遅くなりましたが…15話③です。
コンビニで密航の準備のために、日用品や食料を買おうとするジャンヒョンですが…
店員に気付かれてしまい、何も買わずに店を飛び出します。
コン秘書からジャンヒョンが松島(ソンド:仁川国際空港の隣接区域)のコンビにに現れた…と報告を受けたミンヒョクはボンスンとグクドゥにその事を知らせます。
『情報は本当だった。密航の準備をしていたみたいだ。』と、ミンヒョク。
『だけど、何もせずには逃げ出さないわ。』と、ボンスン。
『俺の考えもそうだ。ヤツが買った武器はライフルだ。逃げる前にどこかで…ボンスンを撃つはずだ。だから、ボンスンを撃ちやすい場所に呼び出すだろう。』と、グクドゥ。
『あいつが望む場所より私たちが望む場所に呼び出さないと。そうすれば、あいつを捕まえられる。』と、まるで人事のように話すボンスンに『何だかおまえ、前より怖がらなくなってきてないか!?』と呆れるミンヒョク。
『心配しないで下さい。私、ちゃんとやれます。私はト・ボンスンじゃないですか!』と胸を叩くボンスン。
『そうだ。お前はト・ボンスンだ。ワンダーウーマンじゃない。わ~、銃まで怖くなくなったのか!?』と、ミンヒョクは呆れかえります。
少し言いにくそうに『ボンスン。もしも…ヤツから連絡があったら自尊心を刺激しろ。ヤツは女性を見下しているから絶対に腹を立てる。その時、俺たちが望む場所を言って電話を切れ。そうすれば喰いついてくる。』と、言うグクドゥ。
真剣にその言葉を聞き『うん。分かった!』と頷くボンスン。
同意を得るかのようにミンヒョクを見るボンスンとグクドゥ。
仕方なく、覚悟を決めるミンヒョク。
グクドゥからジャンヒョンが密航を企てていると、報告を受けたチーム長たち。
港の地図を広げ、ジャンヒョンを待ち伏せするために刑事たちが待機する場所を確認するチーム長。
一方、チルグのいないトボン胡桃店では…
エッグタルトから卵のキツイ匂いがする!(エッグタルトなのにね)とクレームを付ける客が来ています。
返品するから代金を返せと言う客ですが、12個のうち4個も食べてるくせに!と、応じないジニ。
オバサンズも加勢してモメている所へミンヒョクが入って来ます。
ミンヒョクの姿を見て、態度を豹変させるジニ。客に素直に謝り返金までして、お世辞を言って帰らせます。
ジニは、ボンスンを家に送って帰る途中で『お母様にご挨拶に来た。』と言うミンヒョクに大喜び。
ジニとオバサンズに囲まれてタジタジのミンヒョク。
『お父様は、私が責任を持って必ずお連れします。ボンスンが凄く心配しているんです。』と、ジニに言うミンヒョク。
やっぱりね…という顔をするオバサンズ。慌てて『それは自由を与えてるのよ。私たち夫婦は愛がすごく深いから、たまにこうやって少し距離を置くの。それが必要なのよ。熱々すぎると健康に悪いわ。』と、苦しい言い訳をするジニ
そして、聞きにくそうにミンヒョクに生年月日や生まれた時間を尋ねます。
何故ですか?と聞き返したミンヒョクですが…ジニの様子を見て、ジニが自分とボンスンの相性占いをしようとしている事に気付きます。
ミンヒョクに見透かされて気まずそうにするジニに『されて下さい。あ、それからどうなったか私にも教えて下さい。もしも、相性が悪いと出たら…』と言うミンヒョク。
固唾をのんでミンヒョクの次の言葉を待つジニとオバサンズ。
『「本当に相性が良い、これこそ一番の相性だ!」と言われるまで他の所を回って頂いたらダメですか?』と言うミンヒョクに大喜びするジニとオバサンズ
ジニとミンヒョクがそんな事を話しているとは知るはずも無いボンスンは、力量記を机の上に広げます。
私、ト・ボンスンは、私の力で三人の女性と私の友人ギョンシムを救い出した。今度は、彼女たちを拉致した拉致犯を、必ず私の手で捕まえてみせる。
そう書いて、決意を新たにするボンスンです。
会社に出勤するボンスンを隠れて見ているジャンヒョン。
ちょうど女戦士に敬礼していたボンスンに電話がかかって来ます。
『お前、まだ生きていたんだな。』と言うジャンヒョンの声。
『キム・ジャンヒョン!?』と言ってジャンヒョンの姿を探すボンスンですが、見当たらず『どこにいるの?』と尋ねます。
『お前も、俺がどこにいるのか気になるのか?』
