早く追いつきたいのですが、いつも予想以上に長くなってしまいます
なので、6話はなるべく纏めて書いていきたいと思います。大丈夫かなぁ…
6話前編です。
自分がいないウンタクの未来に涙を流すトッケビ。トッケビは、自分がウンタクの笑顔のために939年の生を終わらせる選択をした事を知ったのです。
一方、ソニとのデートに向かう死神。
人間なら仁川まで歩いて行けない事をドクファに指摘され、車で送ってもらいます。
待ち合わせの店で友達と一緒に死神を待つソニ。
自分も来て良かったのか?と尋ねる友人に『男は友達と一緒の時にミスをしたりする。それが男の本当の姿だからそれを見ないと!』と答えるソニ。
二人がそんな事を話していると店の前に停まる一台の高級車。その車から降りてきた死神とドクファを見て…
『ミスしても、あんな男性たちなら良い。車、服、時計に顔まで…。あんな男性はどんな女性と会うんだろう…?いいわね~
』とウットリする友人。あなたですよ〜
『いいわね…。』と嬉しそうに言うソニ。
同じようにベッドに座って考え込むトッケビ。ウンタクが部屋のドアをノックする音が聞こえても身動き一つしません。
諦めたように遠ざかっていくウンタクの足音を聞いて、何かを決心した表情で部屋を出て行くトッケビ。
居間にいたウンタクの前にやって来て『剣を抜いてくれ、今。お願いだ。』と言うトッケビ。ノックした時は返事しなかったのに急に何なんだ!?とウンタク。
『もうやめたい。選択できると思っていた考え。』と言うトッケビ。
その選択とは何なのか?と尋ねるウンタクに『返事だけ。質問ではなく。』と言います。
『そうするには、まだ調査が終わっていない。インターネットで調べても何も分からなかった。
私が何かを見つけたらおじさんを恨む事になると言っていましたね。何かは剣の事だし、それを見つけたけどおじさんを恨んでいない。その剣は、絶対にそんな事はないと思っていた人によってそうなったと言っていたけど、何か悪い事でもして歴史から消されたんですか?逆賊だったとか?』と真っ直ぐにトッケビの目を見つめて尋ねるウンタク。
彼女を見つめながら必死に戦っていた頃の自分を思い出すトッケビ。『ああ。お前の言うとおりだ。生きるのに忙しい生だった。歴史に記録されない時間だった。必死になっても、自分の死すら名誉にはならなかった。王に向って進んでも良くなる事は何も無かった。だけど私は進んだ。私の一歩一歩で罪の無い者の命が失われた。私の罪は許されなかった。今、私は罰を受けているところだ。この剣は…その罰だ。だが、それが罰でも900年も受ければ十分じゃないか…?』
『いいえ、罰じゃありません。神が罰として、そんな能力を与えることはないです。おじさんが本当に悪い人だったなら、トッケビとしてだけ存在させたはずです。トッケビの新婦に会わせて、その剣を抜かせるなんてことはありません。』
そのウンタクの言葉に涙を流すトッケビ。トッケビの瞳からこぼれ落ちる涙を優しく拭いながら、自らも涙を流すウンタク。
『どんな存在だったかは知らないけれど、おじさんは愛されています。本当に。』
ウンタクが思っていた悪い事とは王様の女を愛したとか…そんな事だったようです。
逆賊とか言って悪かった…と謝るウンタク。
『じゃあ、もう綺麗にしてくれてはダメか?』と目を真っ赤にしているトッケビに下されたウンタクからのまさかのダメ出し
900年もそんなふうに生きてきたトッケビが可哀想で一旦は泣いたけど、自分でも綺麗になれるように努力はしたのか?可哀想な時は同情よりも何か確かなものが良い。私がバイトに行っている間に私が何を望んでいるのかよく考えて…。と涙を拭いながらバイトに行こうとするウンタク
