今回で11話を終わらせたかったのですが、無理でした
と言う事で、11話②です。
昼食の後で、しっかりオドルピョを怖がらせたボンスン。
社長室のドアを開けると、光り輝くミンヒョクの姿が目に飛び込んできます。
ミンヒョクから目が離せずに、その場から動けなくなってしまいます。
自分の席に戻ってからもミンヒョクが気になって仕方ないボンスン。
一方、ミンヒョクが女性が好きだと確信したオドルピョ。
どうやら本気でミンヒョクの事が好きだったようで、失恋の胸の痛みで涙を流しています。
コン秘書は知っていたの?と尋ねるオドルピョに『半信半疑だったけど、噂を否定もしなかったしゲイだと思っていた。でも、好きな女性がト・ボンスンみたい…。』とコン秘書。
その言葉に『ト・ボンス~ン!』と絶叫するオドルピョ。そして、コン秘書の広い胸に顔を埋めて泣き出します。
その現場を女子社員に見られて、慌ててオドルピョを突き飛ばすコン秘書
廃車工場を張り込んでいるチーム長に声をかけるジャンヒョン。
寒いのに外で何してるんですか?食事に行くけど一緒にどうですか?と余裕の表情。
戸惑うチーム長に『お嫌みたいですね。じゃあ、一人で食べに行きます。その代わり、付いて来ないで下さいよ。警察に通報してやるからな!』と叫んで去って行くジャンヒョン。
ボンスンにコーヒーを淹れて持って来てくれるコン秘書。ボンスンがコーヒーを受け取っていると、グクドゥから電話がかかってきます。
『ちょっと出て来れるか?10分でいいから。お前の会社のカフェで待ってるから、ゆっくり来い。』と言うグクドゥに『分かった。行くね。』と返事するボンスン。
その頃、ミンヒョクはボンスンとグクドゥが会おうとしている事を知るはずもなく…スタッフと打ち合わせ中です。
駐車場に車を停めて、サイドミラーで身だしなみを整えるグクドゥ。←今までなら、こんな事しなかったのにね!
手にはボンスンへのプレゼント。ちょうどドアを開けて建物の中に入ろうとした時、チーム長から電話がかかってきます。
キム・ジャンヒョンがハンナム洞の練習室に通っている女性を狙っているみたいだ。名前はチョ・ヒジ…と聞いて、ボンスンの事が気に掛かりながらも、ヒジの所へ向うグクドゥ。
カフェにやって来たボンスンですが、グクドゥの姿は無く…席についてグクドゥを待ちます。
社長室に戻って来たミンヒョクを待っていたのは、誰もいない企画開発待機チーム室。
コン秘書を呼んで、ボンスンはどこに行ったのか尋ねます。
『さっき、お友達から電話があって、出て行きましたよ。カフェじゃないですか?』とコン秘書。『友達って誰だ?』
『男みたいでしたよ。』
『男!?』
『はい。カンデュ?デュ?何とかデュって言ってたみたいだったような…?』
『ぐくでゅ~?』と、「あいつか~っ!」とでも言うような顔で尋ねるミンヒョク。
『ああ!グクドゥ!』と思い出すコン秘書。
『イン・グクドゥ…』と呟きます。
その頃、ヒジのもとへ急ぐグクドゥ。
ボンスンはカフェでグクドゥが来るのをずっと待っています。
ヒジの練習室に着いたグクドゥが目にしたのは、仲良さそうに話しながら建物から出て来たボンギとヒジの姿。ヒジが「揺れている」と言っていた男がボンギだと分かり、驚くグクドゥ。
グクドゥの姿を見て、さすがに気まずそうなボンギ。二人の事を尋ねる事はせずに、ヒジがトボン洞事件の容疑者に狙われているようだ…とヒジに伝えるグクドゥ。
グクドゥの電話を受けてから、どれだけ時間が過ぎたのか…。
