7話前編です。
トッケビの胸に刺さった剣を掴む事もできなかったウンタクは呪いがかかった王子様にはコレだ!!とトッケビに無理やりキスします。
突然の出来事に固まるトッケビ。
目を閉じたままトッケビから離れるウンタク。トッケビをチラッと見て照れくさそうにうつむくウンタクは『すごく急いでそうしたんだから、理解して下さい。』と小さな声で言います。
『目を開けろ!』
『これで開いてるんですよ。』と笑うウンタク。
『お前、今、何を…!?おかしくなったのか!?』と口を押さえるトッケビ。
その言葉にムカついたウンタクは『おかしくなったですって!?おじさんを綺麗にしてあげようとベストを尽くした人に対して!したくてしたと思うんですか!?私だって損害ですよ!おじさんは今までに沢山したでしょうけど、私は…もういいです!』とまくし立てます。
『「私は…」何だ!?』
『私は初チューだったんですよ‼︎これはこんなふうにするものじゃないのに…』とトッケビを睨みつけるウンタク。
もう一度やってみましょう!と手をのばしてくるウンタクを『そこで話せ!』と避けるトッケビ。
『(剣を)触れることもできないなら(あげた物を)全て戻せと言うでしょう?この危機的状況で出来ない事なんてありません!』
『お前、何だ?その世俗的な態度は?それがダメならどうするんだ?』とウンタクの勢いに後ずさりするトッケビ。
『これがダメなら…たった一つでしょう⁉︎真実の愛ですよ!』その言葉に呆れて扉に向って歩き出すトッケビ。彼の後を追いかけながら『必要ならそこまでしないと!このバッグを返すくらいならおじさんの事を愛して…』と言いかけた所で、突然振り返ったトッケビの胸に頭をぶつけるウンタク。
黙ってウンタクを睨みつけるトッケビに『ごめんなさい。雪まで降らせて頑張ってくれたのに…』と申し訳なさそうに言うウンタク。その言葉に落ちてくる雪を見上げて、時間を止めるトッケビ。
舞い落ちてくる雪は結晶のまま空中でいくつも止まっています。
でも、ウンタクには時間を止める技は効かないようで『うわ~っ!』とその美しい光景に感動しています。
呆れるトッケビに私を追い出すの?とさすがにションボリするウンタク。
『追い出さないって!!!』と怒鳴りつけ、怒って先に行ってしまうトッケビ。『本当ですか?サインした事を忘れてはダメですよ!「男に二言はない」ですよ!セコく取り消したらダメですよ!』と止まっている雪の結晶を指でチョンと触ってドアをくぐるウンタクでした
その頃、死神からトッケビの事を聞かされたドクファは『だ、だから…うちの叔父さんは戻らないの?いや、だから…うちの叔父さんがこの世を去ったんですか?』と言って目に涙を浮かべています。死神はトッケビからの贈り物の家の権利書を胸に抱き締めています。
『不滅に生きて、ついに必滅をつくしたんだ…そんなにいつまでも恋しがるな。死は門の外の他の世界にいるというだけだ。お前もいつかその門を開けて…』という死神の慰めの言葉を最後まで聞かずに『わぁぁ~!叔父さん!俺はカードなんて必要ない!お願いだから戻って来て~!叔父さん!』と泣きながらカードが入った財布をテーブルに投げつけるドクファ。
と、その時。玄関のオートロックを開ける音に気付き、ドアの方を見た死神の目に映ったのは…ドアを開けて、ウンタクと一緒に入って来るトッケビの姿
『何だ!?あいつがどうしてあのドアから戻って来るんだ!?』と驚いて立ち上がる死神。トッケビの姿を見て『叔父さ~ん!』と泣き叫びながらトッケビに駆け寄るドクファ。
『叔父さん、また戻ってきたの!?愛してるよ~!叔父さん!』と歓喜の涙を流すドクファ。
そうか、そうか…とドクファを抱き締めたまま『それでだが…カードを返してくれるか?』と言うトッケビ。え⁉︎と泣き止んでトッケビを見つめるドクファ。
