残す所あと5分!という所からなかなかパソコンの前に座れず…UPするのが遅くなってしまいました
では、早速19話です。
ネタバレになっているのでご注意下さいね
ボンヒにヒョンスを夕食に招待するように…と言って電話を切った後、ジウクはヒョンスの反応を探ろう…と、パン係長と相談します。
『今、俺たちに取れる方法はそれしかないから…。』と。
ユジョンという想定外の来客があったものの、食事をしながら神経戦を繰り広げたジウクたち。
『ところで、コ・チャンホさんはどうなったんですか?本当に逃走中ですか?』と、話を持ち出してヒョンスを見るパン係長。
さあ?と、惚けるヒョンスですが…ある場面を思い出しています。
やっとの事で川から上がって来たチャンホ。
まともに歩けず道路に倒れ込んでしまいます。
這いつくばり、何とか前に進もうとするチャンホを驚かせた『おい、チャヌ!』と、自分を呼ぶ声。
『すごく辛いか?死にそうだな。』と笑うその声の主を、恐る恐る振り返るチャンホ。
自分を見下ろし、可笑しそうに笑うヒョンスのその姿を見たチャンホは、恐怖に顔を歪め後ずさりして…。
そんな事を思い出しながらも、笑顔で食事を続けるヒョンス。
ヒョンスがその笑顔の裏で、何を考えているのか分かるはずはないけれど…ヒョンスを揺さぶり始めるジウク。
チャンホが姿を消す前にボンヒと会う約束をしていた話を始めます。
突然、約束を取り消されて会えなかった…と、ボンヒ。
『コ・チャンホと?』と、ユジョンが興味を示します。
ハンム公園からチャンホの車が発見された所までの、高速道路ではなく国道など一般道路の防犯カメラを調べたほうが良いとユジョンにアドバイスするジウク。
『分かった。私がチェックしてみる。』と、素直に答えるユジョン。
チラリとパン係長を見るジウクに『何も変わった様子は無い。』と目で合図するパン係長。
『チョン・ヒョンスが唯一、動揺した時は…?』と、考えるジウク。
それは、ジウクと接見中のヒョンスが『弁護士さんは、親しい誰かが傷つけられたのを見た事がありますか?』と言っていた時と、ヒョンスが暴行して殺しかけた男の写真を見た時…。
その時の尋常でないヒョンスの様子を思い出します。
『それと、コ・チャンホが女性関係で、トラブルや前科があるか調べてみろ。女性を暴行したとか傷つけたとか、そんなのを。』とユジョンにアドバイスするジウク。
なるほど…という感じで(白々しく)頷きながらジウクの話を聞いているヒョンス。
そんなヒョンスに『ヒョンスさん、たくさん召し上がれ。』と、微笑むジウク。
『すごく美味しいです。』と、微笑み返すヒョンス。
何て重苦しい雰囲気!きっと味なんてしないでしょうね
食事が終わり…ヒョンスを車で送るウニョク。
『つまらなかったでしょう?』と、ヒョンスを気遣います。
『そんなことないですよ。検事さんや弁護士さんたちだったからか、事件の話が凄く多かったですね。』と微笑むヒョンス。
『夕食の席には相応しくない話しでしたね。』と笑うウニョク。
ウニョクに『新しい仕事に就いた。』と、バイク便の仕事を始めた事を話すヒョンス。
バイク便をよく利用するから丁度良いと、ウニョク。
ウニョクはヒョンスに、なぜボンヒに弁護を依頼したのか尋ねます。
ボンヒが自分と同じような訴訟で有名だっから…と答えるヒョンス。
ボンヒは殺人者や犯罪者からの依頼が多かったから心配していたんだ…と言うウニョクに『弁護士さんは正直な人みたいですね。』と、苦笑いするヒョンス。
ウニョクなりにヒョンスの様子を探っているようですね。
