?…と、大きなペンギンのぬいぐるみを手に取るホンジュ。
『いいや。お前に似てるみたいだから…。』と、ウタク。
『私に!?』と、納得できない様子のホンジュ。
『確かに、似てるな。手と足が短いし、目は離れてるし、口が突き出てる。』と、ペンギンを見つめるジェチャン。
ホントに似てるww
ジェチャンの近くにあった可愛らしいアイマスクに目がとまるウタク。
ジェチャンにいくつも試着?させます。
ウタクに言われたとおり、色々と試着するジェチャン。
その様子をウタクに見せるホンジュ。
それからも、あれこれ二人に指示を送るウタク。
まるで、三人でお買い物をしているみたいです
帰る途中、いつものカフェの前で信号待ちをする二人。
時間が遅くなってエゴマの葉は間に合わない…と、残念そうなホンジュに『フフン』と、いい気味~みたいな顔をするジェチャンww
車からカフェを見て『まだいないみたいですね。』と、チョヒの事を思うホンジュ。
『そうだね…』と、溜息をつくジェチャン。
家に着き、後部座席に置いた荷物を取ろうとするホンジュに、僕が持って行くから…と言うジェチャン。
迷惑をかけたくない…と、断るホンジュ。
『迷惑?ホンジュさんは僕に迷惑をかけてると思っているんですか?』
『はい。まだ借りを返せてないのに、ずっと迷惑をかけてるでしょう?』
『迷惑をかけるのがそんなにイヤですか?』
『はい、イヤです。一回でパッと返してしまいたいのに、出来ないから。』と、荷物をガサガサいわせるホンジュ。
『僕を例外にしたらダメですか?僕には迷惑をかけても借りを返したりなんてしないで、図々しく。それではダメですか?』と、ホンジュを見つめるジェチャン。
『何で例外にしたいのかしら?私を見たら助けてあげたいですか?守ってあげたかったり、心配したり…そういうの?』と、ジェチャンを怪しむホンジュ。
『はい。』と、予想外のジェチャンの返事にホンジュは戸惑います。
『最近どうしたんですか?冗談なのにメロ(ドラマ)にしようとするなんて…。普段通りにしましょうよ。』と、手で顔をパタパタとあおぐホンジュ。
その手を黙って握るジェチャン。
驚いてジェチャンを見つめるホンジュ。
『これで借りを返した事にしましょう。』
そう言って、ホンジュにキスしようとするジェチャンですが…
あとちょっとの所で、シートベルトに邪魔されるジェチャンwww
何度かチャレンジするものの…
その度に、シートベルトがジェチャンを引き止めます
しばらく黙って見つめ合う二人www
『な、何してるんですか?』と、驚いたように尋ねるホンジュ。
気まずくなってホンジュから離れるジェチャンは、シートベルトを外して車から降りてしまいます。
助手席でしばらく固まっているホンジュ。
車から降りて、玄関の呼び鈴を鳴らすホンジュ。
応答が無いのでジェチャンに荷物を持たせて家の鍵を取り出します。
『早くして下さい!』と、機嫌が悪いジェチャン。
門の鍵を開けてジェチャンを振り返り『ところで、ジェチャンさん。さっき車の中で…』と、言いかけたホンジュを遮るジェチャン。
『ああ、もう!知らんぷりして下さいよ!この前そっちだって似たような事があったでしょう?エプロンを外してあげるって言って!あの時、どうしましたか!?そっちが気まずいかと、な~んにも言わずにいてあげたじゃないですか!?だから、そっちもちょっとは…』と、キレるジェチャンの頬に両手をあてて…
突然『チュッ』と、キスをするホンジュ。
両手に荷物を持ったまま、固まるジェチャン。
呆然としているジェチャンを見て慌てるホンジュ。
『あ…。この雰囲気…じゃなかったのかな?そうだと思ったんだけど…。違う…みたいですね?』と、ジワ~っとジェチャンの頬から手を離すホンジュ。
まだ放心状態のジェチャン。
『はは…。じゃあ!これは無かった事に!』と、ジェチャンの手から荷物を取り上げ、慌てて家の中に逃げ込むホンジュ。
ホンジュがいなくなっても暫くそのままボ~ッとしているジェチャン。
そんな二人の様子をモニターで見ていたウタクでしたが…
ホンジュがドアを開ける気配を感じ、慌ててその場を離れます。
今までそこにウタクがいたとは知るはずもなく…
家の中に入って来たホンジュは、そのまましゃがみ込んでしまいます。
『明日からどうやって顔を合わせればいいのよ…』と、自分のした事を激しく後悔するホンジュ。
そこへ『帰ったの?』と、トイレから出て来るウタク。
慌てて立ち上がり『買い物した物を見て。気に入らなかったら交換して来るから…』と、ホンジュ。
『いいや。全部、気に入ったよ。』と笑んで、荷物を持って部屋に戻って行くウタク。
『何よ?見てもいないのに気に入ったの?』と、不思議に思うホンジュ。
ウタクも動揺してたのかな?