想定外の展開に呆然とするトッケビ
『お前が望む物とはお金、家、宝石とかそんなのか?もしかして「お前が必要ならそこまでしよう」と言ったそれか!?』と言ってウンタクを呼び止めます。
『何?愛?』と聞かれて頷くトッケビに『宝石がいっぱいの家をお金で買って愛を入れるとはお考えにならないのですか?』と答えるウンタク。
『早く行け!バイトに行け!』と呆れるトッケビ。
そんなトッケビに『武臣だったからそうなのですか?暗記はイマイチみたいですね。』と追い討ちをかけるウンタク
『慰めて、一緒に泣いてくれたのに剣を抜かない…。どうして悲しみの最中にそのような結論に至ったのか!?』と疲れ切ったように椅子に座るトッケビ
ふと、レストランで『代表さん!ここです!』と笑顔で手を上げていたウンタクを思い出し、何が代表さんだ~っ!!と勢いよく立ち上がってどこか遠くを睨みつけるトッケビでした
カフェで合コン(?)中の死神たち。友達はメイクアップアーティストで自分は自営業…と自己紹介するソニ。
そちらのお友達は何をされているのですか?とソニに聞かれて『友達ではなく、凄く年下で…職業は財閥三世です。それで罰を受けているようです。あなたと言う罰。ユ・ドクファです。』と格好をつけて名刺を渡すドクファ
それを信じていない様子のソニと友人
ソニに職業を聞かれて『一種のサービス業』と答える死神。
今日は名前はあるのか?と尋ねられて待ってました!とばかりに『キム・ウ・ビン!』と自信満々に答える死神。あらら~それを言ってしまったのね…という顔のドクファ。
『どうやらウェイターのようね。』とソニに囁く友人。
死神はソニから名刺を求められて困ってしまいます。その隙にドクファをスマホで検索した友人にドクファの画像を見せられて『本物の財閥三世だったの!?』と驚くソニ。
『はい。生まれてみると、そうだったんです。』
『お金持ちのうえ背も高くてイケメンで…名前もすごくステキ!ユ・ドク・ファ。』と死神に対する嫌味も込めているかのようにドクファを褒めるソニ。
死神にドヤ顔をするドクファソニがドクファを褒めるので機嫌が悪くなる死神。彼の感情とシンクロして店内の空気が冷たくなって…
ハッとして死神を見るドクファ。そんな彼とお邪魔な友人に『先に行くね…と言え!』と死神は暗示をかけて二人を帰らせてしまいます。
突然帰ってしまった二人を不思議がるソニに指輪を出して気を逸らせる死神。
ソニは指輪を受け取りドクファの電話番号を尋ねます。ドクファが本当にチョヌグループのユ・ドクファなら自分の店の建物主様だから話がある…と。
納得したようにドクファの番号を調べようとスマホを取り出す死神ですが、思うように扱えずオタオタします
『私がします。』と死神が持つスマホにソニが触れようとすると、自分の手を触られたくない死神は勢いよく手を引っ込めます、
『今、投げました!?手伝ってあげようとする人に対して!?』と怒るソニ。
慌ててお礼を言う死神。呆れながらも死神のスマホを手に取り操作し始めるソニ。
暗証番号は無いと言う死神に『いつも何かが沢山ないんですね…。』とソニ。
『ドクファ・トッケビ・トッケビの新婦・ソンヒじゃなくてソニ』の四人分しか登録されていない死神のスマホの電話帳。それを見て『トッケビ夫婦とお知り合いなんですね。』と微笑むソニ。彼女の笑顔を見つめて複雑な表情になる死神でした。
理解し難いウンタクの反応に気力を使い果たしたのか…サンルーム(?)で疲れきった様子でいくつも薬を飲むトッケビ。
そこに『人間の薬が効くのか?』とお酒のビンを持ってやって来た死神がトッケビの隣に腰かけます。
『酒と薬で選択してみた。お前はうまく会えたのか?』とトッケビ。