カフェでグクドゥを待ち続けていたボンスンですが、諦めたように立ち上がると…そこへミンヒョクがやって来ます。驚いたようにミンヒョクを見つめるボンスンに『その顔はどうしたんだ?まるで、平凡な男に約束をすっぽかされたけど、もっとイケメンが現れて感動している人みたいだ。』と言うミンヒョク。
それには何も答えず、うつむくボンスン。
『お前…全部、見えてるぞ。お前、仕事が多くて映画を観に行けないんだろう?それは、この会社が問題だな。それって労働基準法違反じゃないのか?』
『私が好きでやっているんです。』
『俺と出かけよう。』
『ダメですよ。私は仕事があるので。』
『それなら、俺の家で徹夜で一緒にしよう。』
『いいえ。私一人でするんです。今日、会社で全部終わらせるんです。』
『ああ、俺はこんな事に俺の権力を使いたくないんだけど…。そんな事ならPTを取り消しにするぞ!』
『セコイですよ!ホントに!』『ボンスン…俺を好きになれ。』そう言って、ボンスンを見つめるミンヒョク。←キャ~
驚いてミンヒョクを見上げるボンスン。
『そんなんで、今日は仕事ができるか?出来ないみたいだけど?俺といろ、今日。』そう言って…ボンスンに手を差し出すミンヒョク。その差し出された手を見つめて『私は他の人とは違うんです。代表さんもご存知じゃないですか。大丈夫なんですか?』と、涙で潤んだ瞳でミンヒョクを見上げるボンスン。
『何が問題なんだ?それの。』と、自分をじっと見つめるボンスンに、目線で手を取るように促すミンヒョク。それでも、手を取る事を躊躇うボンスンの手を掴んで…引き寄せ…しっかりと抱き締めるミンヒョク。
カフェには二人を見て驚く社員がいるのに…
そんな事はおかまいなしに、ボンスンをもっと強く抱き締めるミンヒョク。
それに答えるように、躊躇いながらも…ミンヒョクの背中に回した手に、そっと力を入れるボンスン。どんなに力が強くても…ミンヒョクの腕の中に隠れてしまうくらい小さなボンスン。
その小さくて…何よりも、誰よりも愛しいボンスン。
優しく…でも、しっかりとボンスンを抱き締めるミンヒョクです。
恥ずかしくてミンヒョクの顔を見られないボンスン。
そんなボンスンを面白そうにからかうミンヒョク。
事務室(社長室)に行こうとするボンスンに『仕事するって言うのか!?俺とあんな事があったのに!?』と驚くミンヒョク。
『カバンを取って来るんです!ついて来ないで下さいよ!そこにいて下さい!』と慌てて中に入って行くボンスンを見て…
『ああ!おかしくなりそうだ。』と照れまくるミンヒョク。
慌てて社長室に飛び込むボンスン。
気がつくと、部屋中に星が煌いています。
ウットリと部屋の中を見渡すボンスン。
恋をしているから全てが輝いて見えるんでしょうね~
エレベーターの前で隠れていたミンヒョクは、ボンスンが降りて来ると後ろから『行こう!』とボンスンの手を取って歩き出します。
ボンスンと手を繋いでいても、格好をつけてゲートを通るミンヒョク
夜の街を手を繋いで歩くミンヒョクとボンスン。
まだ少し照れくさそうなボンスンと、嬉しくて仕方ないミンヒョク。
その頃、慌てて待ち合わせのカフェにやって来たグクドゥ。
でも、もう遅すぎますよね…
車を運転していても、ボンスンの顔を見てニヤけるミンヒョク。ボンスンも嬉しそうです。
その時、グクドゥから電話がかかってきますが…電話に出ないボンスン。
電話が通じず…大きな溜息をつき、肩を落としてカフェを後にするグクドゥ。
グクドゥの背中が切なすぎる
家の前までボンスンを送って来たミンヒョク。
『中に入れ。』
『行って下さい。』
『先に入れ。』と、言い合っている二人を目撃するギョンシム。
家に入って行こうとするボンスンを呼び止めるミンヒョク。
『ボンスン!お前、明日気が変わるのはナシだぞ!明日の俺たちは、今日の俺たちと違う事を願うよ。』
