今回は思うように時間が取れず、遅くなってしまいました
もう、ミンヒョクがステキすぎて…
そんな13話①です。
泣きながらミンヒョクの家に飛び込んできたボンスン。
『助けてください。ギョンシムが拉致されたんです。ギョンシムを見つけて下さい!代表さんは何でも全て見つけられるでしょう!?』とミンヒョクに助けを求めます。
『ギョンシムが拉致されたって!?』と驚くミンヒョク。
『警察に言ったら殺すって。何も分からないんです。あいつがどこにいるのか…ギョンシムがどこにいるのか探して下さい!』
『見つけたら…お前どうするつもりなんだ!?』
『あいつの名前はキム・ジャンヒョンです。廃品工場をしていて、私が今そこに行って来たんだけど、いなかった…。ギョンシムも見つからなかった…』と泣きじゃくるボンスン。
『俺が探してやるから、その代わり俺と一緒に行くんだ。一人で行くんじゃなくて。なっ!?』とボンスンの頬をつたう涙を拭うミンヒョク。
『ギョンシムに何かあったら、私が…』と泣きじゃくって言葉にならないボンスン。
『ボンスン、俺を見ろ。ボンスン!ギョンシムは大丈夫だ。心配するな。ヤツは女性を選んでコレクションにしているようなやつだ。殺さない、絶対に。泣くな。』
我慢できずに声を上げて泣き出すボンスンを、守るようにしっかりと抱き締めるミンヒョク。
第13話『それにもかかわらず』
最初は痩せていて小柄な女性だけを狙っていたけど、警察署に仕掛けたカメラで警察がその事に気付いた事を知った。そこで犯人はランダムに狙う事にした。それがギョンシムだった…と、自分の考えをチーム長に話すグクドゥ。←何かギョンシムに失礼
『でも、ボンスン…』と言いかけて慌てて言い直すグクドゥ。
でも、問題が起こってしまった。その時からヤツのパターンは復讐や恨みをはらす事に変わった…自分たちはそこの所を間違えてしまった…と。
『これからヤツが何をするか分からない。チョ・ヒジはオトリだったんだ。警察の目をオトリに向けさせておいて、本当の狙いはギョンシムだったんだ。』とジャンヒョンの心理を分析するミンヒョク。
『問題は…ヤツがお前とギョンシムが友達だと知った以上、絶対にタダではおかないって事だ。それが俺が一番心配している部分だ。』
ミンヒョクの話を泣きながら聞いているボンスン。
『ボンスン。頼むから、全てを一人でやってしまおうとするな。ん?』と優しく話しかけるミンヒョク。
こうでもして、お前を守りたい俺の気持ち…分かってくれたら良いが…。
そんな思いで、ポケットから取り出したあのネックレスを『これがお前を守ってくれる。』と言って、ボンスンの首にかけるミンヒョク。『だから、必ず付けておけ。お願いだ。頼む!』そう言われて確認するようにネックレスに触れてみるボンスン。
『送って行くよ。家に帰って目をちょっと休めろ。明日、会社で会おう。それまでに俺が何とかしておくから。』その言葉に、ボンスンは少し落ち着きを取り戻し、何度も頷きます。
呆然とベッドに座ったまま、動けなくなってしまいます。
『 キム・ジャンヒョン…廃品工場…』と何度も呟くミンヒョク。
牢屋に入れられ、ずっと泣いている傷だらけのギョンシム。
翌朝、ジャンヒョンや従業員の男の情報を報告する刑事たち。
男の名前はキム・グァンソク。年老いた母と暮らしていて前科は無いとの事。
キム・ジャンヒョンは精神疾患の病歴のために兵役免除を受けていて、15歳の時に放火で人を殺して少年院に入っていた。
アフリカのスーダンに行っていると言っていた従業員の話は全部嘘で出国はしていなかった。
ジャンヒョンの自宅を調べると言うチーム長に、従業員もジャンヒョンとグルだ。自分は廃品工場を調べると言うグクドゥ。
そこには何も無かっただろう?と言う先輩ですが『見える物が全てではありません。』と、どうも工場が気になるグクドゥは、チーム長が刑事たちに指示を出しているうちに出て行ってしまいます。
帰って来たままの状態で、いつの間にか眠ってしまっていたボンスン。
アラームの音で目を覚まし、やっとの思いで立ち上がって部屋を出て行きます。