一方、放心状態で家に帰って来たジェチャン。
玄関にボ~っと突っ立っていたジェチャンですが…
フフッと笑って唇に手を当て、乙女のように恥らうジェチャンwww
この時のジェチャンが可愛すぎる~
そこへウビンを抱えて駆け寄るスンウォン。
どうやらウビンが台所で粗相をしたようで…。
スンウォンからウビンを受け取り、叱るどころか『ウビン、やっちゃったの~?スッキリしたでしゅか~?』と、ウビンを赤ちゃん扱いするジェチャンwww
そんな兄を『酒でも飲んだのか?』と、怪しむスンウォンでしたが、急に真剣な顔になって『兄さん、もう一つあるんだけど…』と、ジェチャンを見つめます。
『あのオジサン…お金をまた送ってきたんだ。』と、スンウォン。
引っ越した住所まで調べたみたいだ。10年近くもずっと送ってくるんだから、もう使ったらダメなのか?と。
(オジサンを)見つけたら返すつもりだ…と、ジェチャン。
ジェチャンの机の上に送られてきた封筒を置いていたスンウォン。
その封筒には差出人の住所や名前は書かれていないようです。
ジェチャンは封筒を見つめながら、父のお葬式の時の事を思い出しています。
葬儀場で…
ホンジュの手を取り、誰もいない部屋に隠れるジェチャン。
亡くなった警官とバスの運転手の息子たちをインタビューしようと追いかけてくる記者たち。
ジェチャンたちが隠れている部屋を探そうとした記者たちですが…。
別の記者から『息子を探している場合じゃないぞ!あの兵士の兄がここに来たって!ヤツは兄に会うために脱走して事件を起こしたらしいぞ。しかもその兄が警官だってよ!』と聞かされ『警察官だって!?』と驚き、慌てて部屋を出て行きます。
記者たちが出て行ってしまうと『お前が亡くなったバスの運転手の息子なのか?』と、尋ねるジェチャン。
部屋の奥を気にしていたホンジュですが、そう尋ねられ『えっ?うん…。』と答えます。
そして『あそこに…誰かいる。』と、指差すホンジュ。
ジェチャンが『誰が…?』と、ホンジュが指差した方を振り向くと…
部屋の奥から一人の警察官が出て来ます。
その顔を見て『おじさん!』と、すぐに気付くジェチャン。
それは、バイク事故の後、ジェチャンに温かい言葉をかけてくれた警察官でした。
そのオジサンがさっき記者たちが話していた警官だと気付くホンジュ。
『悪かった…』と、涙を流す警官。
『僕のお父さんを殺した人は、オジサンの弟だったんですか?』
『知らなかったんだ、俺も。俺の弟がそんな事するなんて…』
ワーッ!と叫んで警官に掴みかかるジェチャン。
『悪かった…。本当に、すまない…。』と、泣き出す警官。
『あんたが時間はたくさんあるって言ったんだぞ!この後、お父さんに良くなった所を見せられるって!オジサンがそう言ったんじゃないか!!たくさんあるって何がだよ!?「この後」が無いのに!お父さんがいないのに!どうやって見せるんだよ!?どうやって!?』
警官の胸倉を掴んだまま大声で泣き出すジェチャン。
ガックリとうな垂れて涙を流す警官。
そんな二人を見て、ホンジュの目からも止めどなく涙が溢れ出します。
被害者が一番可哀想ですが、こういう事件の犯人の家族も本当に辛いですよね
その時の事を思い出し、溜息をつくジェチャン。
鍵が付いた机の引き出しを開けると、中には同じような封筒がギッシリ入っています。
今日届いた封筒を、その中に入れて…ジェチャンは引き出しに再び鍵をかけます。
翌朝、ホンジュを家の前で待っているジェチャン。