『はい。』と言って微笑むボンスン。
その答えを聞いて『俺、行くよ。』と、嬉しそうに帰って行くミンヒョク。
家に入ろうとするボンスンを呼び止めるギョンシム。
『おい、ボンボン!あんた、早く報告しなさいよね!何があったの?見るからに雰囲気が何だか…』と言うギョンシムの言葉を遮り、犯人もまだ捕まっていないのに、夜遅くに一人で出歩いていたギョンシムを怒るボンスン。
ずっと家の中にいて息苦しかった…でも、これがあるから大丈夫と警察から渡された緊急呼び出し用のスマートウォッチを見せるギョンシム。
ギョンシムからミンヒョクとの事を追求されるボンスン。
その時、ギョンシムにグクドゥから電話がかかってきます。
どうやら、ボンスンが電話に出ないのでギョンシムに電話したようです。
ボンスンなら家にいる…と言われて、ボンスンの家まで会いに来るグクドゥ。
家の中から出て来たボンスンに電話に出ないから心配した…とグクドゥ。
ずっと待っていたのに何かあった?と尋ねるボンスンに謝り、犯人がヒジを狙っているようだと話します。
ヒジはこの辺りに住んでいないのに、俺のせいだと思う…と言うグクドゥに犯人がグクドゥの事を調べたのかと驚くボンスン。
『じゃあ、あんた今、ここでこんな事してる時間がどこにあるの!?早く行って!』
『ボンギと一緒にいるよ。ヒジの練習室に。お前、知っていたのか?』
『うん…。あんた大丈夫?』
『うん。大丈夫だ。』と答えるグクドゥに何も言えないボンスン。
沈黙の後で、やっとボンスンに向って一歩踏み出すグクドゥ。
『俺、もう本当の俺の気持ちが…分かったんだ。俺はもうお前と友達をやめたいんだ。俺…』と言うグクドゥの言葉を『グクドゥ…』と遮るボンスン。
『私…あんたが私の友達で心強くて良かった。私は大事な友達を…失いたくない。』と言って俯くボンスン。
その言葉に全てを悟り、手に握り締めていたボンスンへのプレゼントを後ろに隠すグクドゥ。
申し訳無さそうにグクドゥを見上げるボンスンに、かける言葉は何も出てきません。
夜のトボン洞を歩くグクドゥ。
途中で階段に腰をおろして、握り締めていたボンスンへのプレゼントを見つめます。
俺、すごく長い間ずっと好きな人がいたみたいなんだ。
それがバカみたいに
今、やっと分かった。
会えば、いつも小言を言って
いつも叱ってばかりの女の子がいたんだ。
する事いつもバカみたいで
それで、いつも怒ってばかりだったんだ。
以前、ヒジに言った言葉と、今までのボンスンとの思い出が…グクドゥの胸に押し寄せます。
ずっと気付いていたはずなのに…グクドゥを思うボンスンの気持ちを。
考えれば、すぐに分かったはずなのに…なぜいつもあんなに怒ってばかりだったのか…他の男といると考えただけで、いても立ってもいられなくなったのか…。
どうして、こんなにもタイミングを逃してしまったのか…。
街の明かりがボンヤリと照らす暗い夜空を…いつまでも眺めているグクドゥです。
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残す所あと10分ほどですが、入りきらなさそうなので…ここで区切ります。
いつも読んで頂いている方々には一話終わらせるのにこんなに時間が掛かってしまって、本当に申し訳なく思っています
今回のミンヒョクとボンスンのカフェのシーンとグクドゥの失恋シーンが、凄く印象に残ってしまって…ついつい時間をかけ過ぎてしまいました
早く12話にも取り掛かりたいので、何とかラスト10分頑張ります
最後までお付き合い頂いて有難うございました
画像お借りしました。