今回は料理のシーンが多かったので、文字数が多くならずにすみました
では、10話です。
ネタバレになっているのでご注意下さいね
おじさんのために、ヨンジュンに『あの人は患者の父親で自分と同じように戻って来た人だ』と言って『父親の同意があれば手術できるだろう⁉︎』と、息子の手術を頼むヘソン。
ここは病院だ!そんな事が通用するわけ無いだろう!と、断るヨンジュン。
『これは警告だ!これ以上、会いに来るな!俺にだって考えがある!』と、立ち去ろうとするヨンジュンに『これ以上、会いに来て知り合いのフリはしない。お前が望むように、俺たちはもう何の関係もない。お前と俺が兄弟だともう言わない。あの人の息子を助けろと言ってる訳じゃないじゃないか!ただ、何もしないで送れないだろう?だから頼む。』と、必死に訴えるヘソン。
手術をしてくれ!と頼むヘソンに『そうやって俺の人生を台無しにしたいのか?』と、その場から去って行くヨンジュン。
二人を見ていたおじさんのガッカリした後姿に、涙が止まらないヘソンです。
ボンゴレパスタを作っていたミンジュンは、アサリはあと何人分残っているかジョンウォンに尋ねます。
五人分あると答えるジョンウォンですが『今日のボンゴレパスタはもう終わりだ。アサリが新鮮じゃない。』と言うミンジュン。
そんなはずはないのに…と、不思議に思うジョンウォン。
その夜、誰もいなくなった厨房でジョンウォンにアサリを見せろと言うミンジュン。
両手にアサリを乗せて『まだ新鮮ですよ!そうでしょう!?』と、必死に訴えるジョンウォンがおかしくて…
ミンジュンは笑いそうになるのを必死に堪えています。
ミンジュンにボンゴレパスタを作るようにと言われるジョンウォン。
なぜボンゴレなのか?と思うジョンウォンですが、昨夜作ったからだと気が付きます。
ミンジュンはジョンウォンにボンゴレパスタを作らせたくてアサリを使わせなかったんでしょうね。
ミンジュン邪魔くさいな~!
ミンジュンに教えてもらいながらパスタを完成させるジョンウォン。
出来上がったパスタがすごく美味しくて…
驚き喜ぶジョンウォンに『今度は一人で作ってみて。』と、ミンジュン。
張り切ってパスタを作るジョンウォン。
その頃、バスを降りたヘソンは、まだ明かりの付いていないジョンウォンの部屋の窓を見て『まだ戻ってないんだな。』と、ガッカリしています。
バス停のベンチに座り、バスが着く度に立ち上がってドアの前でジョンウォンが降りて来るのを待つヘソン。
そうやって何台ものバスを見送って…待ちきれずにジョンウォンのアパートの前まで行くヘソン。
でも、やっぱり真っ暗な部屋の窓。
道の向かい側にあった公衆電話から(スマホは使えないので)ジョンウォンに電話をかけてみます。
まだ練習をしていて電話に気付かないジョンウォン。
『今日はもう終わろう。』と、遅くなったから送って行くと言うミンジュン。
それを断りバスで帰ると言うジョンウォン。
結局レストランまでやって来たヘソン。
店から出て来たジョンウォンを見て嬉しそうに手を上げたヘソンでしたが…後から出て来たミンジュンの姿を見て、その手を下ろしてしまいます。
ヘソンが待っている事にに気づかず、ミンジュンに挨拶をするジョンウォンを見て溜息をつくヘソン。
ミンジュンを見送った後、やっとヘソンに気付いて『ヘソン!ここにいつ来たの?』と駆け寄るジョンウォン。
『電話に何で出なかったんだ?』と、不機嫌そうなヘソン。
二人を駐車場から出て来たミンジュンの車のライトが照らし出します。。
車から降りて『ヘソン君、乗って。お姉さんと一緒に送るから。』と言うミンジュンに『結構です。』と、思いっきり嫌そうな顔をするヘソン。
こういう所は高校生ですね!