一方、ミンヒョクもパソコンに向かって一晩中、何やら作業をしている途中で眠ってしまっていたようで …
アラームの音に驚いたように目を覚まし、再びパソコンに向い始めます。
身支度を整えて部屋に戻って来たボンスン。
恐る恐るスマホに手を伸ばし、ジャンヒョンから送られて来たギョンシムの動画をもう一度、見てみます。
すると、昨日は気付かなかった音に気付きます。それは、工場で聞いた犬の吠える声とバーナーがジリジリと鉄を溶かす音…。
驚いて、部屋を飛び出すボンスン。
社長室に入って来たコン秘書が、ボンスンがまだ来ていない事に気付きます。
今日の会議に出席するように話したのに…。PTの準備で徹夜したんじゃないかな?電話してみましょうか?と話しかけるコン秘書ですが、ミンヒョクは何も答えません。
その頃、ギョンシムが工場にいる事を確信したボンスンは、工場に向かって走っていました。途中で『今日午前10時 企画チーム プレゼンテーション 時間厳守 希望』とコン秘書からのメールが届きますが…何も返信せずに、工場へ向かって走り続けます。
ボンスンが時間になっても現れず、電話にも出ないとミンヒョクに伝えるコン秘書。
集まった企画開発チームのメンバーに『申し訳ないが、PTは後日行います。』と伝えるミンヒョク。
工場に着いたボンスン。
仕事をしている従業員にジャンヒョンの居場所を聞いてみても『ここにはいない。何も知らない。お前の友達と一緒じゃないのか?』と惚ける男。
諦めて、ギョンシムの名前を叫びながら探し始めるボンスン。
工場に山積みにされた車を次々に投げ飛ばし、蹴飛ばしてギョンシムを探します。
その様子に驚く従業員の男。
その様子をモニターで見ていたジャンヒョンも、ボンスンの尋常でない力に驚きを隠せません。
車をどかしていくうちに、あのコンテナのドアを見つけるボンスン。
そっとドアを開けてギョンシムの名前を呼んでみます。
その声はギョンシムにも届いたようですが…
グッタリして声が出せないギョンシム。
疲れた様子で社長室の椅子にもたれ掛かるミンヒョク。
すると、ミンヒョクが昨夜からずっと取り掛かっていたミッションが完了した事を知らせるパソコンのモニター。
ジャンヒョンの工場の地下に空間があることを発見するミンヒョク。←ホントにこんな事できるの!?パソコン音痴の私にはサッパリ???
すぐ、ボンスンに電話するも繋がりません。
スマホでボンスンの位置追跡をすると…そこはジャンヒョンの工場です!←やっぱりネックレスに埋め込んでいたのは発信機だったんですね。
コンテナのドアから恐る恐る中に足を踏み入れたボンスン。
ボンスンが入り口を見つけたことを知ったジャンヒョンは、ギョンシムを殴って気絶させます。
真っ暗な建物の中をスマホの明かりを頼りに進んで行くボンスン。何かを蹴飛ばしてしまい拾い上げてみると、それは…
ギョンシムの鏡…。
ギョンシムの名前を呼びながら進んで行くと、人の声が聞こえて来ます。
その頃、ギョンシムを背負い、別の出口から逃げ出すジャンヒョン。
遂に、女性たちが監禁されている部屋にたどり着いたボンスン。
鉄格子の部屋に入れられ、助けを求める女性たちを見つけます。
今まで隠し通してきた力を存分に使って、鉄格子の扉を軽々と外し、女性たちに付けられていた鉄の鎖を引き千切るボンスン。
ギョンシムを工場の外に連れ出したジャンヒョンは、従業員の男に電話をかけ『全部吹き飛ばしてしまえ!』と叫び、電話を切ります。
『お前の友達は今日死ぬ。ただ死ねば、お前も終わりだ!』と怒鳴るジャンヒョン。←これはボンスンに言ったのか、ギョンシムに言ったのか、よく分かりませんでした。
コンテナのドアの前にガスボンベ?を置きガスを出し、周りに油を撒き始める従業員の男。
三人の女性たちを助け出したボンスンは、必死にギョンシムを探しますがギョンシムの姿は見当たらず…。
女性の一人からギョンシムがジャンヒョンに連れ去られた事を聞かされ、パニックになるボンスン。
油を撒き終えた男は、油に火をつけます。
瞬く間に火は燃え広がり、コンテナの前で大きな爆発を起こします。