『酒を飲んでるだろう?』とお酒のビンをトッケビに見せる死神。『自分には無いものが多い。特に名刺。』と、こちらも元気がありません。
お前は原則を破って人間の生死に関わって得た副作用みたいなものだ。
ただ、元の命のまま死ぬ方法もある。
必要ならそこまでしよう…愛してる。
以前ウンタクに言った言葉を思い出すトッケビ。
『自分が言った言葉が全部、再び自分に返って来ている…人間の生死に関わったツケが大きい…。』と落ち込んでいるトッケビに『その他抜け落ちた者と何かあったのか?』と尋ねる死神。
『私の事を可哀想だと泣いたくせに剣を抜かないって…自分だけが泣いたんじゃないのに!』と愚痴るトッケビに『お前泣いたのか!?その他抜け落ちた者の前で!?』と驚く死神。
『女の前で涙を流すなんて!お前終わってるぞ!』と偉そうにトッケビに意見する死神。
『それでお前は初めて会ってすぐに泣いたのか!?』と死神の痛いところを突くトッケビ。
『お前は早く嫌われるか好かれるか決めろ。ハムレットじゃなくても。』
『シェークスピア…あいつは「死ぬか生きるか」と私が言ったらそのまま書いたんだ…。』と呟いたトッケビの言葉に飲んだお酒を吹き出しそうになる死神
死神は『剣が痛みだした…。』と言うトッケビの言葉に、トッケビが死神の部屋に泊まった時『神が自分を過大評価している…』と言っていた事を思い出します。
お酒のビンをテーブルに置き『抱きしめてやろうか?』とトッケビに向って両手を広げる死神。死神の部屋に泊まった時、「辛いか?」と尋ねた死神にトッケビが「抱かれて泣く程ではない」と言っていたからかな?
その言葉を聞いて、スッと立ち上がり死神に向って剣を構えるトッケビ
『そこまで嫌なら…』と広げた腕を下ろした死神に何度も剣を振り下ろします。
でも、剣は死神の体を通り抜けてしまいます。それでもしつこく死神に剣を振るうトッケビに溜息をつきながら『やめろ~!』と言う死神でしたせっかくだから抱き締めて貰えば良いのにね!
死神に貰った指輪をはめた手を『綺麗ね…私ので本当だわ。』とウットリと眺めるソニ。
以前から話に聞いていた男性から貰った…と聞かされて『その男性に会ったんですか!?いつ!?どうでした!?』と興味津々のウンタク。
『相変わらずイケメンで、相変わらず変な人だった。変だけど顔を見るとそんな事は忘れるのよね…』と指輪を眺め続けるソニ。
『ところで…とっても古い指輪のようですね。』とウンタク。
すると『一度は私も受け取った…指輪。あいつに血の復讐をして!』とテーブルの下から現れる顔馴染みの幽霊さんたち。彼女たちを無視するウンタクに自分の方が上だから…と自分の可哀想な息子のために、トッケビからロトの当選番号を教えてもらって欲しいとお願いするお婆さん幽霊。
完全に無視するウンタクに『孝試院の子は助けてやったくせに!ロトの番号を私に教えて自分もその番号を買えば良いだろう!?』とお婆さん。その最後の言葉に顔色が変わるウンタク。
家に帰るとトッケビをおだてて『今週のロトの当選番号が分かれば剣を抜く時間ができるかも…』と言って当選番号を聞きだすウンタク。トッケビってそんな事まで分かるんですねウンタクの意のままにされているトッケビがカワイイ
トッケビから聞き出したロトの番号をお婆さんに教えてあげるウンタク。
お礼を言って急いで去って行くお婆さん幽霊。振り返るとトッケビが後ろに立っていたので驚くウンタク。尾行していたの!?と言うウンタクに追跡だ!と言ってウンタクを叱るトッケビ。
お婆さんは良い人だったんだからこれくらいの恩恵は受けても良い。子供の夢に現れて当選番号を教えてやるつもりのようだ…と言い訳して『図書館に行く!』と言って逃げて行くウンタク。そんな彼女の後姿をずっと見ているトッケビ。
