7話後編です。
カフェを出た死神とソニ。
ソニは死神と食事に行くつもりだったのに、今から会食がある。抜けると罰金を払わないといけないから、そっちに行く…と言う死神。
こんな黒づくめの集団が来たらお店の人もビックリですね!
いつもの後輩と会食に向う死神は、以前トッケビとぶつかりそうになった自転車の男とぶつかります。死神に悪態をつく男。男の態度に憤慨する後輩。
『あいつ自分が今、何をしたのか分かっているでしょうか?あいつ、一ヶ月以内に祟りにあうでしょう。どうしますか?先輩。』と言う後輩ですが放っておく死神。
どうやら会計係の死神。店に入るとすぐに同期の死神から『計算してくれ。』と言われます。ところが
どこを探しても財布が見当たらず、焦る死神。
さっきの男に財布をすられた事に気付きます。
皆で一斉に消えてしまうと怪しまれるので、何段階かに分けて帽子を被って店を出る事にする死神たち。最後に、わざと死神の帽子を持って店を出てしまう同期
一人その場に取り残され、店員さんに睨まれて…困った死神は『お前の助けが必要だ…。』とトッケビに電話します。
警察に連れて行かれてしまった死神。
警察には来たものの『誤解があるようですが…私は電話を受けて来ましたが、この人は知らない人です。助けなんてものを受けたことがないので…そうですね…どうやって助ければよいのやら…。』と嬉しそうに刑事さんに話すトッケビ。最後の手段…とばかりに『後で助けてやるから…テヒオッパの記憶を消す事で…』とトッケビに交渉する死神。
その言葉に突然、手のひらを返したように態度を変えるトッケビ。『知り合いでした。私はこういう者です。』と言って刑事さんに名刺を差し出すトッケビ。
それを見て『お前!名刺があるのか!?』と大声で叫ぶ死神。
悔しそうにトッケビの名刺を見つめています。
やっと解放されて警察署の外に出て来た死神は、すぐに『どういうことだ!?お前、何で名刺があるんだ!?』とトッケビに尋ねます。
そこに『端っこの部屋のおじさん!豆腐をどうぞ!』と豆腐を持ったドクファが飛んできます。
『お前知ってたか?こいつに名刺があるって。』と死神。
キョトンとして『名刺ですか?当然あるでしょう!うちの会社は全部、叔父さんの物ですよ。ホテル・貿易・造船・石油・建築・家具…全部!知らなかったんですか?』と言うドクファ。『やめとけ!話してなかった。私はそういう大きい人物だ。』と格好つけるトッケビ。
ドクファの話を聞いて忌々しそうな顔の死神。
そんな事はお構いなしに、空気が読めないドクファは…『おじさん!豆腐、豆腐!早く!俺、こういう事ホントにやってみたかったんだ!』と死神に豆腐を差し出します。
『叔父も甥っ子も…!もういい!どけ!!』と腕組みして、手が人にぶつからないようにしながら行ってしまう死神。
その死神の様子を不思議がるドクファですが、急に分かった!分かった!と騒ぎ出します。
『あの時「手で触れてこそ分かる」って言ってたそれ!?』
『人間の前世。』
『手で前世が見えるなんて…』と驚くドクファ。叔父さんにもそんな特技があるのか?と尋ねるドクファに『私には生きている事が特技だ!』と答え、歩き出すトッケビ。
『雨を降らせる以外は無いんだな~?そうでしょう!?』と言って追いかけて来るドクファから走って逃げていくトッケビです。
トッケビが帰宅すると、ウンタクはまだ帰って来ていません。ウンタクの部屋を覗くとベッドの上には荷物がまとめて置いてあります。トッケビ君かわいい
怒った様子でウンタクに電話をかけるトッケビに『その他抜け落ちた者はまだ帰っていないようだな。あの友達と会ってるのかも…』と言う死神。
トッケビの電話に出たウンタクですが…今、忙しい…と言ってすぐに電話を切ってしまいます。
その後は電源を切ってしまって繋がらないウンタクの携帯…。
ウンタクの居場所が分からない時の常套手段…いつもの幽霊さんたちを『トッケビの新婦を見た幽霊は手!』と問い詰めるトッケビ。
その頃、『叔父さ~ん!』と、トッケビが会長に預けていた巻物を持って来るドクファ。
居間で洗濯物を畳んでいた死神が『叔父さんはいない。出て行った。』と答えます。
『それじゃあ叔父さんにこれを渡しておいて。車の中に置き忘れていた。』と言って巻物をテーブルに置くドクファ。
『お前のカードを取り上げたのに、配達してやるのか!?』と言って巻物を手に取る死神。
『持って行ったらハラボジがお小遣いをくれるって言うから…』とニッコリするドクファ。
そんなドクファに呆れながら『お前にはカード、私には家をくれたんだから…お前のおじいさんにはもっと高価な物を与えたんじゃないか?』と死神。
『そうかな?俺もこれが何か知らないんだ。知らないから見てみようか?叔父さんもいないし…』と言うドクファに興味津々で頷く死神。
巻物を広げるドクファ。中から現れた王妃の絵を見て『お~!綺麗!綺麗!』とドクファ。
『誰だろう?叔父さんの元カノかな?骨董品のようでもあるし…そうでしょ!?』と言って顔を上げたドクファの目に映ったのは…絵から目を離せない死神の瞳から流れ落ちる涙。『端っこの部屋のおじさん、どうしたの?』と心配そうなドクファ。
