今回は2話まとめるつもりだったのですが、遅くなってしまったので17話だけ先にUPします。
先週ラストのキスシーンの少し前から、ジウクの回想で17話が始まります。
では、17話です。
ネタバレになっているので、ご注意下さいね
チャンホに会いに行ったボンヒのもとへ急ぐジウク。
不安と共に甦る父の最期の姿。
ある詩にあった。「始まりは大よそ分かるけれど、終わりは殆どわからない。」と。
俺の場合は反対だった。
短い人生の中で、何度も終わりを経験して…終わりを恐れて始める事を躊躇ったんだ。
お前への自分の気持ちに気付いた瞬間…
お前から逃げ出した、臆病者なんだ。
そして、失敗した。
なぜなら、お前への気持ちが…知らないうちに始まっていたから。
それが後になって分かったんだ。
いつからだったのだろう?
どこからだったのだろう?
気付くのが遅すぎて、始まりが分からない。
そうだ。今、わかる唯一つの事は…
頭では分からなかった。
頭では止められなかった、お前との始まりが…始まっていたと言う事。
部屋に入って、放心状態のまま佇むボンヒ。
逃げていたボンヒへの想いと向き合ったジウク。
真っ暗な夜。車を運転しているチャンホ。
後部座席には、大きなナイフを持ったヒョンスの姿。
大きな橋に差し掛かった時、バックミラーでヒョンスの隙を確認し、急ブレーキをかけるチャンホ。
怒って後ろから襲いかかってくるヒョンスの攻撃をかわし、車の外に逃げ出します。
ヒョンスに捕まり、何度も殴られるチャンホ。
でも、チャンホの反撃にヒョンスが蹴飛ばされ倒れた隙に…
橋の欄干を乗り越え川に飛び込みます!
驚き、恐る恐る川を覗き込むヒョンス。
川面を大きく揺らし、沈んでいったチャンホが上がってくる事はありませんでした。
『これで、消えた人間が四人だから…消える人間は三人だ。』
不気味なヒョンスのその呟き…。
ベッドに腰掛け、しばらく悩んでいたボンヒですが…決心して立ち上がります。
ボンヒがドアを開けると、目の前にジウクの姿。
『今、ノックしようとしていた…』と、慌てるジウク。
話そうと思っていたからちょうど良かった…と、ボンヒ。
気まずい雰囲気で向かい合って座るジウクとボンヒ。
『ウン・ボンヒ、さっきは…』と、話し始めたジウクの言葉を、ボンヒが遮ります。
『私たち、こういう事…初めてじゃないでしょう?何度目とも分からないこういう事を、こんなふうに大きくしないでおきましょう。』
『いや、違う。ウン・ボンヒ、俺は…』
『私はノ弁護士さんが言われた通り、私の気持ちを整理しているんです。いえ、したんです。こんな事故みたいな些細な事で気持ちを揺らされたくないし、揺れるつもりもないんです。私すごく辛かったんです。私、今がすごく良いんです。こんなに平穏に寝て食べる事ができる会社で、仕事も出来て…何だか夢みたいで、何かの好機が来たみたいで。一緒に仕事をしている人たちも、本当にすごくすごく好きで…。』
「俺はお前を遠ざけた事を後悔している。」
『ノ弁護士さんがフッて下さって、むしろ良かったと思っているんです、私は。本心です。』
「時を戻したい。」…と言うつもりなのに。
『私はこれからもこんなふうに、ずっと過ごしていきたいんです。』そう言って、自分の部屋に戻って行くボンヒ。
言いたかったことを一言も言うことができず…呆然とするジウク。
『よくやった、ウン・ボンヒ。』と、自分に呟くボンヒです。
川から這い上がってくるチャンホ。何とか生きていたようです。
その頃、坂道をリヤカーを引いて上って行くおじさんを、自分の車を停めていた所まで手伝っていたピョン弁護士。
車に乗り込みエンジンをかけ、運転代行を呼ぼうとしています。
リヤカーを坂道の途中に置いたままでどこかへ行ってしまったおじさん。
すると、リヤカーが坂道を下り始め…その先に一人の女性が歩いて来ます。
スマホを見ながら歩いていたその女性はリヤカーに気付かず、それを見たピョン弁護士は慌てて車をリヤカーにぶつけて女性を助けますが…。
警察に事情を聞かれていると、飲酒していたピョン弁護士に気付くおまわりさん。
『ビールを二杯飲んだだけだ!』と言い訳するピョン弁護士ですが、警察に連れて行かれてしまいます。
ボンヒの事を考えていて、ピョン弁護士からの着信に気付かないジウク。
翌朝、あれから眠る事ができなかった様子のボンヒ。