爆風を伴い、ボンスンたちがいる所に物凄い勢いで吹き込んでくる炎。
爆発で崩れ始める建物。
炎を上げて落ちてくる瓦礫から、女性たちを必死に守るボンスン。
その頃、工場に向っていたグクドゥ。
工場から立ち上る真っ黒な煙を目にします。
炎の中から何とか逃げ出して来たボンスン。
爆発によって吹き飛ばされた車をどけて、逃げ道を作ります。
ボンスンに助けられ、やっと地上にで来る事ができた女性たち。
女性たちを安全な所に連れて行った後で、その様子を見ていた従業員の男に『キム・ジャンヒョンはどこにいるの!?お願いだから教えて!』と頼むボンスン。
『俺は知らない!』と言って逃げ出す男。
そこにやって来て、逃げようとする従業員の男を捕まえるグクドゥ。
グクドゥは拉致されていた女性たちと、ギョンシムを必死に探すボンスンの姿を目にします。
しばらくすると、刑事たちや大勢の捜査員、救急車で騒然とする工場。
その騒ぎに紛れるように…フードを目深に被り工場を後にするボンスン。
その時、やっと工場に到着するミンヒョク。
工場から出てくるボンスンを見て、厳しい表情になります。
車から降りて、助手席のドアを開けるミンヒョク。
ミンヒョクの顔に少し目をやり、黙って車に乗るボンスン。
車を停めて、話をするボンスンとミンヒョク。
『俺が助けてやるって言っただろう!?一緒に行こうって言ったじゃないか!』と怒るミンヒョク。
『ごめんなさい。』と言ってうつむくボンスン。
『あの女性たちは…お前が助け出したのか?ギョンシムは?』
その問いに首を横に振る事しか出来ないボンスン。
堪えきれずに泣き出すボンスン。
そんなボンスンを見て、何も言えずに溜息をつくミンヒョク。
監禁現場を調べる捜査員たち。現場にやって来たチーム長は、特捜が現場にいる事に『俺たちが先に来ていたんだ。俺たちがちゃんと処理するから出て行ってくれ!』と腹を立てます。
その時、『チーム長!ここに来て下さい!』と叫ぶグクドゥ。
チーム長に続いて、グクドゥの所に行ったチームの刑事たちは…ジャンヒョンのモニタールームを見て驚きます。
その部屋の壁に貼り付けられた、女性たちとボンスンの写真を見て愕然とするグクドゥ。
この事件は、ニュース速報で放送され…警察署や被害者の女性たちが入院している病院にマスコミが押しかけ、対応に追われるチームの刑事たち。
疲れ切っているはずなのに…目を閉じても眠れないミンヒョク。怒ったようにソファーから起き上がります。
サンドバッグを何度も殴るミンヒョク。
キム・ジャンヒョンを思って殴っているのか…?
なぜ、ボンスンは一人で行ったのか?なぜ、自分を頼らないのか?
ミンヒョクが腹を立てているのは、そんなボンスンに対してなのか…。
それとも頼りにされなかった自分なのか…。
翌朝になると、キム・ジャンヒョンや事件について詳しく伝えるニュース番組。社長室のテレビで厳しい表情でニュースに見入るミンヒョク。
途中でコン秘書が入って来ますが…ミンヒョクの様子を見て、声をかけずにそっとドアを閉めます。
ボンスンも家のテレビで事件のニュースを見ています。
「犯人は逃走中…」と伝えるニュースを見て『当分の間、ギョンシムにソウルに来ないように言いなさい。犯人が今どこにいるか分からないんだから。』とボンスンに言うジニ。
何も答えずに家を出て行くボンスン。
会社のカフェで、グクドゥにジャンヒョンから送られてきたギョンシムの動画を見せるボンスン。
『俺に話すべきだろう!?そこに一人で行ったのか!?』
『キム・ジャンヒョンと私、二人で解決する事だから。』と頑ななボンスンを怒るグクドゥ。
俺が捕まえるからお前は手を引けというグクドゥに、あいつは私に動画を送って来た。あいつの狙いは私だから!とボンスン。
『だから、なお更ダメだ!』と声を荒げるグクドゥ。
警察に知らせたらギョンシムを殺すと言っていた。だから警察には知らせないで…と泣き出すボンスン。
ボンスンのギョンシムを思う気持ちは痛いくらい分かるから…それ以上何も言えなくなるグクドゥ。
タイミングが良いのか悪いのか…?