図書館には行かず、コンビニでロトを買おうとするウンタクですが未成年だから買うことが出来ません。
すると変装して再び現れるウンタクでも身分証明書を出せと言われて敢え無く撃沈
その後またやって来て『これは当選番号だから!代金は出すから自分の代わりにおじさんが買って、賞金は山分けしよう。』とコンビニのおじさんに番号を記入した用紙を渡して頼み込むウンタクですが…店から追い出されてしまいます。
ロトの締め切り時間が迫り『本当なんですよ~!』と必死に店の外から訴えるウンタク。
そこに『ここが図書館か!?』と言って現れるトッケビ。
牛乳を買いに来た~と言い訳するウンタクですがトッケビには全てお見通しです。
お婆さんの息子はロトを買ったかな?と気にするウンタクに『買えなかった。眠る時間もなく働いて夢を見られなかった。』と言うトッケビ。
悔しがるウンタクに『今週、一等が出なくて来週に金額が持ち越される。正直に生きて来た夫婦だった。彼らは凄く変な夢を見るだろう…』とトッケビ。
そんなトッケビにカッコイイと言うウンタク。あと二ヶ月もすれば自分も二十歳になる…と自分も恩恵を受けようとするウンタクに『知り合いのフリをするな!』と呆れるトッケビ。
締め切り時間が過ぎてトッケビが言った通りの当選番号が発表されます。
本当に当たっていたので興奮するウンタク。店の中では当選番号を見てひっくり返るコンビニのおじさんの姿
もう一度お婆さん幽霊に翌週の当選番号を教えてあげるウンタク。
目に涙を浮かべてウンタクに感謝するお婆さん幽霊。
『ところで、孝試院の子は何で見えないの…?』とお婆さんに尋ねるウンタク。
『あんたのお蔭であそこに上がって行った。気がかりは全て解決して…』そう言ってお婆さんが指差した空を星が一つ流れて行きます。
『じゃあ、お婆さんも…』
『お前もトッケビと幸せにならないといけないよ…』そう言ったお婆さんに涙ぐみながら何度も頷くウンタクでした。
居間でウンタクがくつろいでいると野菜ジュースを飲みながらやって来る死神。
ウンタクに『乾杯!』と言ってソファーに腰かけた死神に『おじさん…死んだら神に会う事はできますか?』と尋ねるウンタク。『なぜ?』と死神。
『ちょっと喚いてやろうかと。トッケビさん、とっても寂しい守護神みたいだから。人々は知らないだろうけど、世の中から離れてる時に誰かが世の中から背中を押すって事…私は知ってるから。だからトッケビさんの剣を抜いてあげようかと。剣を抜いて綺麗にして、燦爛な守護神になるように。』と笑顔で言うウンタク。
その言葉を聞いて『おい!ウンタク…いや、その他抜け落ちた者!お前は人の心配をしている場合か!?お前に効用価値が無くなったら家を追い出されるかも知れないぞ!大丈夫か!?』とウンタクを心配する死神。
『これが私の物なの?人生なんてものはちょっと間借りするようなもので…。地獄と言うのは地獄だけにあるんじゃないんです。』そう言って叔母さんに虐待されていた地獄のような日々を思い出すウンタク。
でも、この家に来て毎日が幸せで…天国を覗いたようだった。だからお返しに綺麗にしてあげようと思う。死神のおじさんもあの剣を抜いてやれと応援するから、おじさん(トッケビ)にとってそれが良い事なのは確かだろうから…。と言って微笑むウンタクを見て複雑な思いがする死神です。
丁度ここで真ん中辺りなので一旦区切ります。
短くまとめたかったけど、どのセリフも重要な気がしてなかなか切り捨てるのが難しいです
長文に最後までお付き合い頂いて有難うございました
画像お借りしました。