考えまいとしても、何度も思い出してしまうジウクとのキスに頭を抱えています。
部屋を出たボンヒは、ちょうどランニングから帰って来たジウクと出くわします。
目が合ったものの、何も言わずに自分の部屋に行ってしまうジウク。
少し安心したボンヒですが…その後、台所でバッタリ
目を逸らして行ってしまおうとするボンヒの行く手を遮るジウク。
『昨日はウン・ボンヒ、お前が一人で話したから、今度は俺が一人で話すよ。』と、話し始めます。
『まず、謝るよ。俺はあれこれ理由をつけて自分の気持ちに気付かなかったし、それに怖かったんだ。こんなふうに言うと言い訳みたいだけど…。俺がお前に十分じゃないんじゃないかと怖かった。俺が自覚するまでの間に、お前が俺への気持ちを全部しまい込んだ事、それは良いんだ。お前の意思は十分に尊重するよ。だから俺が言いたいのは、また気持ちを変えてくれとか、また俺を好きになってくれとかそういう話じゃないんだ。俺がお前を尊重するくらい、お前も俺を尊重して欲しいんだ。つまり…俺がお前を好きになるのを放っておいて欲しいと言う事だ。』
ジウクが言った最後の言葉に、息が止まるボンヒ。
そんなボンヒの顔を覗き込んで『俺はお前を辛くさせないよ。お前が平穏に暮らしているのを絶対に邪魔したりしない。ただ、こんなふうに過ごしたある日突然、お前が感じた時…その時に気持ちを向けてくれ。その時に俺を受け入れてくれ。待ってるよ。ゆっくり来い。』と、微笑むジウク。
さっきから息をするのを忘れているボンヒに深呼吸をさせて、クールに台所に入って行きます。
流し台とカウンターの間からそ~っと頭を出して、ボンヒが部屋に戻って行くのを確認すると…立ち上がり深呼吸を始めるジウク。かなり緊張していたようです
副題は『ウン・ボンヒ、全盛時代』です。この意味は18話で明らかになります。
会議中、お互いに意識し合うジウクとボンヒ。
そんな二人の様子に気付くウニョクとパン係長ですが、知らないフリをして依頼の振り分けを始めます。
話が聞こえていないジウクとボンヒを見て、ウニョクとパン係長が『二人に何があったのか』と、興味津々で話していると…『何があったかと言うと、俺は英雄になったんだ。』と、話に割り込んで来るピョン弁護士。その言葉の続きを聞きたくなさそうなウニョクとパン係長
そんな事はお構いなしに、ピョン弁護士は昨夜の武勇伝をを話し始めます。
女性を助けたのに飲酒運転で捕まったと、悔しくて仕方ないピョン弁護士。
車の防犯カメラは電源が入っていなくて、運転代行に電話をかける前だったので通話記録も無く、代行を頼もうとしていた事も証明できない…。
『飲酒運転は殺人罪にもなる。』と言うボンヒに『これは殺人未遂になるのでは…。』と、追い討ちをかけるジウク。思わず『おい!証拠不十分!』と怒鳴るピョン弁護士に『もう私を証拠不十分とは呼べないのでは?』と、ボンヒ。
『「一度でも飲んだらお前の息子だ~!」と仰ってましたよ。』と、ボンヒを見るパン係長と、それを嫌がるボンヒ
裁判をおこすと言うピョン弁護士に、大人しく罰を受けろと言うジウク。
散々言いたい事を言われて怒るピョン弁護士を無視して、皆さっさと会議を切り上げ出て行ってしまいます。
ベランダに出て、ヒョンスの昨夜の行動を探るようにパン係長に頼むジウク。
『どう考えてもおかしい…。』と、昨夜の事を話し始めます。
ジウクとボンヒがチャンホとの待ち合わせ場所に向うと、そこにチャンホの姿はなく…ボンヒに『急用が出来たので、約束はまた今度に。』とメールが届きます。
そのメールのタイミングも変だし、すぐにチャンホに電話をしても繋がらなかった事もおかしい…そして、何よりもその時の空気がおかしかった…と。
『ヒョンスは嘘をついていた。俺に。そして、自分を信じてくれているウン・ボンヒを騙した。』そう言って、いつものパラソルの下に座っているボンヒを見下ろすジウク。
彼女のためなんですね…と、ジウクを見てニヤッとするパン係長。
『自分の思い過ごしなら…チョン・ヒョンスが無実なら良いのだけれど。ウン・ボンヒが信じているように…。』と、ジウクがボンヒを見ていると…
『ウン・ボン!』と、ウニョクがやって来てボンヒの隣に腰掛けます。
親しそうな二人を見てやきもちを焼くジウクに『いつも一緒に座っていますよ。』と追い討ちをかけるパン係長。
ジウクが私を傷つけて喜ばせて怒らせた。『愛はタイミングなんです。』とウニョクに話すボンヒ。
