14話③です。
キム・ジャンヒョンは生きていた。グクドゥに撃たれた右腕を庇いながら、フラフラとした足取りで家の中に入って行くその後ろ姿…。
銃弾を受け、50mもある崖を転落したにも関わらず、あまりダメージを受けていない様子のジャンヒョン。←不死身⁉︎タブレットで見ているのはミンヒョクのインタビュー記事。
ミンヒョクのコメントを鼻で笑い、記事を書いた記者の名前を見て何か思いついた様です。
変装のためか…髪を短く切るジャンヒョン。
思い出すのは、崖から落ちた時の事…。池の中に沈んだ車の中から抜け出し、やっとの思いで岸に上がった事。
水に濡れて重く体に纏わりつく上着を脱ぎ捨て、痛む腕を押さえながら逃げ出した事。
耐え難い屈辱感。ジャンヒョンの鏡を見つめるその目は、怒りに満ちています。
ジャンヒョンが見ていたのと同じ、ミンヒョクのインタビュー記事を見せるコン秘書。
先日、インタビューの件でミンヒョクから叱られたので得意気です。
でも、次の企画会議の予定をまだ組み込んでいなかったので、またミンヒョクに睨まれてしまいます
車の中からボンスンに電話するグクドゥ。
どうやらギョンシムからボンスンの力が無くなってしまった事を聞いたようで、今から会社に会いに行くと言って電話を切ります。
給湯室でグクドゥの電話を受けていたボンスン。
コップを床に落としてしまい、粉々に割れてしまいます。
何かが起こる予感…。
ミンヒョクの会社の前に立つジャンヒョン。
髪を短くして、スーツを着た姿は廃車工場にいた時とは別人のようです。
ミンヒョクの記事を書いた記者になりすまし、ミンヒョクと約束している…と申し出るジャンヒョン。
でも、ミンヒョクが席を外していると聞いて『中で待たせて欲しい。』と頼みますが断られてしまいます。
そこで『この前のインタビューの評判が良かったので、新しくインタビューの企画をしている…。』と言って、中に入る事に成功。
お・ま・け
この↑受付の男の子。ヒョンシクがいるZE:Aの弟分 IMFACTのイサン君です。可愛い
エレベーターの前ですれ違うグクドゥとジャンヒョン。
一瞬の事でしたが…
『キム・ジャンヒョン?』と言って振り向くグクドゥ。←この時のグクドゥの表情がステキ
グクドゥを睨みつけるジャンヒョン。
ジャンヒョンに飛び掛り、投げ飛ばすグクドゥでしたが…ちょうど開いたエレベーターの中にいた女子社員を人質に取り逃げてしまうジャンヒョン。
慌ててミンヒョクに電話するグクドゥ。
その時、会議中のミンヒョクは電話をすぐに切ってしまいます。←グクドゥの番号の登録名が『ムカつく刑事』でした
もう一度、すぐにかかってきたグクドゥの電話に出るために会議を抜けるミンヒョク。←このミンヒョクの衣装が好きです背が高くないと着こなせないですよね
『キム・ジャンヒョンが今、会社の中にいます!』というグクドゥの言葉に顔色が変わります。
保安室に連絡して、全ての出入り口を封鎖して誰も外に出さないようにと指示するミンヒョク。
非常階段を駆け上り、ジャンヒョンを探すグクドゥ。
会社の中を(なぜか)迷う事無く歩き、トイレの窓から建物を確認するジャンヒョン。
警備員たちは出入り口を全て封鎖します。
保安室にやって来たミンヒョク
防犯カメラのモニターで、ゲートを通り抜けるジャンヒョンを確認します。
『キム・ジャンヒョン!生きていた!』と呆然とするミンヒョク。
企画開発待機チーム室で仕事をしていたボンスンに『会社に不審者が侵入したそうですよ。』と伝えに来るコン秘書。
その時、出入り口が封鎖された事を知らせるアナウンスが聞こえてきます。
建物の中に入る事も出る事もできずに戸惑う社員たち。
非常階段を上るジャンヒョンを追うグクドゥ。
社長室に駆け込んで、すぐ『大丈夫か!?』とボンスンに尋ねるミンヒョク。
『もしかして…?』と不安そうに尋ねるボンスン。
『そうだ。あいつだ。死んでいなかったんだ。』とミンヒョクが答えた瞬間、ジャンヒョンの笑い声が建物中に響き渡ります。