グクドゥの前で涙を流すボンスンと、ボンスンにティッシュ?をそっと渡すグクドゥの姿を見てしまうミンヒョク。思わず二人から目を逸らします。
諦めたように、ギョンシムの事は秘密裏に捜査する…と言うグクドゥ。
女性たちを自分が助け出した事も秘密にして欲しいと頼むボンスン。
『分かった。心配するな。』と言うグクドゥに安心したように何度も頷くボンスン。
席を立ったグクドゥとボンスンはミンヒョクが見ている事に気付きます。
ミンヒョクに何も言わずに帰って行くグクドゥ。
怒ったようにボンスンの手を引っ張って出て行くミンヒョク。
ボンスンを図書館に連れて来たミンヒョクは、一方的にボンスンに自分の感情をぶつけます。
『俺はお前にとって、一体何なんだ!?そうだ、分かってる。俺はお前にとって一番じゃないって事。それに、もっと分かってる。お前が特別だって事を。
そして、俺が今こんな事をしたらダメな事も分かってる。それでも、俺が分かってないって!?
そうだ、お前を愛そうとするなら、他の男と違わなければならない事を。
お前が危険な所に一人で行くのを防げないし、防いではいけない事を。』
『俺はまだ良く分かってないか?一体どれだけもっと分からないといけないんだ!?』
厳しい表情で、黙って聞いていたボンスンが口を開きます。
『だから、私が最初からそう言ったじゃないですか。私は他の人と違うって。』
『分かってる!お前が他と違うって事!凄くよく分かってる!』と怒鳴るミンヒョク。
しばらく睨み合うミンヒョクとボンスン。『だけど、おかしくなりそうなんだ。不安で死にそうなんだ。お前が一人であいつを相手にするために、そこに行くと考えただけで本当におかしくなりそうなんだ!』
『それなら、なぜ私に訓練をさせたんですか?こんな事になるって分からなかったんですか!?』
『分からなかった!』
『俺がこんなにお前を愛するようになるなんて、分からなかった。』
←…パタッ!(私が倒れる音)
思いがけないミンヒョクの言葉に…
何も言えず、ただ見つめ合ったまま…ボンスンは力いっぱい拳を握り締めます。
目に涙を浮かべながら『私たち、ダメです。』と呟くボンスン。『私に恋愛は贅沢みたいです。私はただ、こんなふうに怪物として生きるから、代表さんも今まで生きて来たように気楽に生きていって下さい。どうせ私たちは釣り合わないんです。』そう冷たく言い放ってミンヒョクに背中を向けて行ってしまおうとするボンスン。
その手を掴んで引き止めるミンヒョク。ミンヒョクを睨みつけるボンスン。
『今、何て言った!?』
『もう、この辺でやめましょう。』
『本当に人を怒らせるんだな。俺がお前を狂ったように好きだから、お前には俺がすごく軽く見えるのか?』
それには何も答えず、怒ったように手を振りほどいて行ってしまうボンスン。
『おい!ト・ボンスン!』と叫ぶミンヒョクですが、ボンスンは振り返らずに去って行きます。
ミンヒョクから見えない所で立ち止まって…
私も…普通の人みたいに生きたいんです。でも、そうする事ができないんです。
そう心の中でミンヒョクに答えるボンスン。
怒りを静めるように、大きく息を吐くミンヒョク。俺は、俺が愛する人を…二度と再び失いたくはない。
私の側にいたら…代表さんが危険なんです。
ただ、俺の側にいるだけではダメなのか?
本当は、傷つけたくはないのに…。
誰よりも…寂しいミンヒョクの側にいてあげたいのに。
それが出来ないボンスン。
溢れる涙は、止まることなくボンスンの頬をつたって零れ落ちていきます。
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ミ、ミンヒョクが…カッコ良すぎる
『俺がこんなにお前を愛するようになるなんて、分からなかった。』こんなダーさんに言われたら「は!?大丈夫!?」と言ってしまいそうな(ミアネヨ~)セリフ…。
韓国語だから!?ミンヒョクだから!?←これかな?すごくグサッときました
今週は少しペースダウンするかも知れませんが、良かったらまた遊びに来て下さいね
では、最後までお付き合いいただいて有難うございました
画像お借りしました。