一方、同じく車で帰宅途中のユジョン。
ジウクの家を出る時の出来事を思い出しています。
玄関で皆んなを見送り、台所に戻って行くジウク。
帰ろうとしないボンヒを不思議に思い『ウン弁護士さんは帰らないんですか?』と、尋ねるユジョン。
思わず『私はここで寝泊まりし…てるんですよ。』と、言ってしまうボンヒ。
『ここで暮らしてるの⁉︎』と、驚くユジョン。
『いえ、違います!寝食提供みたいなものです。』と、慌てるボンヒを『だから、ここで暮らしてるって事じゃないですか⁉︎』と、問い詰めます。
『ああ、それは…』と返事に困るボンヒに気付いたジウクは『ああ。一緒に暮らしてる。』と、キッパリ。
驚いてジウクを見るボンヒとユジョン。
『なぜ?ウン・ボンヒ、そうだろう?』と言って行ってしまうジウク。
『ああ…そうですね。』と、気まずそうにするボンヒ。
そんなやり取りを思い出し、泣きそうな顔で車を運転するユジョン。
誰もいなくなった台所。
『私が手伝います。』と、一人でお皿を洗うジウクの横に立つボンヒ。
『大丈夫だ。お前は休んでろよ。』
『ダメですよ。ノ弁護士さんは一人で料理もされたのに。』と、ゴム手袋をはめるボンヒを嬉しそうに見つめるジウク。
二人並んで仲良くお皿を洗い始めます。
ゴム手袋をしている手が触れただけでドキドキするボンヒ。
ニコニコと嬉しそうにボンヒを見ながら洗い物をするジウク。
『人で混み合っていたのに、急にいなくなったから凄く静かで寂しくなりましたよね?』と、何となく気まずい様子のボンヒ。
『そうか?俺は静かで良いよ。』と、ボンヒを見つめるジウク
じっと見つめられて『そんなふうに見ないで下さい。そ、その目つき…それ!誘惑しないで下さいよ!』と、慌てるボンヒ。
『おい、ウン・ボンヒ!違うよ!ただ見てるだけだ、こんなふうに…。』と、目をパチクリさせながらボンヒを見つめるジウク。
その顔めがけて『えいっ!』と、水をはじくボンヒ。
水が目に入って顔をしかめるジウクを見て『ふふふ』と声を出して笑います。
楽しそうに笑うボンヒを見て、幸せそうに微笑むジウク。
ヒョンスを送った帰り道、ウニョクに一本の電話がかかって来ます。
ナビの画面に現れた『依頼人 パク・ソンウン』の文字。
電話に出たウニョクを驚かせた、その彼女の言葉。
『チ弁護士さん。夫が…死にました。』
急いで駆けつけたウニョクが目にしたのは…
腹に刃物が刺さり仰向けに倒れている男性と、その横に放心状態で座っているパク・ソンウンの姿。
買い物をして帰って来た後に争ったのか…床の上には買い物袋や野菜が散乱しています。
その異様な光景に『奥さん…これはどういう事ですか⁉︎』と、驚くウニョク。
その声に振り向き、ウニョクをじっと見つめるソンウン。
警察が来て、パトカーに乗せられるソンウン。
ソンウンを見つめながら、ウニョクは彼女の言葉を思い出しています。
『弁護士には依頼人に関する秘密保持の義務がありますよね?』と、尋ねたソンウン。
『はい。でも、弁護士は真実を隠蔽したり嘘の陳述をしてはいけない…真実の義務もあるんです。』
『どちらを選びますか?真実か秘密保持か。私は…夫を殺していません。』
驚き、言葉を失うウニョク。
『でも、殺したと自首して…捕まるつもりです。私の秘密を守って下さいますか?』と、溢れる涙を堪えながらウニョクを見つめるソンウン。
弁護士には最も大きな義務が二つある。
秘密保持の義務と、真実を隠蔽したり嘘をついてはいけないという真実の義務。
二つの事がぶつかったなら、俺たちは…どちらを選択すべきだろうか?