『アン・ミニョク!ゲームで勝負だ!俺とやってみようぜ!時間はそんなにやれないぞ。15分。それまでに俺を捕まえられなければ…この建物を…爆破してやる!』そう言って笑うジャンヒョン。
その放送を聞いていたグクドゥは、どこかに向って駆け出します。
『ボンスンを絶対に一人にするな!』とコン秘書に命じるミンヒョク。
慌てて駆け寄り『代表さん、気をつけて下さいね。』と、不安そうにミンヒョクの手を取るボンスン。
『心配するな。』そう言って、安心させるようにボンスンの頬に手をあてて…
ボンスンの手を強く握り返して、部屋を飛び出して行くミンヒョク。
部屋を出たミンヒョクは腕時計のタイマーを15分にセットします。
放送室に駆けつけるグクドゥとミンヒョク。
拘束されていた女子社員たちを助けて、建物から出るように言います。
マイクの前に立ち、ファイルを保存して電源をオフにした後、すぐに会社から出るようにアナウンスするミンヒョク。
慌てて逃げ出す社員たちの流れに逆らって歩いて行くジャンヒョン。
『どうするるもりだ?』と、ミンヒョクに尋ねるグクドゥ。
『あいつを捕まえないと。ここがどこだと思って入ってきたんだ!?』と、腹立たしそうなミンヒョク。
ハッとして『ボンスンは今どこですか!?』と尋ねるグクドゥ。
『社長室にいる。』
その言葉を聞くと同時に駆け出していくグクドゥ。
その頃、ボンスンを社長室から連れ出すコン秘書ですが…その瞬間、後ろからジャンヒョンに殴られてしまいます。
気配に気付いて振り返ったボンスンの顔に布(薬が染み込ませてあったのでしょうね)をあてて気絶させ、肩に担いで出て行くジャンヒョン。
彼が立ち去った後には、床に倒れているコン秘書とボンスンが付けていた緊急呼び出し用のスマートウォッチが…。
社員たちが全員外に出た頃を見計らって、建物中の電源を落とさせるミンヒョク。
次々と消えていくビルの明かりを、驚いて見ている社員たち。
突然、暗くなって驚くジャンヒョンですが、ライトを取り出し辺りを確認しています。
会社の中を知り尽くしているミンヒョクは、非常灯がボンヤリと照らす廊下をしっかりした足取りで進んで行きます。
タイマーを確認すると、あと8分19秒。
その頃、屋上のボイラー室(なのかな?)に到着するジャンヒョン。
気が付いたボンスンを、楽しそうに笑いながら太い鎖で縛りつけ大きな鍵をかけます。
残る時間はあと6分17秒。
ボンスンの腰に時限爆弾を巻きつけ、両手をガムテープでぐるぐる巻きにするジャンヒョン。
『外してみろよ!鉄パイプを曲げただろう!?車もティッシュペーパーみたいに投げたじゃないか!やってみろよ!』そう叫んでボンスンを殴りつけ…気を失ってしまうボンスン。
ようやく社長室に辿り着き、倒れているコン秘書を見つけるグクドゥ。
ボンスンを必死に探すけれど、その姿はどこにも無く…。
フロア中のドアを開けてジャンヒョンを探しているミンヒョクに『あいつがボンスンを連れて行ったようだ。』とグクドゥから連絡が入ります。
思わず壁に拳を叩き付けるミンヒョク。
すぐに気を取り直して、スマホでボンスンがいる場所を確認します。
『建物の屋上だ!』とグクドゥに伝えて、走り出すミンヒョク。
『俺と結婚するって言ったじゃないか?約束を守らなかったらどうなるのかな?』
そう言って時限爆弾のスイッチを入れ『死ななきゃな!』と、声を上げて笑うジャンヒョン。
この時のジャンヒョンがメッチャ腹立つ~
屋上に出て来て、ボンスンの名前を叫ぶミンヒョク。
ボイラー室のドアノブに鎖を巻きつけ、鍵をかけて『これで本当に終わりだ!』と立ち去ろうとするジャンヒョンにボンスンを呼ぶミンヒョクの声が聞こえて来ます。
ジャンヒョンの姿を見かけたグクドゥは、急いで非常階段を駆け上りますが逃げられてしまいます。←何だかグクドゥって優秀なはずなのにジャンヒョンにやられっ放しですよね
