最初、ドラマの邦題を『まためぐり会った世界』としていたのですが、ドラマ関連のニュースを見ていると『また会った世界』とか『再会した世界』と、様々。
どれも間違いではないのですが、一番多い『再会した世界』に変える事にしました。
よろしくお願いします
今回『怪しいパートナー31話』を書きかけていたのですが、放送に置いて行かれないように…と、こちらを先にUPする事にしました。
では9話です。
ネタバレになっているのでご注意下さいね
突然、胸を押さえて倒れてしまったヘソン。
もがき苦しむヘソンにどうしていいか分からず、オロオロするジョンウォン。
その10分前、ヘソンが倒れた所からすぐ近くにあるカフェで父親と話をしていたミンジュン。
『忙しかったんだ!』と機嫌が悪い父に『おじさんのお葬式だったのに。』と言うミンジュンは黒いスーツに黒いネクタイを締めています。
『何年ぶりかで連絡して来て、話はこれだったのか?』
『おじさんは20年間父さんの運転手だったのに。人なら葬式には来るものでしょう!?』と、珍しく語気を強めるミンジュン。
父親に向かってその言い方は何だ!と怒る父。
『子供に言う事を聞かせたいなら、お手本になって下さい。お父さん。』
冷静なミンジュンの態度に、父は更に腹を立てます。
『何故、おじさんが亡くなる前にどうしても話したい事があると言われていたのに無視されたんですか?』
『どうせ、金の他に用事なんか無かっただろうさ!お前、こんな無駄話をするなら!今後、連絡してくるな!』と、怒って席を立って行ってしまう父。
店を出た父の後を追って出て来たミンジュン。
忌々しそうに息子を睨みつけて去って行く父を、ミンジュンが見つめていた時…
すぐ近くでヘソンが苦しんでいたのです。
ミンジュン父子がカフェから去ってしまうと、激しい苦しみから解放されるヘソン。
さっきの事が嘘のように、元気になったヘソン。
『何で突然あんなに苦しくなったのか?』と、不思議に思いながらアパートに向かう二人。
アパートの前まで帰って来ると、ちょうど大家さんが家賃の事で他の住人に怒鳴っている所でした。
『家賃を払わないなら今すぐ出て行け~!』と、叫ぶ大家さんの声を聞いて、家賃を溜め込んでいるジョンウォンはヘソンを連れて逃げ出します。
店休日だったレストランに忍び込むジョンウォンとヘソン。
明日の朝、従業員たちが出勤して来るまでここにいようと言うジョンウォン。
ヘソンはオシャレな店内を見渡して『こんな所で働いているのか…。』と、感心しています。
厨房でパスタを作り始めるジョンウォン。
手伝い始めたヘソンにエプロンを付けてあげていたジョンウォンは、冷蔵庫?の扉に映った二人の姿を見て急に表情が暗くなってしまいます。
『どう?私の顔。ずいぶん変わったでしょう?私、もう皺ができちゃった。』と、目尻を押さえて悲しそうな顔をするジョンウォン。
じ~っとジョンウォンを見つめて『同じだけど?同じだよ。俺の目には。』と、キョトンとするヘソン。
その途端、パ~っと顔を輝かせて『同じですって!?笑わせるわね!嘘ついてないでニンニクでも剥きなさいよ!』と、嬉しくて仕方無さそうに料理の続きを始めるジョンウォン。
そんなジョンウォンを見ながら『本当なのに。』と、真顔で呟くヘソン。
料理するジョンウォンを見ながらいつ調理師になれるんだ?と尋ねるヘソン。
突然テストされて、それに合格しないといけない。従業員の昼食時間に昼食を作れと言われたら、それが昇格テストだ…と、説明するジョンウォン。
ジョンウォンが作ったのはボンゴレパスタ。
テーブルに出来上がったパスタを並べて向かい合って座るヘソンとジョンウォン。
ジョンウォンは絵を続けると思っていた。初めてお前の部屋に入った時、調理師の服を着ている写真を見て驚いた…と言うヘソン。
『ヘソン、あんたが去ってから変わったの。私のせいであんたが去ってしまったという考えを止める事ができなかった。だから美大に行く事が何の意味もない気がして諦めたの。それから色々アルバイトをして暮らしていたの。でも、5年くらい前かな?ある日「ヘソンが生きていたら、今何をしていただろうか?」って考えたのよ。そうしたら、調理服を着て厨房で一生懸命に料理をしている姿が浮んだの。あんたが大きな店を持ちたいと言っていたのを覚えていたからなのかな?その日すぐに料理学校を探したのよ。それからここまで来たの。厨房で怒られて辛くても大丈夫だった。調理服を着ているだけで、心が穏やかだったから。』
『お前、俺のために調理師になったのか?』と、心配するヘソン。
『あんたが果たせなかった夢を私が代わりに叶えたかった。最初はあんたのために始めたけど、今は私の仕事みたい。』と、微笑むジョンウォン。
その言葉に、安心したように『早くお客さんに料理を出せるようになったら良いな…』と、笑顔になるヘソン。
ジョンウォンが作ったパスタはなかなか美味しかったようで、ヘソンは嬉しそうに全部たいらげてしまいます。
二人が片付けようとしていると、突然ミンジュンが店にやって来ます。
慌てて大きなテーブルの下に隠れるヘソンとジョンウォン。
ワインのボトルを持ってやって来たミンジュンは、何となく匂いが気になりながらもテーブルに座ってワインのコルクを抜きます。
グラスにワインを注いで、ジョンウォンにメールを打ち始めるミンジュンは「一緒にお酒を飲みませんか?」とか「どこにいるの?会いたいんだけど…」と、打ってみては消して…を繰り返しています。
その時、突然転がってきた胡椒のビンを拾い上げるミンジュン。
クルッと振り向くと、目の前にジョンウォンが!