そんな事を考えながら、ソンウンが乗ったパトカーを見送るウニョク。
その頃。
片づけが終わったジウクとボンヒは二人でお茶を飲んでいます。
『ウン・ボンヒが買ってくれた不眠症のお茶。これ凄く不味いんだけど、今日はちょっとお前に必要みたいだから。』と、ボンヒの前にカップを置くジウク。
浮かない表情でカップを手に取るボンヒの顔を『ウン・ボンヒ。チョン・ヒョンスがすごく気になるんだろう?』と、覗き込みます。
『もしも私が、ノ弁護士さんに殺人者の弁護を頼んでしまったのだとすれば、どうしよう?』と、不安そうなボンヒ。
少し考えて『無罪主張の原則…忘れたか?アリバイが嘘…たったその一つだけだ、真実なのは。それ以上の事は何も無いんだ。ただ、俺はもともと念入りにするだろう?だから気になってるだけだ。』と、ボンヒを安心させようとするジウク。
『それを信じろと?』
『ああ。信じろ。』
『本当なんでしょう?』
いや、嘘だ。
そう心の中で呟いて…黙ってお茶を飲むジウク。
『もしも何か出てきたら、私に必ず事実を話して下さいますよね?』
『うん。』
『秘密みたいな事、やめて下さいね。』と、何度も確認するボンヒ。
『そうだな。』と、ジウクは再びカップに口をつけます。
苦いお茶を飲み込んで『ところでなんだが、チョン・ヒョンスが危険でも危険じゃなくても…悪い人だろうが良い人だろうが…その…二人だけで会うのはやめてくれたら良いんだけど⁉︎もうこうなったら、24時間ずっと俺が見える所で、その中で安全に、いつも、その…』と、ほとんどヤキモチ状態のジウクをじ~っと見つめるボンヒ。
その視線に気付き『だから俺の言いたいのは…』と言い訳を始めるジウクに『ああ~、24時間はちょっと…』と、呆れ顔。
『「24時間は、ちょっと無理かしら?」こんなふうに言おうとするつもりだったのか?』と、ボンヒの様子を真似るジウク。
思わず笑ってしまったボンヒに『20時間?』とふざけるジウク
すっかり明るい笑顔になって、お茶を一口飲んだボンヒは『わあ!こ、これ…どうやって飲んでたんですか!?』と、その不味さに驚きます
『毎日、飲んでる。お前が買ってくれたから。ああ…苦い。ああ…毎日飲んでも苦い。苦いけど、毎日飲んでる。』と、ブツブツ言いながらボンヒが買ってくれたお茶を飲むジウクでした
ボンヒを笑わせようとしていたんでしょうね
翌日。パン係長と話すジウク。
ヒョンスが反応したのは接見室で彼の前科の事を話した時と、コ・チャンホの女性問題を調査する様にと言った時の二回だけ。その事からヒョンスには女性の事でトラウマがありそうだから、ヒョンスが助けた女性に話を聞くように…とパン係長に頼みます。
そして、何かが出てきたとしても、この件はまだパン係長と自分の間だけの事にしておこうと言うジウク。
もしも、チョン・ヒョンスが有罪なら…そして、自分たちが彼を自由にしてしまったなら…。
その事実をボンヒに隠す事はできないけれど、彼女が傷付かないように、可能な限り心の準備をさせてあげたい…と。
検察ではソンウンの取調べが始まりました。
長い間、夫の家庭内暴力に苦しんできたソンウンは心神喪失の状態だったとユジョンに説明するウニョク。
夫婦喧嘩の末、倒れて頭をぶつけて頭蓋骨を骨折した夫を…既に亡くなっていたのに腹部を刺したのはなぜかとソンウンに尋ねるユジョン。
『そうするほど夫が憎かったからです。気持ちを抑えられなかったんです。』と、答えるソンウン。
拘置所に連れて行かれるソンウンを見送るウニョクにユジョンが話しかけます。
『これって偶然に会った事になるよね?ウン・ボンヒさんの事件、あんたが弁護したのよね?ウン・ボンヒさんは無罪だと思う?』
『俺は依頼人を信じない。信じる信じない、真実か真実でないかは重要じゃない。ただの仕事だろう?でも、ウン・ボンヒさんを信じた。信じて弁護した。』
『なぜ?』
『さあね。ただ信じたんだ。』それだけ言って行ってしまおうとするウニョクに『ウニョク!たまには…ご飯でも一緒に食べてくれない?』と、呼び止めるユジョン。
足を止め、振り返りはしたものの…何も言わずに去って行くウニョク。
ジウクたちにソンウンの事件を説明するウニョク。
ソンウンは長い間、夫の家庭内暴力に苦しめられてきた。
事件が起こった日、夫は会社の出張で数日家にいない予定だったのに、突然帰宅して夫婦喧嘩になった。
その結果…ソンウンに突き飛ばされて倒れた夫は、頭をぶつけて頭部の骨折で死亡した。
