9話②です。
父が帰ってから機嫌か良くないミンヒョク。
家に帰れ。一人でいたい…と言うミンヒョクに『嫌です。ここにいます。代表さんは、どうして辛い時に一人でいようとするんですか?代表さんはあの時もそうでした。本当に誰かが必要な時や泣きたい時に一人で隠れるじゃないですか。そんなふうにしないで下さい。あの時、私と指きりして約束したじゃないですか。私が一緒にいます。』と言ってミンヒョクに近付くボンスン。目を逸らしたまま、何も答えないミンヒョクに『お腹が空いてないですか?何が食べたいですか?』と尋ねるボンスン。
その言葉に『空いた。あの時、お前の家で食べた家庭料理。』と言ってボンスンを見るミンヒョク。
ボンスンに顔を拭いてもらうミンヒョク。思わずニヤけてしまうのを堪えています。
じっとボンスンを見つめるミンヒョクに『なぜ、そうしたんですか?どうして私の代わりに刺されたんですか?』と言って見つめ返すボンスン。フッと笑って『お前、あの時もそうした。警察署で初めて会った時…今みたいに、じっと見ていた。お前、他の男をそんなふうに見るなよ。』と言ってボンスンを優しく見つめ続けるミンヒョク。
思わず目を逸らすボンスンに『お前だろう?あのバス少女。あのバスを止めた。お前で合ってるだろう?』と尋ねるミンヒョク。
その言葉に、あの時の事を思い出すボンスン。
タイヤがパンクして暴走するバスが、歩いていたボンスンの横を通り過ぎて行きます。
バスが向う先に親子がいる事に気付いたボンスンは思わずバスを追いかけて引っ張ります。怪力のボンスンが力いっぱい引っ張っても、すぐには止まらないバス。
少し引きずられてしまったものの、何とかギリギリのところでバスを止めるボンスン。
ボンスンの靴の底には穴が開き、『あ~!お母さんに殺される~!』とガックリするボンスンでした
『あの時が初めてだったんです。ずっと隠してきた力を、他の人のために使ったのは。変な気分でした。』と、あの時の事を思い出しながら話すボンスン。
『おい、俺は本当に…俺の母さんが天から送ってくれた天使だと思ってたんだぞ。でも、お前だったんだ。』と言うミンヒョク。
『天使だなんて…何を…。代表さんったら!』と照れるボンスン。
『あの日は、母さんのお墓に行く途中だったんだ。夜間自習をサボって…。』と言うミンヒョクの言葉に素早く反応するボンスン『ちょっと!夜間自習!?サボったですって!?代表さん、あの時高校生だったんですか!?』と言われ、焦って否定するミンヒョク。
『さっき仰ったじゃないですか!夜間自習をサボったって!私ずっと気になってたんですけど、代表さん何歳ですか?』
『そ、それが何で気になるんだよ!?』
『あの時、高校生だったなら…私と同級生!?それとも年下!?まあ~っ!それなのに、私と初めて会った時からこんなふうにタメ口で話してたんですか!?』と言うボンスンに、慌てて傷口を痛がり始めるミンヒョク。
驚いて看護師さんを呼ぼうとするボンスンを『行かなくていいから!』と慌てて引き止めて、弱ったフリをしますまたボンスンに手を拭いてもらってご満悦
夜のトボン洞を一人で歩く若い女性。その後をつけて行く男。そして、また一人…。
危ないって言われてるのに何で一人で歩くの
ネットカフェで何やら企んでいる不良たち。何と!ボンスンがチンピラを懲らしめている動画を編集しています
ミンヒョクに食事を届けに来たチルグとジニ。
メニューはボンスン作(混ぜただけ)のトボン洞名物トボンビビンバです。お腹が空いて早く食べたくて仕方ないミンヒョク。
ジニのお許し(味の)が出たので、ミンヒョクに食べさせようとするボンスンですが…ミンヒョクの口にビビンバが入ろうとした瞬間!
『おお~っ!姉さんストップ!!』と、ボンギの「ちょっと待った!」が…!←古い!?