地面に這いつくばって門の下からジェチャンを覗くホンジュ。
昨夜の一件で、ジェチャンと顔を合わせられないのです。
ちょうど家から出て来た母に『外でジェチャンさんが待ってるから、私は先に会社に行ったと言って…』と、頼むホンジュ。
ホンジュを待つジェチャンに、その言葉をそのまま伝える母www
喧嘩でもしたのか?と、興味津々。
『いいいえ、違います。』と、お見通しのジェチャン。
母にニッコリ微笑んで『ナム・ホンジュさん!早く出て来て下さい!遅れますよ!』と、ホンジュに向かって叫びます。
諦めてジェチャンの前に姿を現すホンジュ。
川辺の道を、ジェチャンから離れて歩くホンジュ。
ホンジュの腕を引っ張って、自分の方に引き寄せるジェチャン。
昨日の事で自分を避けているのか?と、尋ねるジェチャンに『昨日?昨日が何?昨日、私たち会ったっけ?覚えてないわ。』と、すっ呆けるホンジュ。
歩きながらス~っと離れていくホンジュをジェチャンがまた引き寄せて、その肩を掴んで自分の方を向かせます。
昨日の事は無かった事にするから、自分を避けることはやめるように…と。
その言葉に、素直に頷くホンジュ。
笑顔でホンジュを見つめるジェチャン。
そして、また歩き出す二人。
それにしても、出勤前なのに何でこんなに余裕があるのか???
また、あのアーチェリー選手ユ・スギョンの家で配線を直している業者の男。
これで何回目?と、不機嫌なスギョン。
前回と同じように、会社には良く言っておいて欲しい…と、今度は自分から資源ゴミを持って出て行く男。
パトカーで巡回中のオ先輩と女性警官に、無線で出動の命令が入ります。
二人が向かったのはスギョンのマンションでした。
ドアの前には家政婦が立っていて、震える声で『ドアを開けたら…』と。
中に入ったオ先輩と女性警官は、凄惨な現場に驚きの声を上げます。
そこには、頭から大量に出血して死んでいるスギョンが…。
スギョンが倒れている床一面に、彼女の血で幾何学的な直線が描かれています。
アーチェリーの金メダリストだったスギョンの事件は、ニュースで大きく取り上げられています。
その事件を報道するホンジュ。
スギョンの死因は後頭部からの出血多量。
この事件は、事件現場にスギョンの血で幾何学模様が描かれていた事により他殺と考えられている。
スギョンが死亡したと思われる時間に彼女の家に出入りしたのは、唯一人。
あのインターネット配線業者の男、ト・ハギョンだけでした。
皆が朝食の準備をする中、ホンジュが事件について報道しているニュース番組を食い入るように見つめているウタク。
そんなウタクに気付き『知っている人なの?』と、尋ねるホンジュ。
『いいや、初めて見たよ。』と、答えるウタク。
ウタクは『家に持って帰りたいから…』と、ホンジュ母に食べたいおかずのメモを渡します。
このメモを待っていた…と、嬉しそうな母。
『もうすぐ仕事に復帰するから、もう家に帰らないと…』と言うウタクに
『マジで!?』と、満面の笑みを浮かべるジェチャン。
『ほんと?』と、残念そうなホンジュ。
嬉しそうなジェチャンに皆の視線が集中www
慌てて『ああ、凄く残念だな…。どうしよう?』と、ガッカリしたフリをするジェチャン。
そんなジェチャンの気持ちがお見通しのウタク。
面白そうにジェチャンを見つめています。
その夜、ウタクの車にウビンや荷物を積み込むジェチャンとホンジュ。
来た時より荷物が増えている…と、不思議そうにするウタク。