驚くミンジュンに『パスタを作る練習をしたくて…』と誤魔化すジョンウォン。
ボンゴレパスタを作っていたというジョンウォンに、その話は座ってしよう…と、ミンジュンはジョンウォンを自分の向かいに座らせます。
ジョンウォンが作ったパスタを食べながらワインを飲みたかったミンジュンですが、全部食べてしまったと聞いて厨房におつまみを作りに行ってしまいます。
その隙にテーブルの下から抜け出して来たヘソン。
ジョンウォンが酔っ払ってミンジュンの車に乗り込んだ事を思い出して.、慌てるジョンウォンに『お前は酒を飲むな!』と言って、ジョンウォンのワインを一気に飲み干します。
飲むとすぐにテーブルの下に隠れるヘソン。
戻って来たミンジュンは、ジョンウォンのグラスが空っぽになっているのに気付いて『せっかちなんだね。』と、驚きます。
『すごく喉が渇いてたから…。』と、言い訳するジョンウォン。
再び、ジョンウォンのグラスにワインを注ぐミンジュン。
レシピ通りに作ってもシェフと同じ味にならない…レシピ通りに作るから同じ味にならないんだよ…と、話しているとチ~ン!と、レンジのタイマー音が聞こえて来ます。
ミンジュンが厨房に向かうと、またテーブルの下から出て来てジョンウォンのワインを飲んでしまうヘソン。
そんな事を繰り返し、ワインのボトルが空にならないと終わらないと聞くと…ボトルに残っていたワインを全部飲み干してしまうヘソン。
一旦テーブルの下に隠れたヘソンですが…さすがに酔っ払って、最後はミンジュンの目の前に姿を現します。
『ヘソン君!?』と、驚くミンジュン。
実は、事情があって家にいられなくて今夜はここで過ごそうとしてしまった…と、ミンジュンに謝るジョンウォン。
酔っ払ってフラフラしているヘソン。
結局、ヘソンはミンジュンの家に泊まって、ジョンウォンはジンジュの家に行く事になりました。
ヘソンの事を心配しながらも、諦めてジンジュの家に向かうジョンウォン。
一方、リビングのソファーで爆睡中のヘソン。
クッションを抱き締めて眠るヘソンに、優しくタオルケットを掛けるミンジュン。
今度はミンジュンがお世話する番ですね。
ジョンウォンをベッドに寝かせて、その顔にキュウリのスライスをのせるジンジュ。
ヘソンとは小さい頃から仲が良かったし、愛とかそういうんじゃ無いでしょう?キスしたとも聞いた事がないし…あの男(ミンジュン)を逃したら、二度と彼のような男には出会えないわよ!と、ミンジュン推しのジンジュ。
ジョンウォンの顔をキュウリで埋め尽くすと、布団を取りに部屋を出て行きます。
ジンジュが出て行くと、入れ違いにスイカを持ったホバンが入って来ます。
何でいつもスイカなんだろう?地元の特産品???
キュウリで顔が分からないので、ベッドに横になっているのは当然ジンジュだと思っているホバン。
この前ジンジュの裸を見てしまった事を謝ります。
『お前の裸を記憶の中から消し去ろうと出来る限りのことはしたんだけど、出来なかった…。ジンジュ、正直俺たちは大人じゃないか!恥ずかしがる事じゃないだろう?俺も俺の裸を見せてやるよ!それと、ブラジリアンワックスが罪なのか!?』と、ホバンが叫んだ瞬間!