『結構です。遅くまで働かせて、何時だと思ってるんだ…』とブツブツ言うヘソンの失礼な態度にヒヤヒヤするジョンウォン。
そっぽを向いたままのヘソンに『ヘソン君、また会おう。』と、大人な対応で帰って行くミンジュン。
去って行くミンジュンに挨拶すらしないヘソンに呆れるジョンウォン。
バス停まで歩きながら『こんな夜遅くまで二人っきりで…。何でお前だけに(料理を)教えるんだ?代表がそれで良いのか?従業員には公平にしないと。ホントに悪い代表だ!』と文句ばかり言うヘソン。
どこから見てもヤキモチだけど、鈍感なジョンウォンが気付くはずも無く…『あんた今日はどうしたの!?私、先に行くからね!』と、逆ギレして先に歩き出してしまいます。
今夜はムンシクの家に泊まるヘソンでしたが、腹を立てながらもジョンウォンが部屋のドアを開けて入って行くまで見届けます。
ヘソンにあんな態度をとっていたけれど…おじさんの息子の手術をしてあげたヨンジュン。
息子の喉には器具が取り付けてありました。
お礼を言って何度も頭を下げるおじさんをチラッと見ただけで、何も言わずに病室を出て行きます。
うっすらと目を開けた息子に気付いて駆け寄るおじさん。
『そうだ!マンソク、俺だ!お前の父さんだ!父さんが来るのが遅くなったな。19歳で父さんを亡くして、お前はすごく苦労しただろう?悪かったマンソク!悪かった!お前を一人にして逝ってしまって、本当に悪かったマンソク‼︎』と、涙を流すおじさん。
おじさんに気付いて『ここにいたらダメですよ!』と、おじさんを連れ出す看護師さんたち。
集中治療室だったからかな?
その時、喉に穴が開いているので声は出せない息子ですが…小さな小さな声で『お…父さ…ん』と、一言だけ…。
五感が優れているおじさんの耳に、その声が届きます。
看護師さんに押し出されながら『そうだ、俺の息子!父さんが必ず来るからな!父さんがマンソクに会いに明日も必ず来るからな!頑張るんだぞ!』と、顔を輝かせて叫ぶおじさん。
その声が届いたのか…息子の頬を伝う一筋の涙。
おじさんは泣きながら病院の中庭にいたヘソンのもとへ一目散に駆けつけます。
『ヘソン、有り難う!本当に有り難う!息子が俺のことを分かったんだ。俺を父さんって呼んだんだ!』と、ヘソンを抱き上げて振り回します。
『おじさん、本当に良かったですね。』
『これも全部お前のおかげだヘソン。本当に有り難う。お前の弟のお医者さんにも、手術をしてくれて有り難うと必ず伝えてくれ。』と、涙を流すおじさん。
『お前の弟は良い人だ。』と、言われて嬉しくなるヘソン。
ヨンジュンが手術をしてくれたことが嬉しくて嬉しくて…
ヘソンはニコニコしながら病院の廊下でヨンジュンを待っています。
そこに通りかかったヨンジュンは…
『ヨンジュン…』と、嬉しそうに声をかけるヘソンの顔も見ずに、そのまま通り過ぎて行ってしまいます。
呆然とヨンジュンの後姿を見つめるヘソン。
一方、レストランでは…。
『今日の昼食はチョン・ジョンウォンが作る!』と、従業員全員に宣言する料理長。
つまりそれは…ジョンウォンの調理師への昇格テストを意味するのです。
突然の事で驚くジョンウォン。
従業員に『料理が終わったら呼んでくれ。』と、頼んで自分の部屋に行ってしまうミンジュン。
皆の前では何でも無い顔をしていたミンジュンですが、部屋に入るとすぐに厨房が映っているモニターの前に座ります。
ハラハラしながら料理をするジョンウォンを見つめるミンジュン。
ジョンウォンは昨夜ミンジュンに教えてもらったボンゴレパスタで挑戦します。
パスタが完成して従業員全員で試食。
投票の前に、同じ従業員だからと甘い評価を下してジョンウォンが調理師になってしまったら、その料理をお客様に提供する事になる。そうすると店の評価が下がってしまう。客観的で正確な評価をするように…と、従業員に注意するミンジュン。
従業員は一つずつマッシュルームを持ち、フライパンと白いお皿が置かれたテーブルの前に集められます。
料理長は、マッシュルームをジョンウォンが作ったパスタをお客様に出しても良いと思うならフライパンに、まだ調理補助を続けた方が良いと思うなら皿にのせるようにと説明します。
そして、投票が始まります。
ミンジュンの部屋で結果が出るのを待つジョンウォン。
落ち着かず、イラストを描きながら待っています。
不安な気持ちを表わすように、ガタガタと震えている犬のイラストを描いて…
『震えているの?落ち込んでるんだね?』
『いいや、携帯電話の振動だよ。』と、独り言。
そこにスタッフがジョンウォンを呼びにやって来ます。