今日は「禁食」の指示が出ているミンヒョク。ご飯を目の前におあずけ状態のミンヒョクを見て『ああ~、もう!俺たちだけで食べよう!』とミンヒョクの分を頬張るボンギ。←こういうところがボンスンの弟って感じですね!
ミンヒョクの目の前で、と~っても美味しそうに食事するボンスン一家。←ヒドイ切なそうに、その食事風景を眺めるだけのミンヒョクでした
お腹を空かせたミンヒョクの目の前には、お腹が一杯になって幸せモードのボンスン一家満足げにくつろぐボンスンに『帰れ!』と言うミンヒョク
チルグとジニにお礼を言って、ボンスンも今日は凄く疲れているから連れて帰って下さいと言うミンヒョクに『じゃあ、私が付き添います!一人では不便でしょう?』と言うジニ。
慌てて『そっち(不便)の方が良い…』と言いかけて、ボンスン親子の冷たい視線を感じ『私は一人の方が心が落ち着くみたいで…。』と言い直すミンヒョク。
その言葉に、あっさり納得して、後片付けをして帰ってしまうボンスンたち。
帰れと言ったものの、少し寂しそうなミンヒョク。
ボンスンたちが出て行くのを確認してから、ミンヒョクの病室に入って行くペクタク。
『もしも…あの子が刺されていたら、俺がお前を殺していただろう。出て行け。それと、今後は会わないことを願う。』と言うミンヒョク。
『ト・ボンスンとはどんな関係だ?どこでスカウトしたんだ?』と、しつこいペクタク
『出て行け!』とミンヒョクに怒鳴られて退散するペクタクです。
病室を出たペクタクは、病院に戻って来たボンスンに出くわします。
クァンボクがナイフを使って反則した事をボンスンに謝るペクタク。
お互いに噂になるのを望まない…という事で今回の件を終わらせることにする二人。
戻って来たボンスンに『何で戻って来たんだ!?』と、驚きながらも嬉しそうなミンヒョク。
『さっき約束したでしょう?一緒にいるって。代表さんと違って、私はちゃ~んと約束を守る人間なんです。代表さん、私たち何をしましょうか?』と言うボンスンに『お風呂に入りたい!髪を洗って。』とミンヒョク。体を洗えと言われるかと思っていたので安心するボンスン。ミンヒョクの髪を拭いてあげるボンスン。
嬉しくて、思わずニヤけてしまうミンヒョク。
ミンヒョクの前に回って髪を拭くボンスンの顔をじっと見つめます。
突然、ボンスンの腕を引き寄せるミンヒョク
真顔で見つめるミンヒョクがキスすると思ったのか…そっと目を閉じるボンスン。
お互いに少しずつ近付いて行く二人ですが…
なぜか思いとどまって…『もう寝ろ。自分で乾かすから。』と言うミンヒョク。
何となく気まずくなって、急いでソファーに横になるボンスン。そして、寝たふり
ボンスンの寝顔を愛おしそうに見つめながら『驚いたな…こんなふうにまた会うなんて…。』と呟くミンヒョク。そして、そっと目を閉じます。
その後、すぐに目を開けるボンスン。
目を閉じたミンヒョクの、その安らかな寝顔を…
ボンスンを庇って刺された時の…
父と喧嘩した後、宙を睨みつけていた時の…今まで見た事の無かったミンヒョクの顔を思い出しながら、見つめ続けるボンスン。
ふと、目を開けたミンヒョクは自分を見つめるボンスンと目が合います。
お互いに、何も言わず…ずっとずっと…静かに見つめ合うミンヒョクとボンスン。
翌朝、病院にお泊りしたペクタクに、慌ててスマホを見せるアガリ。
そこには、不良たちが作っていた動画が…
廃車工場の社長(キム・ジャンヒョン)が怪しいと疑い始めたグクドゥのチームは、工場を張り込みしています。
でも、刑事たちの行動は防犯カメラによって全てジャンヒョンに筒抜けなのです。
どこで手に入れたのか…グクドゥの履歴書を見ている犯人。
そこにはヒジの写真も…!