『聞こえただろ?何で聞こえていないフリをするんだ?』
手で涙を拭いながら『叔父さん。扉の向こうの新しい世界に…もう出ちゃったんだから、そのまま行ってよ叔父さん。』とカードを拾ってギュッと抱き締めるドクファ。
『そうだ、私たちの事は心配するな。』と同じく権利書を胸に抱き締める死神。
『お前は家の権利書を返してくれるか?』と死神に言うトッケビ。
その隙に二階の部屋に行こうとするウンタクを見つけた死神は『お前は一体どう処理したんだ!?』と怒ってウンタクを指差します。
階段を駆け上ろうとするウンタクに『チ・ウンタク。香水・500・バッグを返してから行ってくれるか?』と容赦のないトッケビ。
バッグを抱き締めたままジ~っとトッケビを見つめて『おじさん…愛しています。愛してるんだってば!』と言うウンタクに、ニッコリしながら首を横に振るトッケビ。ドクファを押し退けて『私も愛(してる)!おじさん!』とトッケビを見つめる死神に『黙れ!おぬし~!!』と激怒するトッケビ
トッケビの部屋で向かい合って座るトッケビと会長。
『もしかして…あの巻物もう燃やしてしまったか?』と心配そうに尋ねるトッケビ。
『燃やしましたよ。』とニコニコして言う会長。
念入りに別れの挨拶をした罰として心配させた…巻物はドクファに届けさせると言う会長に『ありがたく…申し訳ない。』と言うトッケビ。
『そこで旦那様。旦那様には恐れ多いのですが…。もう死のうとしないで生きようとなさってはいかがですか?旦那様によって、この世のどこかで正しく生きる誰かに、不思議で美しい幸運や奇跡が一度くらい起こっても良くないでしょうか?』と言って微笑む会長。
暗い廊下を歩くトッケビは、ケベックで29歳のウンタクを見た事や剣を抜くことが出来なかったウンタクの事を考えています。『未来が変わったのか、神託が変わったのか…?どちらにしても戻って来れて良かった…。恥かしげもなく…。』と呟いて溜息をつくトッケビです。
『その他抜け落ちた者!詳しく話せ。どうなっているんだ⁉︎』と台所に下りてきたウンタクに声をかける死神。
始めはいい感じだったけど、剣は見えるのに掴めなかった…と言うウンタクの話を聞いて
二人のうち一人は帰って来れないと思っていたのに…と死神。
蕎麦畑に置いていかれると思ったけど連れて帰って来た…と笑うウンタク。
そんな彼女をジッと見つめて
その他抜け落ちた者はまだ知らないんだな。剣を抜けばどうなるのか。言うか?そうすればトッケビが怒って死ぬかもしれない。そうすれば、この家は私の物なんだが…と考える死神。
死神に見つめられて怖がるウンタク。
剣は見えるのになぜ掴む事ができないのか…?と考える二人。
自分は本物のトッケビの新婦じゃないのか?他に本物の新婦がいるのか?その子は綺麗か?とちょっとヤキモチをやくウンタク。
『抜くのに順序はないだろう…。』と死神。
まさか、抜けなかったからと自分をいじめたりはしないだろう?と言うウンタクでしたが…
翌朝。三人で朝食を食べていると、ステーキを食べているウンタクを見て家族が一人増えて食費が…こんな気分で皿洗いはどうしようか…と嫌味を言うトッケビ。
口に入れかけた肉を皿に戻して『私がやります!』と手を上げるウンタク。
そんなやりとりを呆れた顔で見ている死神。
ウンタクが皿洗いをしていると後ろで洗濯物が山積みでどうしよう~?と呟くトッケビ。
『私がやります!皿洗いが終わったらすぐに!』とウンタク。
『お前がそんなに言うなら…手洗いでよろしく!』と、まるで意地悪姑のようなトッケビ。
サンルームで本を読むトッケビの横で洗濯物を干すウンタク。