『私たち会わないといけないんじゃない?』
『なぜ?力が戻った…。俺を捕まえるつもりか?』
『まさか、私みたいに小さな女に怯えて逃げるんじゃないわよね?』
『俺が女なんかに怯える!?』
『あんた、怯えてるでしょ。あんたは私の相手にならないじゃない!今。』
『俺が相手にならないだと!?』と、カチンときた様子のジャンヒョン。
『自信があるなら私に会いに出て来なさいよ。私たちが前に会った建設現場を覚えてるわよね?そこで待ってるから。今夜。』そう言って一方的に電話を切るボンスン。
ジャンヒョンはボンスンの言葉に、かなり頭にきたようです。
ミンヒョクにジャンヒョンから電話があった事を話すボンスン。
『今夜です。』と言われて戸惑うミンヒョク。
『心配しないで下さい。私は怪我しません。絶対に。』とボンスンに言われても、どうしても慌ててしまいます。
『分かった。いや、でも今は俺も時間が必要だ。俺の彼女の特別な状況を受け入れ理解してるけど…。ちょっと時間が必要なんだよ。』と心配で仕方ないミンヒョク。
そんなミンヒョクの手を取り…
『私を見て下さい。心配しないで下さいよ。私に何も起きませんから。』と言ってミンヒョクを見つめます。
ミンヒョクを安心させようと微笑むボンスン。
そんなボンスンを見て『分かった…。』と頷いてみるものの…不安を拭う事が出来ないミンヒョク。
家に戻ったジャンヒョンは…バッグにお金を詰め込み、隠しておいたライフルを持ち出します。
自分の部屋で、机の前に座るボンスン。
キム・ジャンヒョン…。お前は私が今日こそ捕まえてやる!
建設現場に一人で足を踏み入れるボンスン。
真っ直ぐに中へと進んでいくボンスンを、先に現場に来て隠れているミンヒョクとグクドゥが見守ります。
『俺の言う事が聞こえるか?』と、確認するミンヒョクに答えるグクドゥとボンスン。
キム・ジャンヒョンはどこかに隠れて撃ってくるはずだから気をつけるようにと言うミンヒョク。
回りを高い建物に囲まれた広場まで来て立ち止まるボンスン。
ジャンヒョンの姿を探し、辺りを見回します。
キムジャンヒョン…臆病者のように隠れていないで、出て来なさい。
私とちゃんと向き合いなさい。
緊張して、その瞬間が訪れるのを待つボンスン、ミンヒョク、そしてグクドゥ。
建物の上にやって来たジャンヒョン。
そこからはボンスンの姿がしっかり見えています。
ライフルを構えてボンスンに照準を合わせます。
そして…静まり返った建設現場に響き渡る一発の銃声。
弾丸が命中した衝撃で、弾き飛ばされて倒れるボンスン。
ボンスンが倒れたのを確認してから逃げ出すジャンヒョン。
その姿を見つけて『右の屋上だ!』と言って走り出すグクドゥ。
ボンスンに向って走るミンヒョク。
倒れているボンスンの体を起こし『ボンスン!ボンスン!大丈夫か!?ボンスン!!!』と叫びます。
ジャンヒョンを探し、建物の中を駆け回るグクドゥ。
ミンヒョクもジャンヒョンの後を追い、階段を駆け上ります。
屋上に出てジャンヒョンのライフルを見つけるミンヒョク。
車の音に気付き下を見下ろすと、ジャンヒョンが乗った車が建設現場を出て行きます。
『イン・グクドゥ、すぐにキム・ジャンヒョンを追ってくれ!どこに行くかは分かっている!密航の日を変えた!今夜、仁川港だ!』と、無線で知らせるミンヒョク。
それを聞いて、すぐに駆け出すグクドゥ。
辺りを気にしながら、港を足早に歩いて行くジャンヒョン。
ミンヒョクも港に駆けつけます。
コンテナの間を抜けて行こうとするジャンヒョンの目の前に『おい!キム・ジャンヒョン!』と言ってグクドゥが現れます。
慌てて逃げ出すジャンヒョンを追いかけるグクドゥ。
彼らの姿をドローンで追いかけて見ているミンヒョク。
ミンヒョクはジャンヒョンの動きをグクドゥに知らせ、グクドゥはミンヒョクの言葉を聞きながらある場所にジャンヒョンを追い込んで行きます。
『よし、そこまでだ!』とミンヒョクが言うと、ジャンヒョンを追いかける事を止めるグクドゥ。
『OK!』と言うミンヒョクの声と共に、ジャンヒョンの目の前のコンテナが動き出し、行く手を塞ぎます。
驚いて引き返そうと振り返ったジャンヒョンの目の前で、コンテナが再び動き始めます。
そして…
そのコンテナの上に飛び降りたのは…撃たれて倒れていたはずのボンスン!
