28話②です。
完全ネタバレになっているのでご注意下さいね
ジウクとボンヒがコインランドリーで幸せな時間を過ごしていた頃…パン係長はヒョンスの病室を訪れていました。
意識の無いヒョンスの顔に手をかざして、その口の辺りを隠してみます。
マスクの男に襲われた時の事を思い出し『確実にお前で間違いない、チョン・ヒョンス。あっ!思い出したら痛くなってきた…。』と、刺されたわき腹を押さえるパン係長。
『正直、俺はお前が永遠に起きなければ良いと願うよ。』と、ヒョンスを睨んで病室を出て行こうとするパン係長ですが、背後に気配を感じてヒョンスを振り返ります。
でも、ヒョンスにさっきと何も変わった様子は無く…溜息をついてから出て行くパン係長。
パタンとドアが閉まると…突然、ヒョンスの瞼がピクピクと痙攣を始め…。
街で、酒に酔ってフラフラと歩くユジョンとジヘを見かけるウニョク。
ユジョンがトイレに行ってしまい、一人でいたジヘに声をかけます。
『昼間から酒ですか?あまり飲み過ぎないように…』と小言を言ってから、突然ジヘの電話番号を尋ねるウニョク。
『えっ!?』と、驚くジヘ。
『ああ、いや…。これ僕の名刺なんですけど、もし何かあったら僕に連絡して下さい。』と、ジヘに名刺を差し出し、笑顔で去って行くウニョク。
呆気にとられてウニョクから渡された名刺を見つめるジヘ。
そこへ戻って来たユジョンと、ウニョクとは反対の方向に歩き始めたジヘですが…振り返ってウニョクの後姿を見つめています。
惚れたか!?
辺りはすっかり暗くなり、洗濯から帰って来るジウクとボンヒ。
ジウクが持っていてくれた洗濯籠を受け取り『お休みなさい。』と、微笑むボンヒに…
キスをして『お休み。』と、微笑み返すジウク。
お互いの部屋に向かって歩き始めた二人ですが…
同時に足を止めて振り返ります。
目が合った瞬間、引き寄せられるように歩み寄るジウクとボンヒ。
何も言わずにボンヒの頬を両手で包んでキスするジウク。
持っていた洗濯籠を放り出して、ジウクの首に両手を回すボンヒ。
しばらく二人のシーンを…
キスしたままボンヒのベッドに倒れ込む二人
そして…幸せな朝を迎えたジウクとボンヒ。
窓から差し込む眩しい朝日に目を覚ますジウク。
腕の中で眠っているボンヒの髪に優しくキスをします。
体を起こし、ぐっすり眠っているボンヒを愛おしそうに見つめて…今度はボンヒの肩にキス
ボンヒの手を握ろうとして手を伸ばしたジウクは…
一瞬その視界に入ったベッド横の机に視線を戻します。
そこには幼いボンヒが父と一緒に写っている写真が飾ってありました。
ボンヒ父の顔を見た瞬間、ジウクの脳裏に甦るあの火事の記憶。
炎の中をジウクに向かって歩いて来る男。
記憶の底から鮮明に浮かび上がるその顔は、写真の中でボンヒと一緒に笑っているボンヒ父の…その顔でした。
まるで時が止まったように…写真を見つめたまま動けなくなるジウク。
その時、目を覚ましたボンヒ。
ボンヒはジウクを幸せそうに見つめて…その胸に顔を埋めます。
腕の中のボンヒを抱き締めながら…
目を逸らそうとしても、どうしても視線は写真に向かってしまいます。
何度も何度も、写真を見つめるジウク。
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分かっていた展開ではありますが、辛いですね
幸せな瞬間からの突き落とされ方がハンパないです
さて、ボンヒ父に疑いを持ったジウクはどうするのでしょうか!?
次回に続く…
今回も長くなりましたが、最後までお付き合い頂いて有り難うございました
画像お借りしました。