『当然そうでしょう。今まで買って来させた物がどれだけだと?持たせてもらったおかずも沢山ありますよ。』と、嫌味を言うジェチャン。
ジェチャンの腕をつねって『借りを返すんでしょう?ずっとずっと忘れないで。』と、囁くホンジュ。
『返してるでしょう?これ以上どうすれば良いんですよ?』と、言い返すジェチャン。
そんな二人のやり取りを、ジ~っと見ているウタクwww
その視線に気付き『乗ってください!僕が運転します。』と、微笑むジェチャン。
三人が乗った車は、あのカフェの前で信号待ちをしています。
車の中から働いているチョヒの姿を見つけたホンジュ。
『あっ!チョヒさんだ!!』と、嬉しそうな声を上げます。
『ほんとに!?』と、同時に声を出してカフェの方を見つめるジェチャンとウタク。
『良かった。心配してたのよ。』と、呟くホンジュ。
『そうだよな。良かった。』と、嬉しそうなジェチャン。
同じく嬉しそうにニッコリしているウタク。
ウタクの部屋に運び込んだ荷物の片づけを手伝うホンジュとジェチャン。
台所で、母が持たせたおかずの説明をするホンジュ。
おかずを入れようと冷蔵庫のドアを開けたホンジュは、その中に食べ物が何も入っていない事に驚きます。
居間でジェチャンと荷物を片付けているウタクをじっと見つめるホンジュ。
昨日、抜糸をした…と、ジェチャンに言うウタク。
『見ますか?』と、シャツをめくり上げようとするウタク。
『ああ、もう!ホントに!!何を見るんだ?何で見せるんだよ!?』と、ホンジュに見せないようにするためなのか?ウタクに抱きつくジェチャンwww
エレベーターの前まで二人を見送りに出て来たウタク。
朝ごはんはうちに食べに来て、おかずがなくなったら言うように…と、母からの伝言をウタクに伝えるホンジュ。
『必要な物があったら電話して下さい。すぐ来ますから。』と、ジェチャン。
『結構です。もう十分です。二人のお蔭で、ここ数日とっても良い時間を過ごせました。だからもう、借りは全て返した事にしましょう。負担に思うことなく。ジェチャンさんが考えている通りです。俺は怪我した事をひけらかすこともないし、恨んだりもしませんよ。ただ、お前が無事で良かったと思ってる。だからもう、泣かないで、自分を責めたりするな。ん?』と、ホンジュを優しく見つめるウタク。
そのウタクの言葉に驚くジェチャンとホンジュ。
『ちょっと待って下さい!今の言葉、もしかして…』と、ジェチャン。
『あんた、もしかして公園に来てたの?』と、ホンジュ。
『いいや、夢で見た。二人が公園で嘆いているのを。』と、面白そうに微笑むウタク。
だから僕たちにあれこれさせたのか…?と、気付くジェチャン。
『やっと分かったんですか?ああ、それは悲しいなぁ。俺が何の理由もなく迷惑をかけるような人ですか?』と、ニッコリするウタク。
ウタクと別れてエレベーターに乗るホンジュとジェチャン。
ウタクは私たちに気を使わせないように、あれこれさせていたんですね…と、ホンジュ。
しかめっ面をしているジェチャンに気付き『その顔はどうしたんですか?怒ったんですか?』と、尋ねます。
『人に散々気苦労かけておいて、一言で格好良くなるなんて、正直反則じゃないですか?人をセコイいヤツにさせて。ああ、ウタクさんはそんなふうに見えなかったのに。怪しい所があるみたいだな。』と、ムカつくジェチャン。
ウタクが自分は一人っ子で、頭の上に柿の実が落ちただけで両親がウタクのために柿の木を全部切ってしまった…と、話していた事を思い出すホンジュ。