被っていたフードを下ろし、ジャンヒョンを見下ろすボンスン。
『お前…撃たれたはずなのに…』と驚くジャンヒョンに『私もすべき事はちゃんとやっているのよ。』と言うボンスン。
実は、ミンヒョクから防弾チョッキを渡されていたボンスン。
その防弾チョッキは特別な素材で作られていて、どんな物も絶対に通さない…と言っていたミンヒョク。
倒れたボンスンを抱き起こした時…
その言葉の通り、銃弾をしっかり受け止めていた防弾チョッキ。
明るく笑うボンスンに、呆れながらも心の底から安心したミンヒョク。
『イン・グクドゥ、ボンスンは無事だ。』とグクドゥに報告してからジャンヒョンを追って行ったのでした。
ポケットからクルミを取り出すボンスン。
それをジャンヒョン目掛けて思いっきり投げつけます。
まるで、弾丸のようにジャンヒョンの足に命中して白い煙を上げるクルミ。
ポケットから取り出したクルミを次々にジャンヒョンに投げつけるボンスン。
そのダメージは相当のようで…クルミを体中に受けて倒れ込んでしまうジャンヒョン。
コンテナからジャンヒョンの目の前に飛び降りるボンスン。
『あんたは私の相手にならないって言ったじゃない!』と言って近付いて来るボンスンから、やっとの思いで立ち上がり逃げ出すジャンヒョン。
そんな二人の様子を、ドローンから送られて来る映像を並んで見ているミンヒョクとグクドゥ。
痛む足を引きずりながらコンテナの間から出て来たジャンヒョンに『おお、来たか!』と声をかけるミンヒョク。
ミンヒョクとグクドゥの姿を見て、まだ逃げようと走って行くジャンヒョン。
『キム・ジャンヒョン!』とグクドゥに呼び止められ、思わず振り向いたジャンヒョンの上に…
ボンスンが放り投げた大きな檻のような箱が落ちてきます。
『お~!ナイスショット!』と、思わず呟くミンヒョクと
ニッコリと微笑むグクドゥ。
何とか抜け出そうとするジャンヒョンですが、全く檻は動きません。
檻の中で、悔しそうに叫び声を上げて動き回るジャンヒョンを見つめるボンスン。
キム・ジャンヒョン…。あんたも一度、閉じ込められてみなさい。
もう、永遠に閉じ込められて生きて行くのよ。
ジャンヒョンを残して、立ち去るボンスン、ミンヒョク、グクドゥの三人。
彼らが歩き出すと同時に…パトカーのサイレンが夜の港に響き渡ります。
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やっと憎ったらしいジャンヒョンが捕まりました!
何だか15話が最終回みたいでしたね。
15話を書き上げるのに一週間もかかってしまいました
放送は終わってしまったけれど…あらすじが終わらないと私の中ではボンスンもまた終わっていない感じがします
とっても大好きなドラマだったので、残りはゆっくり味わいながら書いていきたいと思います。
では、最後までお付き合い頂いて有難うございました
画像お借りしました。