家が綺麗だと勉強もはかどるのに…掃除はいつするのか…?家に受験生がいるのに心配だ…と呟くトッケビの目の前で洗濯物をバッサバッサとはたくウンタク。水しぶきがかかって『わざとだろう!?洗濯が嫌なのか⁉︎不満があるなら言え!』とトッケビ。
その言葉に『あ~不満!?よく言って下さいましたね!おじさんは今、私が新婦じゃないと思っておいででしょうが…そんなに早く判断しないで下さい。こんなふうにいじめてたら後ですっごく後悔しますよ!』とウンタク。
見えるだけで掴めないのに?と言い返すトッケビ。
『おっしゃいましたよね?私と過ごした時間は眩しかったって…天気が良くても、良くなくても…』とトッケビの最後の言葉を言うウンタク。
『ああ。今日も。今も眩しい。』と言うトッケビの思いがけない言葉を聞いて驚くウンタク。
それなのに何故こんな仕打ちを受けるのか?と言うウンタクにそれはそれだから…とトッケビ。
眩しくて…と言うくせに何でそんな態度なのか?じゃあ、おじさんは私の彼氏だから私がおじさんの彼女をする!と言うウンタクにトッケビは『嫌だね!』と一言。
じゃあ、ただの知人?ただの入居者?とウンタク。
どれも『嫌だ』と、答えて『じゃあ(入居者なら) 今日から部屋代払え‼︎月に50。光熱費は別で‼︎』とトッケビ。
台所でトッケビの事をウンタクと話す死神は、トッケビが金を要求したと聞いて驚いています。
今日からは敵だ‼︎と言うウンタクに『真実の愛』とか…そんなものが必要なのでは?と死神。
『それなら全部やってみた』
『何を全部やったんだ?』と死神。
いつの間にか冷蔵庫の前にやって来ていたトッケビが二人の会話に驚いて、取り出したペットボトルを床にゴトッ!と落とします。
『ああ!ビックリした!』と驚くウンタク。
(風呂上りだったのかな?)頭にかけていたタオルで恥ずかしそうに顔を隠しながら『お前、そんな話を…誰にでも…口づけの話なんて…』と言うトッケビ。
私が話したんじゃなくておじさんが話したんだ!とかお前が話そうとした…とか言い合うウンタクとトッケビに『口づけ…したのか!?』と驚いて尋ねる死神。
『したけど!私の話なのに何故おじさんが騒ぐんですか?私の口づけの話なのに!』とウンタク。
『おい!口づけに「私の」や「俺の」がどこにあるんだ!?半分は私のだ!』とムキになるトッケビ。
それなら半分持って行け!いらない!じゃあ全部もらう!とかくだらない言い争いを始める939歳のトッケビと女子高生のウンタク
そして、お互い怒って台所を出て行きます。
そのくだらない争いを身動き一つせずに見守っていた死神は…『誰かは…名刺がなくて電話も出来ずにいるのに…!あいつらめ~!』と怒り心頭
怒りが治まらないのか?トッケビが開けたドアから勢い良く部屋に入って来る死神。
『お前が戻って来たのは良いとしよう。だけどその他抜け落ちた者は送り出さないといけないんじゃないか?嫌か?送り出して私たちだけで仲良く暮らそう…今までみたいに!』とまくしたてる死神。
『今まで誰と暮らしていたんだ!?一体?』と呆れるトッケビ。
『トッケビの新婦じゃないみたいだから送り出さないとって言ってるんだ!私は!』と死神。
『あの子は私たちの正体を全部知っている。言いふらされたらどうする?』
『500やれば絶対にそんな事しないように見えるが…』
『ドラマを観て何を学んだ⁉︎一度(お金を)渡したら終わりだ!ずっと脅迫されたいか?』
『送り出したくなくて、そんな事を言ってるんじゃなく?』
『私も送り出したいさ…送り出したくて死にそうだ!今。』とニコニコして言うトッケビ。
疑わしそうな目でジ~っとトッケビを睨みつける死神。
『その他抜け落ちた者が剣を抜けなくて嬉しいだろう?正直…死なずにまた会えて。』と死神に言われて900年も待ったのにそんなはずないだろう!?と慌てるトッケビ。