ジョンウォンに下された評価は…
マッシュルームがフライパンに5個。お皿に7個。
不合格です。
『もっと頑張ります!すみません!もっと頑張ります!』
ミンジュンや料理長、従業員たちに何度も頭を下げるジョンウォン。
『今ここで謝れば、後でお客様に謝る事態は起こらないだろう。』と言ってから皆を解散させるミンジュン。
『若い人の今後を考えれば、今調理服を脱ぐことも悪くないぞ。後がつかえてるんだよ。』と、ジョンウォンの肩を叩いて行ってしまう料理長。
呆然とするジョンウォンの前に立つミンジュン。
『申し訳ありません。もっと頑張ります。』と、微笑むジョンウォンですが…。
『そうだな。お疲れ様。』と、ミンジュンが行ってしまうと…さすがに笑顔ではいられないジョンウォン。
部屋に戻って来たミンジュンは、ジョンウォンが描いていたイラストを見つけます。
イラストの犬に言わせていたジョンウォンの本心…。
不安だったジョンウォンの気持ちを感じて、溜息をつくミンジュン。
夜の街をトボトボと歩くヘソン。
『本当の兄弟じゃないくせに!』と、叫んでいたヨンジュン。
『手術をしてくれたら俺たちはもう何の関係もない…』自分でそう言ったものの…
実際にヨンジュンに無視されると、やっぱり辛くて…涙が頬を伝います。
まだ明かりがついていないジョンウォンの部屋の窓を見つめて…公衆電話からジョンウォンに電話をかけるヘソン。
でも、聞こえてくるのは留守番電話のメッセージ。
『ジョンウォン…。電話に出ないんだな。今、お前に会いたいんだけど…』
やっと仕事を終えて、自分のロッカーの前に立つジョンウォン。
『今、調理服を脱ぐのも悪くは無いぞ。』料理長の言葉が聞こえて来ます。
『ヘソンが果たせなかった夢を、私が代わりに叶えるんだ…』そうヘソンに言ったのに。
ロッカーの扉を開けて携帯電話を手に取ると、ヘソンからのメッセージ。
『今、お前に会いたいんだ。今、お前に会って…顔が見れたら良いんだ。お前がどこにいるか分からないから…俺、お前の家の前で待ってるよ。』
ヘソンの声に涙が出そうになるジョンウォン。
家の前で待っていると言っていたヘソンでしたが、レストランまでやって来ていました。
店から出て来たジョンウォンは、ションボリとうな垂れているヘソンを見て『ヘソン!』と、呼びかけます。
その声にハッとして『ジョンウォン!』と、すがるような気持ちで顔を上げるヘソン。
でも…ジョンウォンの顔を一目見て、彼女に何かあった事を悟ります。
ヘソンの前に立ち『あんた、何かあったの?メッセージ聞いたわよ。』と、尋ねるジョンウォン。
『いいや。俺はただ、会おうって…。ところで、チョン・ジョンウォン。お前、何かあったのか?』と、自分の事は話さず、ジョンウォンを心配するヘソン。
『今日…昇格テストがあったんだけど、パスできなかった。』
『ああ…。そんな事もあるさ。次にパスすれば良いじゃないか。』
『ゴメンね、ヘソン。私、あんたの代わりに上手くやろうとしたんだけど…上手くできなかった。ごめんね…ヘソン。』そう言っている間に、ジョンウォンの瞳に涙が溢れてきて…
ヘソンに抱きつき、その肩にもたれかかるジョンウォン。
本当は、ヨンジュンの事を話して慰めてもらいたかったけど…元気が無いジョンウォンを、優しく包み込むように抱き締めるヘソン。
もう一度『ゴメン。』と、謝るジョンウォン。
『ジョンウォン…。もう俺の代わりに生きようとするな。俺、また来たじゃないか。今からはお前のために生きろ。俺が応援するから。』
優しくて温かいヘソンの声…。
黙ってヘソンに身を預けるジョンウォン。
ジョンウォンを守るように抱き締めるヘソン。
その時、店から出て来たミンジュン。
抱き合っているヘソンとジョンウォンを見て足が止まります。
自分たちを見つめるミンジュンと目が合うヘソン。
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ラストの二人は同級生にしか見えない
むしろヘソンのほうが年上に見えるくらいでした。
ジング君さすがだな~
ジョンウォンをえこひいきせず、経営者として冷静に対応するミンジュンも良かった。
『シンデレラと四人の騎士』の俺様ジェヒョン君も良かったけど…天然で物静かだけどキメる所はちゃんとキメるミンジュンもジェヒョン君のイメージにピッタリ
ヘルメットみたいな前髪でも『かわいい』と、思わせるヨニちゃんすごい
配役が『この人以外考えられない!』と、思えるドラマは観ていて本当に面白いですね
では、最後までお付き合い頂き有り難うございました
画像お借りしました。