その説明を聞いて、長年の暴力による心神喪失で弁護するつもりなんですね…とウニョクに確認するボンヒ。
そうだ…と言うウニョクに『ちょっと待て。これは、ちょっと変じゃないか?』と、口を挟むジウク。
事件当日のソンウンの体には夫の暴力の痕が無いと。
その日は口喧嘩だった…とウニョク。偶発的な事故だった…と。
息子のカン・ジェヨンも母が父を殺したのは自己防衛のめだったと思っている。
これは簡単な事件だ。自分一人でちゃんとやれるから心配するな…と言うウニョク。
するとジウクが『心配はしていないけど、俺が手伝う』と言い出します。
大丈夫だと断るウニョクに、『大丈夫だ。俺が手伝ってやる。ウン弁護士、一緒に手伝うぞ。』と、引かないジウク。
じゃあ、ウン弁護士だけ手伝って…と、ウニョクが言っても『俺も手伝う。』と。
『一体なぜ⁉︎今まで手伝ってくれた事なんてないのに、突然どうしたんだ?』と、迷惑そうなウニョク。
『お前が手伝ってと言うと手伝いたくないんだけど、お前が手伝うなと言うとなおさら手伝いたくなる。』と、子供のような理屈をこねるジウク。
『じゃあ、手伝って。』とウニョク。
『そうか。手伝うよ。』とジウク
何が何でも手伝おうとするジウクを、嫌がるウニョク。
『手伝うな~。』『手伝うよ~。』と、終わりの無い言い争いをしながら会議室を出て行くジウクとウニョク。
そんな子供の様な二人を見て『私は独身ですが、子供四人を育てているシングルパパの気分ですよ。』と、呆れるパン係長。
『四人ですか⁉︎』と、ボンヒが不思議そうにしていると…
『やって来ましたよ、ウチの一番目が。』と、パン係長が言うと同時に『おい!俺の裁判に負けた証拠不十分!』と、怒って部屋に入って来るピョン弁護士。
慌ててピョン弁護士の横をすり抜け逃げ出すボンヒ
ジヘとユジョンはチャンホが犯人だという事に納得がいかない様子。
『チョン・ヒョンスが犯人みたいなのに…。』と、不満そうなユジョン。
バイク便の仕事で、事務所にウニョクが頼んでいた医療記録の書類を届けに来たヒョンス。
こんなふうに仕事で会えるから嬉しい…と、ヒョンスを歓迎するボンヒ。
ジウクも出て来てパク・ソンウンの診断書を受け取ります。
『最近は事件が絶える事がない。この件も殺人事件だけど、今回は違う。これは自白した事件だ。自白。』と、『自白』という言葉をヒョンスに対して強調するジウク。
何も感じていない表情をするヒョンスですが、苦笑いのボンヒ。
ソンウンと接見するウニョク。
『一度だけ。もう一度だけ、考え直して下さい。』と言うウニョクに、首を横に振るソンウン。
決意は固いようです。
二階の部屋でソンウン事件の資料を見るジウク。
そこにボンヒがやって来て、ジウクの前のテーブルにお茶を置きます。
『あれ?何だ⁉︎今週はピョン代表と代わったんじゃなかったか?』と、ジウク。
『ははは…。何となく、こんな事になったんですよ。』と、力なく笑うボンヒ。
裁判に負けたからでしょうね
ボンヒに隣に座るように言うジウク。
『ところで、何を見ていらっしゃるんですか?あ、チ弁護士さんの事件?』と、ジウクが見ている書類を覗き込むボンヒ。
ウニョクがあんなに嫌がっているのに、どうして手伝うのかと尋ねます。
『さあね…。何だかチ・ウニョクの態度がちょっと怪しいから。』と、ジウク。
『いや~、365日12ヶ月怪しいですよ、チ弁護士さんは。』と、ボンヒ。
『人を良く見ているな、ウン弁護士。』と、嬉しそうなジウクですが…
『反対に、ノ弁護士さんは365日12ヶ月、つまらないとお考えでしょう?』と、痛いところをボンヒに突かれて『そう見えるか?』と、苦笑い。
事件現場の写真で、野菜や果物が散乱しているのを見ると誰かが尋ねて来るところだったのではないか?と、考えるジウク。
頭蓋骨を骨折して死んでいるにも関わらず、刃物で刺されている夫の写真を見て『いくら憎んでいたとしても、ここまでする必要があるでしょうか?』と、ボンヒ。
『そうだ。それに俺も同感だ。いや~、ウチのウン弁護士は凄くお利口さんになったな。良く出来た!』と、嬉しそうにボンヒの頭に手を置くジウク。
『もう一つ。家に訪ねて来るところだった人は、息子ではないですか?』と、ボンヒ。
『息子?』
『今、下に来られてるんですよ。チ弁護士さんと証人尋問の準備をしに。』
そのボンヒの言葉に、何か思いついた様子のジウク。
一緒に階段を下りて来たジウクとボンヒを見かけるパン係長。