『そうだな、じゃあ私が連れて行く…友情で。お前もうっとうしいだろう!?勝手に口づけまでされて!』
『私たちの間に友情なんてあるか!?私を死なせるのが友情か!?』
『ほら見ろ!お前、嬉しいだろう?今!死ななくて!』と、それ見たことかと勢いづく死神。
『違う!単に守る約束があるんだ。契約書にサインしたのにどうしろって?「男に二言はない」んだ!ただ、単に、約束を守るんだ。男らしく!』と力説するトッケビ。
トッケビを睨みながら近付いて『私に家の権利書をくれた時は男じゃなかったんだな。ハッ!』と言い捨てて、部屋を出て行く死神。
ウンタクが書いた契約書をニヤニヤしながら見ているトッケビ。乙は毎年、初雪の日に甲の召喚に応じる 甲が待っているから
食卓で勉強するウンタクに文句を言うトッケビ。
今、世の中の全ての事が気に触る入試直前の高3だから放っておいてと言うウンタク。ふと閃いたように『おじさん、もしかして試験の答えは分かりますか?』とウンタク。
答えが分かると言うトッケビ。教えてやるから取りあえず自分で全部解いてみろ…と言われて急に元気になるウンタク。
この前の、初…と言いかけたトッケビにその話はするな。初チューだけど…と言うウンタク。慌てて初雪の事だ!とトッケビ。
そうだったのね…という様子で、とにかく(韓国語の発音で)チウがつく話はしないで!とウンタクが言うのに、わざとその発音の言葉を言いまくるトッケビ。
『言わないで下さいってば!』とムキになるウンタクを完全に面白がっているようです
試験の日。
バス停でバスを待つウンタクに肉を中心に準備した…と言ってお弁当を渡すトッケビ。『私が望む物は、果たしてお弁当でしょうか?』と言ってトッケビを睨んでいるウンタク。
どうやら試験の答えを教えてもらえなかったようです。
今から言ってやろうか?とトッケビ。
『結構です!どうせ全て分かる問題だろうから…。』と言うウンタクの頭をお~!と言いながら撫でるトッケビ。そのまま見つめ合う二人。
バスが来て乗客を乗せて行ってしまっても…ウンタクの頭を撫で続けるトッケビと、トッケビを見つめたまま動かないウンタク
ふと、気まずくなって『肩でもちょっと叩いてみれば自然だろう?』とウンタクの肩をポンポンするトッケビ。
ウンタクもやっと我に返って『私が自然に時計でも見てみます…。』とトッケビの手を取って腕時計を見ます。ちょっと嬉しそうなトッケビ。
時計を見たウンタクは『もしかして、今、時間を止めましたか?』と尋ねます。
何と見つめ合っている間に30分も経っていたようで…どうしよう⁉︎と叫ぶウンタク。
『心配するな。彼氏がトッケビだという事を忘れたか?』と落ち着いた様子のトッケビ。
彼氏は嫌なんでしょう!?と言うウンタクに『嘘ついた。ついて来い!』とウンタクの手を取り走り出すトッケビ。いつの間にか笑顔になって…手を繋いで街を走るトッケビとウンタク。
通りに並ぶ一軒の店のドアを開けて入る二人。
すぐにトッケビが『試験うまくやれよ!』と言って一人で出て来ます。
ドアから出た瞬間に自転車にぶつかりそうになるトッケビ。
『死にたいのか!?』と振り向いて怒鳴る自転車の男ですが、そこにはトッケビの姿はなく…。
どこに行ったんだ!?と男が前を向くと…目の前にトッケビの姿。
驚き、トッケビの横を通り過ぎる自転車の男。
男とすれ違う瞬間、彼の未来を見るトッケビ。
それは、自転車で車道に飛び出した男が車にはねられ、血まみれで道路に投げ出される姿でした…。遠ざかって行く男の後姿を見つめるトッケビ。
修学能力試験を終えたウンタクが外に出て来ると、校門には受験生を待つ家族の姿。
受験生を温かく迎える母親を見て…亡くなった母を思い出すウンタク。
花束を持って迎えに来ている親にビックリ!日本では見られない光景ですね!