オルゴールの音に気付いたグクドゥ。
その音を辿って行くとドアの前に置かれたオルゴールが…。
箱の中からオルゴールのメロディーと共に、規則正しい電子音が聞こえてきます。
屋上でボンスンを探していたミンヒョクは、ドアノブが鎖で巻きつけられているボイラー室のドアに気付きます。
ドアの中から何か時間を刻むような音が、かすかに聞こえてきます。
ドアに駆け寄り『ボンスン!いるなら応えろ!』と叫びながらドアを思い切り叩くミンヒョク。
その声に、意識を取り戻すボンスン。
自分の体に巻き付けられた時限爆弾に気付いて『ここにいたらダメです!出て下さい!代表さん!』と泣きながら叫ぶボンスン。
その声を聞いて『ボンスン!俺がここにいるぞ!』と言ってドアに体当たりするミンヒョク。
『行って下さい!お願いだから!ここに時限爆弾があるって言ってるんですよ!!』
そんなボンスンの言葉はお構いなしに、何とかドアを開けようとするミンヒョクですが、ドアは全く開く様子はなく…時間ばかりが過ぎていきます。
その頃、こちらもオルゴールを時限爆弾だと思ってドアを開けようとしていたグクドゥ。
でも、それはただのビックリ箱でした。
外で建物を見守る社員たち。
彼らの中に紛れて、嬉しそうに屋上の方を見上げるジャンヒョン。
何とかドアを開けようとしていたミンヒョクですが…血まみれの手で鎖を掴んだまましゃがみ込んでしまいます。
ドアの中からは『お願いですから行って下さい!』と泣きながら叫ぶボンスンの声が聞こえて来ます。
『行けって、どこに行くんだよ?』その声を聞いて泣き叫ぶボンスン。
残り時間は1分55秒。
立ち上がる力はもう無くて…座り込んだまま、ドアに体をぶつけるミンヒョク。
早くここから離れるように泣き叫ぶボンスンの声を聞きながら…
『一人、置いて行かない。一緒に行こう。ボンスン…泣くな!』
それでも、まだ聞こえてくるボンスンの泣き声に…
『お前は本当に言う事を聞かないな!』と呆れるミンヒョク。
『時間がいくらも残ってないんですよ!お願いだから行って下さい!』と叫ぶボンスン。
『絶対に一人、置いて行かない。絶対に!ボンスン…俺、言いたい事があるんだ。』
残り時間、あと27秒。
『時間がいくらも残ってないんですよ!お願いだから行って下さい!』と、さらに大きい声で叫んで泣き出すボンスン。
『行かない~!俺が側にいるから…怖がるな。分かったか!?』そう言って、最後の力を振り絞ってドアに体当たりして…崩れ落ちるように座り込んでしまうミンヒョク。
泣き叫ぶボンスンと…
ドアの外で、その声を聞いているミンヒョク。
『お願いです…お願いですから助けて下さい!お願いですから、あの人を助けさせて下さい!!』
そのボンスンの叫びに応えるように、輝き始める『力量記』。
それと同時に、ボンスンの頭上で雲が渦を巻き輝き始めます。
その雲の真ん中からボンスンに光が降り注ぎ…ボンスンは力が甦って来るのを感じます。
光を浴びながら、両手に力を入れるボンスン。
ガムテープと鎖を引き千切り、時限爆弾を掴んで走り出します。
『どいて下さい!』とミンヒョクに声をかけて、ドアを開けて外に出たボンスンは…空に向って思いっきり爆弾を放り投げます!
驚いてボンスンの隣に来たミンヒョクが空を見上げた瞬間!
空の彼方で爆発する時限爆弾。
驚いて空を見つめる二人。
泣きながら見つめるボンスンを抱き締めるミンヒョク。
泣きじゃくるボンスンを『大丈夫だ。大丈夫…。』と呟きながら抱き締めます。
お互いの無事を確認して、心の底から安堵するミンヒョクとボンスンです。
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今夜は最終回だったというのに、やっと14話が終わりました
それにしても、ミンヒョクがステキ~
明日はお休みだから、最終回を少しだけ観てから寝ま~す
では、最後までお付き合い頂いて有難うございました
画像お借りしました。