嬉しそうに微笑みながらボンヒを見つめているジウクを見て『誰が見ても恋愛だな…。』と、呟いてニンマリ
それを聞きつけて『誰が?』と、尋ねるピョン弁護士に『何も言ってませんよ。空耳では?歳をとるとそうなるんですよ。』と、言って去って行くパン係長
『何だ?』と、キョトンとするピョン弁護士
この時のピョン弁護士が可愛い
ソンウンの息子と証人尋問の練習をしているウニョク。
そこに入って来るジウク。
物心ついた頃から父親は母親に暴力を振るっていた。本当に母が可哀想だった…と、俯く息子。
『それじゃあ、可哀想な母親になぜ…。』と、思わず言ってしまうウニョク。
そこに『父親は母親にだけ暴力を振るっていましたか?あなたにもそうしていましたか?家を出て、別々に暮らしている理由は何ですか?』と、ジウクが口出しして来ます。
ウニョクが止めるのも聞かずに息子に質問を続けるジウク。
大きくなったら父親と戦う…と、考えた事はありませんか?知り合いにそういう人がいるから…と。
『俺が守らないといけなかったのに、守れなかった子が一人いたんです。その時、俺は思ったんです。「俺がもう少し大人で、力が強くて能力があれば、どこの誰もこんな目に合わせる事はなかったのに。」そう考えたんです。』そう言っていたヒョンス。
『カン・ジェヨンさんはどうですか?』と、息子を見つめるジウク。
何も答えない息子に、今日はここまでにしましょう…と、練習を切り上げるウニョク。
息子を見送った後『なぜ、こんな事をするんだ?』と、珍しくジウクに少し声を荒げるウニョク。
目を逸らしていたウニョクに『俺のセリフだ。おい、チ・ウニョク、俺を見ろ!』と、ジウク。
ウニョクは『 俺はいつでもお前をみてるぞ、ジウク。』と、笑顔を作ります。
『そうだろうな。でも、しっかり見て事実を話せ。ふざけていないで!』
ジウクの真剣な眼差しに、ウニョクの作り笑いは消えて…
『お前の言いたい事は何なんだノ・ジウク?』
『お前、何かを隠してるじゃないか。違うか?』
決めつけるなと言うウニョクに『何だ⁉︎息子が犯人か?本当か?そうなのか?』と、問い詰めるジウク。
その日、家に来る予定だった息子のために夕食の買い物に出ていたソンウン。
買い物から帰って来た彼女が見たのは、頭から血を流して倒れている夫の姿でした。
その時間には家にいないはずだった夫のその姿を見て『ああ、息子が来たんだな。夫と息子が争ったんだな。』と、直感したソンウン。
すぐに救急車を呼ぼうとしましたが…思い直し、電話をかけるのをやめてしまいます。
『息子の代わりに私が捕まろう。私が全ての罪を被ろう。』そう決心したソンウンは、息子が家に入った痕跡を消して…そして、もう既に亡くなっている夫を刺したのです。
ウニョクの話を聞いて『やっぱり!そうだったのか?』と、ようやく納得できたジウク。
『これでお前にも秘密保持の義務が出来たんだぞ。 』と言うウニョク。
『弁護士は真実を隠蔽したり、嘘の陳述をしてはいけない…という義務もある!』
『俺には依頼人が優先だ。秘密保持が優先なんだ!』
『じゃあ、罪がある人を放して罪がない人を捕まえるって言うのか!?そんな事ありえるか!?』
『事実を話すように今パク・ソンウンさんを説得中なんだ!』
『説得できていないんだろう!?虚偽の自白なのに、裁判はもうすぐなんだぞ!それで、いつ、どうやって説得するんだ!?』
『説得できなかったら、俺は依頼人に無条件に従う!』
『それが依頼人のためになると思っているのか?』
『ああ。俺はそう思ってる。』
『バカなことを言うな!何で犯人のために犠牲にならないといけないんだ!?』と、声を荒げて怒るジウク。
『お前は俺の言うことが分からないのか!?それが依頼人が望んでいる事なんじゃないか!それに俺は依頼人の望み通りにする。それが何であっても!』と、一歩も引かないウニョク。
『ああ、それで他に殺人者がいるのに放してしまうのか!?おい、チ・ウニョク!お前に決められるのか!?』
ウニョクのしようとしている事が理解できないジウクです。
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せっかくジウクとボンヒがいい感じになってきたのに、なかなかラブライン突入!にはなりませんね
元カノのユジョンに対するジウクのキッパリとした態度が見ていてスッキリします
では、最後までお付き合い頂いて有り難うございました
画像お借りしました。