車で出て行ったジャンヒョンを追跡する刑事たちですが、あっという間に撒かれてしまいます。
ジャンヒョンが向った先は…ヒジ
以前、病院でわざとヒジとぶつかっていたジャンヒョン。
その時、ヒジが落としたバッグを拾いながら盗聴器を仕掛けたようです。
コン秘書に持って来させたパジャマとガウンに着替えるミンヒョク。
『明日のスケジュールはト・ボンスンの企画開発チームへの異動ですが…。』とコン秘書。
俺が退院するまで保留と言うミンヒョク。
そこに入って来たボンスンは、ミンヒョクの格好を見て
『ホテルじゃないのに…あの服は何なの!?』と呟くボンスン。
コン秘書が出て行った後、病院服にはちゃんと理由があるのだから勝手な事をするな!とミンヒョクを注意するボンスン。
その時、グクドゥが病室に入って来ます。
昨夜、事件があったからボンスンに警察署に来て欲しいとグクドゥ。
『えっ!?じゃあ、昨日の夜、また女性が拉致されたって言うの?』と尋ねるボンスン。
取り調べに協力して欲しい…とグクドゥがボンスンに頼んでいると『ダメだ!行くな!お前はあの事件にもうこれ以上関わるな!』と口を挟むミンヒョク。
『ダメです。そんな事できません。行って来ます。』と言って出て行こうとするボンスン。
『お前が怪我するのが嫌だからそうなんだよ!俺が怪我するのは大丈夫だけど、お前が怪我するのは本当に嫌なんだよ。俺は。』と言ってボンスンを止めるミンヒョク。
それでも出て行ってしまうボンスン。その後姿を見送ったグクドゥは…
『ボンスンは…俺が守ります!』とミンヒョクに怒鳴って出て行きます。
病院の廊下を並んで歩くボンスンとグクドゥ。
『あんた、全部見たんでしょう?私が男たちを殴ってるのを見たじゃない。』とボンスン。
『それが何だ!?お前、だからあの人のボディーガードをしているんじゃないのか?お前も何か一つぐらい得意な事が無いと…そうだろう?』とグクドゥに言われて俯くボンスン。
『ボンスン…お前と俺はいつもこうだ。タイミングを…逃していた。お前の代わりに刺されたあの人を…俺は、なぜ一つも有難くないんだ…?』とグクドゥが言うので、気まずくなってしまうボンスン。
ボンスンにキム・ジャンヒョンの目撃証言の録音を聞かせるグクドゥ。
その声に、病院や駅の近くでぶつかった時の男の声を思い出すボンスン。
『あの人よ!確実よ!』とボンスンが声を上げたと同時に『グクドゥ!犯人が捕まった!』と知らせに入って来る先輩。
慌てて部屋を飛び出すグクドゥとボンスン。
その頃、病室で窓の外を眺めているミンヒョク。
テレビからニュース速報の声が聞こえてきます。
『どういう事ですか!?』とチーム長に尋ねるグクドゥ。
『犯人が捕まったんだよ。キム・ジャンヒョンじゃなかった。』とチーム長。
チーム長に『あの声がそうです!あの人が犯人です!確実です!!』と訴えるボンスンです。
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ボンスンとミンヒョクが!?ってドキドキしました
違ったけど
でも、すぐに両思いになったら面白くないですよね~
それにしても、ミンヒョクはボンスンにメロメロですね…ボンスンといる時は凄く嬉しそう
グクドゥ一筋だったボンスンをどうやってミンヒョクを好きにさせるのかな~?と思ってましたが『代わりに刺される』と『複雑な家庭環境で心に傷を持つ』と言う方法を使ってきましたね!
でも、グクドゥにも頑張って欲しいな~
では、最後までお付き合い頂いて有難うございました。
P.S. Tさん。訳に困った時いつも助けて下さって有難うございます
画像お借りしました。