明るく笑う優しい母の姿…。空を見上げて…笑顔で手を振るウンタクです
疲れて帰って来たウンタクをケーキを持って出迎えるトッケビ・死神・ドクファの三人。
『アイデアは私が出して、金はこいつ(トッケビ)が出して、買って来たのはドクファだ。』と説明する死神。
ローソクが立てられたケーキを見て『うわ!ケーキだ…。』と言って泣き出すウンタク。
ポロポロと涙を流すウンタクを見て『何で泣くんだ!?試験が出来なかったのか?』と驚くトッケビ。
『そうじゃない…幸せで…。』と号泣するウンタクを見て戸惑う男たち。
ウンタクは涙を拭い『私、今日は完全に幸せだからお願いしないと!今日、私はどこでもフリーパス(?)だから、後でトッケビのおじさんと絶対に映画を観られるようにお願いします。ポップコーンも!』と言って手を合わせます。
『おい少女!俺は!?』と尋ねるドクファに『オッパはケーキを有難う!』と即答するウンタク。
ローソクの火を消そうとするウンタクを見て慌てるトッケビ。
それに気付かずフーッと火を吹き消すウンタク。
隣にいたトッケビがウンタクの後ろに立っていて驚く死神とドクファ。
『そんな事もあるんだ。知ろうとするな。』と言って死神の隣に戻ったトッケビは『何でそうしてるんだ?映画を観るんだろう?ポップコーンも食べるんだろう?行け!お前の願いは叶った。』とウンタクに向って言います。
カバンを置いて来る!と顔を輝かせて走っていくウンタク。
『お前たちも行け!部屋と家に。』と言って出て行くトッケビ。
その後姿に向って『何で!?俺も映画を観てポップコーンを食べたい!』と駄々こねるドクファ。
そんなドクファに『お前、私とちょっと話そう。』と言う死神。
死神のベッドに座らされて緊張するドクファ
怖がるドクファに名刺はどこで手に入れたのか?と尋ねる死神。
自分は財閥三世だから会社から…と答えるドクファ。
どうやら名刺が欲しい様子の死神。
さらに、ソニがドクファは建物の主人だ…と言っていたので『お前は建物の主人なのか?』と尋ねます。
『素朴な建物を一つ持っているけど…どうして?』と怪訝そうに答えるドクファ。
仕事を終えて家に帰るソニの後をついて歩く死神。
すると、酔っ払いに絡まれるソニ。
それを見て酔っ払いの男を超能力(?)で吹っ飛ばす死神。
植え込みに飛ばされた酔っ払いに近寄り『今、飛びました?なぜですか?鳥なんですか!?何で最近こんなの見るの!?』と驚くソニ。
怖さを紛らわすため、歌を歌いながら走り去るソニの後姿を見つめる死神です。
映画を観る前にゲームセンターに来たトッケビとウンタク。
何回やっても取れない下手くそなトッケビ
ムキになって何度も挑戦するトッケビに呆れて先に行ってしまうウンタク。
ポップコーンと飲み物を持って席に着く二人。
どうやらホラー映画を観るようで『声を上げて恥ずかしい思いをさせないでくれ。怖かったら言えよ。』とウンタクに偉そうに言っていたトッケビですが…
映画が始まると悲鳴を上げたりポップコーンを盛大に撒き散らしたり大騒ぎするトッケビ
暴れるトッケビを押さえつけて周りの観客に謝るウンタク。
コン・ユさん主演の『釜山行き』を観ていたようです。こんなに怖い映画だったんですね~!