『ホバン!ごめんっ!これ以上聞いていられなかった。聞かなかった事にするわ。』と、起き上がって両手で耳を塞ぐジョンウォン。
『お前が何でここに…』と、放心状態で後ずさりするホバンは何かにぶつかります。
ハッとして振り向くとそこには…布団を抱えたジンジュの姿が
驚いてスイカを落としてしまうホバン。
床の上で砕けるスイカ。
その瞬間、ジンジュの攻撃を受けるホバン。
ジョンウォンがジンジュを押さえつけている間に、泣いて謝りながら逃げ出して行くホバンでしたwww
翌朝、ヘソンに酔い覚ましのスープを作るミンジュン。
お風呂から出て来たヘソンは棚の上に置かれた小さな瓶に目がとまります。
中には水色のリボンが付いた髪留めが入っています。
それはヘソンが事故に遭う直前、露店でジョンウォンのために買った髪留めとソックリでした。
瓶を手に取りその時の事を思い出していると『出来たから早くおいで。』と、ミンジュンの声が聞こえて来ます。
『すごく似てるな…。』と、不思議に思いながら瓶を棚に戻すヘソン。
テフンのデパートで誰かを待っている様子の女の子。
『でも、お兄ちゃんが私を覚えているかしら?あの時7歳だったからな~。』と、独り言。
向こうから歩いて来るヘソンを見つけて『お兄ちゃんだ!』と嬉しくて仕方がない様子。
気付かずに前を通り過ぎるヘソンを『ちょっと!』と、呼び止めます。
振り向いたヘソンに『私に何でそんな事するの?』と言って、驚くヘソンの頬にキスします
『何するんですか!?』と、慌てふためくヘソンに『すごくイケメンじゃないですか!』と、言って去って行く女の子。
『世の中はどうなってしまったんだ!?』と、怖がって逃げ出すヘソンwww
ヨンインが働いている所を嬉しそうに見ているヘソン。
ヘソンに気付いて泣きそうな顔になるヨンイン。
仕事中だったヨンインは『上で待っていて』と、口だけ動かして上を指差します。
上の階にあるカフェで妹を待つヘソン。
そこに、さっきの女の子と腕を組んでヨンインがやって来ます。
女の子に気付いて『あっ!』と、キスされた頬に手を当てるヘソン。
そんなヘソンを面白そうに笑うヨンインと女の子を見て『じゃあ、お前は…』と、ヘソンはやっと気付きます。
いつも頬にキスをさせていた末っ子のスジ。
『お兄ちゃん、今は私と同級生よ、19歳!会いたかったよ、お兄ちゃん!』と、またヘソンにキスするスジ。
楽しそうにしている兄妹の所に『何がそんなに面白いんだ?』と、テフンがやって来ます。
妹たちとテフンは交流があったようですね。
『テフンオッパ!』と、声をかける妹たち。
『テフン、本当に有り難う!ヨンインの病院代を出してくれて、上司にも上手く話してくれて。』と、お礼を言うヘソン。
『もう弟たち皆に会えたのか?』と、尋ねるテフン。
『ヨンジュン以外は…』と答えるヘソンに『小さい兄さんには会わなくていいわよ…。』と言うヨンイン。
スジも暗い表情になります。
その時、電話がかかってきてヘソンたちと別れるテフン。
テフンを呼び出したのはテフンの母でした。
母と一緒にテフン父もいます。
デパートの会長であるテフンの父は、ミンジュンの父親でした。
母に無理矢理連れ出されるテフン。
テフンが連れて行かれたのはテサン病院…ヨンジュンが勤めている病院でした。
病院の院長であるソウン母とテフン母は友達のようです。
どうやらテフンとソウンを結婚させるつもりの母親たち。
ヨンジュンを気に入っていない様子のソウン母は、わざと部屋にヨンジュンを呼びつけテフン母の健康診断の検査の準備をするように命じます。
ソウン母に紹介されてテフン母とテフンに挨拶をするヨンジュン。
テフンはすぐにヨンジュンだと気付き、声をかけようとしますが…『初めまして』と挨拶するヨンジュンに『初めまして…』と言う他ありませんでした。
ソウン母の思惑を感じ、気分を害して部屋を出たヨンジュンは、廊下で待っているヘソンに気付きます。
人目につかない所で話をする兄と弟。
事故があった夜に何をしていたか尋ねるヘソンに『それがそんなに気になるのか!?』と、怒鳴るヨンジュン。
『そんな事を確かめに会いに来たんじゃなくて、もう弟妹たち皆に会ったから昔みたいに一緒に食事して話をしたいんだ。誤解もあっただろうし、今まで知らなかった事情もあるんじゃないのか?』
兄弟たちを和解させたいと思っているヘソンに『俺はギョンチョルを殺していないから他をあたれ。俺の前に現れるな!』と、頑ななヨンジュン。