何も答えずに絵を見つめ…胸を押さえて涙を流し続ける死神。
これは誰の記憶なのか…?宮廷に上がる練習(?)をするトッケビの妹を隠れて見ている若い王と…
それに気付いて微笑むトッケビの妹。
そして、何かを暗示するかのように彼女の肩から滑り落ちて粉々に砕ける器…。
『悲恋の始まりじゃなかった訳でもなかった…。悲しいのは運命で…愛は罪じゃないから。彼らは罪を犯したのではなかった。』と呟いて、大きな溜息をつく三神ハルメ。
『私はどんな罪を犯したんですか?こんなに突然、家賃を上げられるなんて…。こんな突然に10万Wも上げられたら困ります!』と言うのは死神の後輩。
どうやらハルメは彼の大家さんのようです。『あなたが引っ越して来てから、やたらと夢に死神が出て来るのよ。』と、ハルメ。
その言葉に苦笑いの後輩。
浴室の水漏れはいつ直してくれるのか?と尋ねる後輩に『じゃあ、お風呂に入らないで。洗わなくても綺麗よ~。』と言う三神ハルメ
実は…結婚式場でお祝いの歌を歌うバイトをしていたウンタク。幽霊さんから居場所を聞き出したトッケビがやって来た事に気付きます。
歌を歌うウンタクを愛しそうに見つめるトッケビ。
トッケビを見つめながら歌うウンタク。
帰り道。並んで歩くトッケビとウンタク。
『歌が上手だな。』
『ちょっとね。』
チキン店のバイトはどうした?と尋ねるトッケビ。
『バイトを増やしたんです。祝歌はバイト代が良いんです。でも、結婚式を見ていたら気分がちょっと変な感じがするんです。』とウンタク。
『何が変なんだ?』
『ただ…「私にはロウソクに火を灯してくれるお母さんがいないんだなぁ。」「ああ、私には手を取ってくれるお父さんもいなんだなぁ。」「写真を撮ってくれる友達もいないし、友達がいないからご祝儀も無いなぁ。」ってそんな考え。笑うでしょ?だから、おじさんの新婦になることに執着したみたい。家族が出来ると思って。私にはいない家族というものが運命のように…私の所にやって来たと思ったんです。』そう言ってトッケビを見つめるウンタクの目に涙が溢れてきます。
『何で泣く?私に謝らせようと?』と少し慌てるトッケビ。
頭を横に振り『いいえ。申し訳ないのは私の方です。そうでしょ…?おじさん本当にごめんなさい。私が剣を抜けなくて。ずっと言おうとしていたんだけど、最近私たち会うと喧嘩ばかりで…。タイミングがちょっと、こんなだけど…ついでに言っておきます。
私は今、バイトを増やしてちょっとずつ準備をしています。
だから、私が出て行くまで少し待ってもらったらダメですか?意地悪しないで…。
私が、準備が出来て出て行くまで受験生割で、いじめるのを50%割引にして下さい。ね!?』と言って微笑むウンタク。
目に涙を浮かべているウンタクを優しく抱き締めるトッケビ。
抱き締められて驚くウンタクに『割引はダメなんだけど。50%は絶対にダメだ。』と言って微笑むトッケビ。
トッケビを押し退けて『45%…』と呟くウンタク。
そんな彼女を笑うトッケビですが…突然、剣が刺さった所が痛み出します。
胸を押さえて苦しむトッケビを見て『どうしたんですか!?痛いんですか!?もしかして、剣のせいですか!?』と驚くウンタク。
苦しむトッケビの胸に刺さった剣に恐る恐る手を伸ばすウンタク。
すると、前回は触れることすら出来なかった剣を…
今度はしっかりと掴むウンタクの両手。
『おじさん…剣が掴めました…。ちょっと待って下さい!私が抜いてあげます!』そう言ってウンタクが力を込めて剣を引っ張ると少しずつ抜け始める剣。
『あ!動いた!』とウンタクが言った瞬間、彼女の肩を思い切り突き飛ばすトッケビ。
その衝撃で剣から手を離したウンタクの体は高く宙を舞い、飛んで行ってしまいます。
その姿を呆然と見送るトッケビ。
駐車場に停まっていた大きなトラックの荷台にウンタクの体がぶつかる瞬間…
ウンタクの体を後ろから抱き止めて、そのままトラックにぶつかるトッケビ。
トッケビがぶつかった衝撃でトラックが後ろの車にぶつかり…駐車場に停められていた車が、ドミノ倒しのように次々とぶつかっていきます。
まるで爆弾でも落ちた後のように壊れた車が折り重なる駐車場に…抱きかかえていたウンタクをそっと下ろすトッケビ。
神託は合っていたんだな…私が見た未来は合っていたんだな。
この子によって、もう私はこの不滅の呪いを終わらせて無に戻ることができるんだな。
人間の寿命わずか100年。
回って、もう一度見ようとするのは不滅の私の生なのか、お前の顔なのか?
ああ…お前の顔のようだ。
戦場に立つようなその光景の中で、ウンタクをしっかりと抱き締めるトッケビの心に…ふと、そんな考えが浮かびます。
今夜は14話だというのに、やっと7話完了です
毎回ドラマとは思えないような素晴らしい映像で見ごたえがありますね
明日で放送が終了するなんて…終わったら寂しくなります
それにしても一体どんなふうに終わるのか!?全く想像ができません
私としてはハッピーエンドにしてほしいなぁ
最後まで読んで頂いて有難うございました
画像お借りしました。