映画館から出てファストフードの店に入るトッケビとウンタク。
おじさんのせいで1シーンも観れなかった!!と怒るウンタク。
『注文して下さい!おじさんは泣き喚いてお腹が空いたでしょう。私はポップコーンを食べてお腹が空いてないから。私の事は気にせずに!』と嫌味を言うウンタクですが、本当に自分の分だけ注文するトッケビ
ウンタクの目の前でラージサイズのサンドイッチを頬張るトッケビ。
ラージサイズを一人で食べて健康は大丈夫か?と言うウンタクですが…
『お前もラージサイズのジュースを飲んだだろう?牛(肉)を何人分も食べた後で…健康は大丈夫か⁉︎』と言い返されてしまいます。
『一体いつまで私をいじめるんですか?くれたもの全部奪って。バッグ可愛かったのに…500初めて見たのに…。最初からくれなければ良いのに‼︎』と愚痴るウンタク。
トッケビをいなくなってしまう人みたいでおかしい…と言うウンタク。
『ドクファオッパにはカード。死神のおじさんには家。まるでお別れのプレゼントみたいですね?そうなんでしょう?お別れのプレゼント。おじさん、その剣を抜いたら私たちの元から去ってしまおうとしたんでしょ?そうみたいね。でも、どうしてですか?』
『一度話したと思うけど。新婦が現れたら遠くに去る準備をしないといけないって。』
『どこにですか?ヨーロッパ?カナダ?今もですか?今も去りたいんですか?』
『いいや、去りたくない。けれど本物の新婦が現れたら、その選択は私のものではないだろう。』
『ああ…。そうですね。一緒に行かれるんですか?その本物の新婦と。』
『そうさせてくれるのか?』
『いいえ!私は離せないからおじさんが私を捨てて行って下さい。本物の新婦が現れたら…いえ、その前に私が出て行くから。私がいない時に行ってください。私が気付かない間に…。』そう言って、怒った様な…泣くのを我慢している様な表情でうつむくウンタク。
試験会場へドクファに送ってもらうウンタク。
『叔父さんはガールズグループを観ただけで千年の恨みも消える人なのに、お前と会ってからは怒ってばかりだ…よっぽどタイプしゃないみたいだ。』とウンタクの神経を逆なでるドクファ。
それを聞いて、私が大学に入ったら…見てろよ〜!と指をポキポキ鳴らすウンタク
花束を抱えてウンタクを探しに行きます。
試験が終わってキャンパスを歩くウンタク。
野球の練習をする大学生のオッパ達を眺めていると、ウンタク目掛けて飛んで来る野球のボール
目の前に飛んできたボールを避けようとウンタクが目を閉じて下を向いた瞬間
パシッとボールがグローブにキャッチされます!驚いて振り返ったウンタクの目の前に…野球のユニフォーム姿の大学生
『大丈夫ですか?』と言う大学生を見つめて『テヒ…オッパ?』と尋ねるウンタク。
驚いたように『チ・ウンタク⁉︎』と大学生。笑顔になる二人。
『うわ~!久しぶりだな!分からなかったよ。』と嬉しそうに言うテヒオッパ。
苦労したから変わったでしょう?と恥ずかしそうにうつむくウンタク。
『さらに綺麗になったから。背もすごく高くなって。』と、爽やかな笑顔でウンタクの頭を撫でるテヒオッパ
『オッパ、この学校に通ってるの?私、今日ここで論述を受けたの。』と満面の笑みを浮かべるウンタク。
バサッと花束を落としてしまうトッケビ。
ハハハ…と笑いながらウンタクとテヒオッパを見下ろしているトッケビは、29歳のウンタクが『代表さん、ここです!』と笑顔で手を振っていたシーンを思い出します。
『あいつなのか?その代表さんとやらは…。』と二人を見つめるトッケビの頭上には黒い雲がモクモクと広がって…稲光と共に雷鳴が轟き始めます
丁度この辺りで半分です
文字数制限に引っかかり、せっかく書いた文章をかなり削ってしまいました
かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂いて有難うございました
画像お借りしました。