『知ってるよ!良~く知ってる。俺は他のタイミングは上手くできるけど、それだけは上手くできなかった。』と、笑うウニョク。
『今さら来てどうするのよ!?笑わせるわね。遅すぎるのよ!絶対に揺れないんだから!』そう言ってふくれっ面をするボンヒを見て、ウニョクは何の事か分かった様な顔をします。
そこに『良い朝だな。』と、冷静を装って二人に声をかけるジウク。
『昨日会えなかったチャンホに今から会いに行くところなんだ。』と言うジウクに『それで?』とそっけないボンヒ。
ボンヒも感心があるかと思ったけど、違うなら良いんだ…と、二人をチラチラ振り返りながら出て行くジウク。
ついて行こうとしないボンヒに『興味が無いの?』と尋ねるウニョク。
『すごくある!』と困った顔をするボンヒですが、ウニョクに促されてジウクの後を追いかけます。
チャンホの所へ向う二人。
嬉しそうなジウクとは違って気まずそうなボンヒ。
ついつい、ジウクからの告白やキスシーンを思い出して『ああ~、もう!やめてよ考えるの!』と、思わず呟いてしまうボンヒ。
驚いて『何?俺…何か悪い事したか?』と、心配そうに尋ねるジウクを睨みつけるボンヒ
警察署に着いて車を降りると、我慢していたボンヒの怒りが爆発
『私が好きですって!?遅くなって悪かったですって!?どこまでも待っていてみて下さい!気持ちは変わらないから。悔しくてできない!これまで私がどれだけ辛かったか。なのに、今さら来るなんて。遅すぎるんですよ!』
『俺が悪かった。』とションボリするジウク。
『私くらい苦しめてやる。言えば言うほど、もっと憎らしい!』と、ジウクを恨めしそうに睨むボンヒ。
『じゃあ、俺はどうしようか?』と、カワイコぶるジウク
そんなジウクを見ても機嫌が直らないボンヒ。
『とにかく、今度はしっかり待ってみて下さい。今度は7分くらいじゃダメなんですからね!待っているうちに歳をとって死んでしまうかも知れませんからね!』←道場にジウクが迎えに来た時、ボンヒが7分で出てきたからですね!
『そうか。分かった。』と、言うジウクに『冗談じゃないんですよ!』と、怒って歩き出すボンヒ。
大人しくボンヒの後をついて行こうとしたジウクですが、ふと???となってボンヒを引き止めます。
『ちょっと待て。ところで…ここからは立場を代えよう。ここからは公的な場所だから俺が有利だ!』と、ボンヒの前を歩き出すジウク。
せっかくチャンホを尋ねた二人でしたが、チャンホは急用で休暇届けを出していると聞かされます。
次にチャンホのアパートを訪れたジウクたちですが、思ったとおり留守で…『それなら…』と、ジ~っとボンヒの顔を見つめるジウク。
今回は無理だ!と慌てるボンヒ←ヤンシェフの家に忍び込んだからでしょうね。
二人がそんなやり取りをしていると、アパートの大家さんが通りかかります。
『家を見に来たの?ここはウチのビルよ。新婚さんみたいだけど?新居を探しに来たの?』と大家さんに言われて『はい!』と声を揃えるジウクとボンヒ。
チャンホから留守にしている間、家の事を頼まれていたと言う大家さん。
苦労せずにチャンホの部屋に入る事ができました。
どうやら引っ越すつもりだったのか、部屋を出て行くと言っていたらしいチャンホ。
聞いてみると、ヤンシェフ殺害の前くらいに次の入居者を探すように大家さんに頼んだようです。
ゆっくり部屋を見たいから二人だけにして欲しい…とラブラブ新婚カップルのフリをするジウクとボンヒ。
大家さんが出て行くと、急いでジウクから離れてツンとするボンヒ。
『一体、コ・チャンホさんはどこに行ったんでしょうね?逃げたのかな?本当に旅行にでも出たんでしょうか?』と言いながら、部屋の中を探り始めます。
『さあね。そうじゃなければ…本当に、もう消えてしまったのか。』と、呟くジウク。
机の上に置かれていた本の間から、一枚の写真を見つけるボンヒ。
それは、チャンホが友人と思われる男性二人と並んで写っている写真でした。
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先週、キスシーンで終わったから今回からラブラブになるのかと思っていましたが…
そうならないのが、このドラマの面白い所なんでしょうね
では、最後までお付き合い頂いて有り難うございました
画像お借りしました。