『違うって言っただろう!?犯人が誰かなんて関係ないんだ。俺が言いたいのは、兄弟たちに何で知らん顔して、自分だけ良い暮らしをしてるんだよ!?』
『何で都合よく勘違いして大きい兄ちゃんぶってるんだ!?本当の兄弟じゃないくせに!』
その言葉にヨンジュンを殴り倒すヘソン。
一方、カフェに集まっているホバン、テフン、ムンシクの三人。
『12年前にヤン・ギョンチョルを殺した犯人はヘソンじゃない。ヘソンがその日の事を全部覚えていたんだ。ヘソンは絶対に犯人じゃない。あの時は俺たちもまだ子供だったし、ヘソンが濡れ衣を着せられているとは思っていなかった。何があっても必ず犯人を捕まえて、ヘソンの汚名を晴らすんだ!』と、ホバンが拳を握り締めた時『それ、本当なの?』と、ジンジュが現われます。
驚いて椅子から転げ落ちるホバンwww
『ヘソンが犯人じゃないって事とあんたが真犯人を捕まえて汚名を晴らすって言葉は本当なの?』と、恐ろしい顔でホバンを見下ろすジンジュ。
オドオドしながら『本当だ。』と、起き上がって椅子に座るホバン。
その時、ジンジュの持っている紙袋が酷い匂いを放っている事に気付くムンシクとテフン。
今日、ホバンがここにいると聞いて、家から生ゴミを持って来たジンジュ。
『ホバンに渡そうと思っていたけど、真犯人を捕まえるまで保留にする』と言って帰って行きます。
『お前たち何かあったのか?』と尋ねるムンシクに『ブラジルに旅行に…』と呟くホバン。
まだ言ってるwww
その言葉に足を止め『ホバンのヤツめ!生ゴミを渡してやろうと思ったのに…ああ、もう!何で…今日はカッコいいのよ。』と、ニヤッとするジンジュ。
おっ!カップル誕生なるか!?
その頃、おじさんの80歳の息子の容態が危なくなります。
至急、手術をして気道確保しないといけなくなります。
危険が伴うため保護者の同意が必要ですが、息子に家族はいないようです。
息子の担当医はヨンジュンでした。
上司に『保護者ではないが、入院費を払っている人がいる…』と言って、病室の窓から心配そうに見ているおじさんをチラリと見るヨンジュン。
保護者じゃなくても担当医がサインすれば手術できると言う上司ですが、医療事故が起きたら困るので…と、ヨンジュンはサインする事を断ります。
病院のベンチに座り、ヨンジュンを殴ったことを思い出し落ち込んでいるヘソン。
そこへガックリと肩を落としてやって来たおじさん。
ヘソンに支えられながらベンチに座り『うちの息子が死ぬみたいだ。』と呟きます。
何か方法はないのかと尋ねるヘソンに『家族の同意があれば手術できるんだが…。危険な手術だから責任を取る医者がいない。俺が父親なのに…父親だと言う事も出来ず、おかしくなりそうだ!俺が本当に父親なのに。俺が父親なのに…』と言って、涙を流すおじさん。
レストランでは、料理長(なのかな?)がミンジュンに一枚の履歴書を見せています。
お客が増えて人手不足のため、調理師を一人雇ってほしいと言う料理長。
調理補助が調理師になれれば良いんだけど…と、ジョンウォンを見つめるミンジュン。
ジョンウォンにはまだ無理だという調理長に『自分の店で働く人間を育てたいと思っている。そうすれば、今は大変でも希望があるだろう?』と言うミンジュンですが…。
『今、早急に調理師が必要なのに、使い物になるのをいつまで待っていれば良いんですか?』と、反論する調理長。
仕方なく、料理長が推薦する調理師に会う事にするミンジュン。
ミンジュンはちょうどゴミを出そうとしていたジョンウォンを呼びつけます。
『昨夜の事だけど、厨房に部外者を入れるのは危険な事だ。ホールの従業員たちでも厨房には特別な事が無い限り、入ることが出来ない事は良く分かっているよね?』
『申し訳ありません!注意します。』と、大きなゴミ袋を持っているジョンウォンを見て『いつまで生ゴミ捨てばかりするつもりだ?』と、冷たく言って去って行くミンジュン。
その言葉に何も言い返すことが出来ず、呆然とするジョンウォン。
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最初、10話まで入れるつもりでしたが長くなったので分けます。
10話も途中まで書いているのですぐにUP出来ると思います。
今回、会話などかなり纏めて書いているのでご了承下さい
では、最後までお付き合い頂いて有り難うございました
画像お借りしました。