それなのに…空っぽだったウタクの部屋の冷蔵庫。
『そうですね。怪しい所があるわね…』と、呟くホンジュ。
その夜。
ウタクのベッドの下に座っていたウビンは、何かに気付いてウタクの側から離れて行きます。
ジェチャンから取調べを受けている夢を見ているウタク。
『ト・ハギョンとはどんな関係ですか?』と、尋ねるジェチャン。
どうやら検察の取調室にいるようです。
『高校の同級生で、一年半前までルームメイトでした。』と、答えるウタク。
『ハン・ウタクさんも初めてこの殺人事件の事を聞いた時、ト・ハギョンが犯人かもしれないと思いましたか?』
『はい。』
遠くから電話の着信音が聞こえて来ます。
その音にハッとして目を覚ますウタク。
電話はホンジュからでした。
ウタクが電話に出るとすぐに『大丈夫!?何とも無い?』と、尋ねるホンジュ。
さっきウタクの夢を見たけど、あの指名手配されているト・ハギョンがウタクの家の中に入って来る夢を見た…と。
『そいつが何で俺の家に来るんだ?』と、ウタク。
『あんた、あいつを知ってるでしょう?知らないフリをしているんでしょう?』
『いいや、本当に知らない。お前、今回はハズレの夢を見たようだな。』
すぐに警察に電話しろと言うホンジュに、自分が警察なのに何で警察を呼ぶんだよ…と、笑うウタク。
夢の中でハギョンがウタクに掴みかかって脅迫していた…と、心配で仕方がないホンジュ。
『分かった、分かった。心配するな。ドアにちゃんと鍵をかけるから、心配せずに寝ろ。』と、電話を切るウタク。
笑顔で電話を切ったウタクですが、すぐ真剣な顔になってある場所をじっと見つめます。
その視線の先には、ウビンを抱いたハギョンの姿が…。
『ここに何で来たんだ?ト・ハギョン。』と、尋ねるウタク。
まだ玄関の暗証番号を変えていなかったんだな。
この家を出て一年経つのに、こいつ(ウビン)も俺の事を覚えている…と、すぐに答えないハギョン。
ウタクの事がどうしても気になるホンジュ。
上着を持って家を出て行きます。
ソファーに並んで座り、もう一度なぜここに来たのかと尋ねるウタク。
『ウタク…俺、殺人者になった。』と、答えるハギョン。
ニュースを見た。指名手配中だって…と、ウタク。
自分は本当に違う!あの家でインターネットを直しただけで、すぐに帰ったのに…自分が殺した事になっている。本当に殺していないのに世間では自分が殺人犯になっている…と、頭を抱えるハギョン。
そんなハギョンに、一緒に行ってやるからとりあえず自首しろ…と言うウタク。
自首するつもりだ。でも、知り合いの中でも一番の、警官で賢いウタクに助けて欲しい…だからここに来たんだと、涙を流すハギョン。
『お前は俺を信じるよな?俺の味方だよな!?』
『信じると言えば…自首するのか?』
そのウタクの言葉に、ウタクが自分を信じていないと思ったのか…。
『もし、このまま俺が殺人者になったら…お前の秘密を警察に全部バラしてやるからな!』と、ウタクを睨みつけるハギョン。
『ト・ハギョン…』と、ハギョンを見つめるウタク。
『それはお前もイヤだろう?だから、お前が何としてでも俺を…無罪にしろ!』
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も、文字数が…
可愛いジェチャンの画像が貼り付けられなくなったら困るので、今日はここまで
長文を最後までお付き合い頂いて有り難うございました
画像お借りしました。