4話後編です
牛肉の気分じゃなかったウンタクはトッケビとコンビニへ。両手にソーセージとパンを握り締めご満悦のウンタク。それを眺めるトッケビの様子がおかしい缶ビールで酔っ払ったトッケビは棚に並んだ商品を『ここからここまで全〜部、買ってやろう!』とはしゃいでいます。ヨロヨロするトッケビを困ったように見つめるウンタク。
大きな買い物袋を提げて牛乳(ヤクルト⁇)を飲みながら夜道を歩くウンタク。
隣には千鳥足で歩くトッケビ。
ウンタクがもう帰ってと言っても『送ってやる!』と言う事を聞かない酔っ払いのトッケビ。
自分はトッケビの新婦で間違いないのか?それなら他の男性と会ったらダメなのか?とウンタク。
あまり勧めないと言いながら外灯に巻きつくトッケビ。『じゃあ、私の願いの3番目はどうなるんですか⁉︎バイト・叔母さん・彼氏‼︎』とウンタク。
『今回の人生でそんな事は絶対に無いから期待するな!私が嫌だから…。』
『おじさん私のこと好きなんですか?』
『違う。』
『おじさんの「違う」は違うじゃないのよね…』
ヨロヨロとした足取りでヘラヘラしながらウンタクについて来るトッケビ。
『今までどうやって、何をして生きてきたの?』と尋ねるウンタク。
『お前を待って生きてきた。』
うるさい‼︎と怒るウンタク。
『憂鬱だと雨が降るなら気分が良い時は?花が咲いたりとか⁉︎飛ぶことはできる?』とトッケビに色々と質問するウンタク。
本気なのか適当なのか?それに答えるトッケビ。
『私は何番目の新婦なんですか?』
『最初で最後。』と急に真面目な顔になるトッケビ。
『最初だとしても、最後だとなぜ分かるの?』
『私がそうしたいから…。』そう言ってウンタクを見つめるトッケビ。
『もし、私が新婦にならないって言ったらどうなりますか?』
『この剣が抜けない。この剣を抜けるのはお前しかいない。この剣が抜けたら、私が…私が綺麗だろ?今は綺麗じゃないから。』と、酔っ払っていても自分の人生が終わるとは言わないトッケビ。
『それって童話にあるあれ⁉︎呪いにかかった王子が真実の愛で元の姿に戻るっていう…。カエルの王子はカエルから王子。美女と野獣は野獣から王子へって言うあれ⁉︎ トッケビはトッケビから・・・』
困ったように笑って『そうだな…今度。今日はやめて…。今日はただお前と笑って…。』と少し寂しそうに言うトッケビ。
そんなトッケビを見てウンタクも少し笑顔を浮かべ『初雪が降ったら?』と言います。
『初雪?うん。初雪が降ったら。』
翌朝。晴れ渡った空から学校へ向かうウンタクに朝日が降り注いでいます。
『初雪はいつ降るのかな?』と呟き歩いていると、道行く人達がみんな何やら見上げて写真を撮っています。その視線の先を見上げてみるウンタク。すると… 冬なのに花を満開にさせている木々!(桜かな?)
一方、これがトッケビの仕業と分かっているドクファ。
今朝の新聞を数冊トッケビの前に投げつけます。新聞の一面には花が満開の木の写真。
『この冬の季節に一晩で花が咲くなんて!良い事があったみたいだね!花をどうするんだよ⁉︎花‼︎叔父さん酒を飲んだだろう⁉︎』とトッケビを説教するドクファ。
ドクファの無礼な物言いを指摘するも迫力に欠けるトッケビ。
どうやら昨夜の記憶が無いようです。
『酒のせいじゃなくて薬のせいだ…』と言いながらバツが悪そうにベッドに横になるトッケビ。
食事をしに来たトッケビとドクファ。
空いている席には既にドラマの最終回を観に来た死神が座っています。
でも、帽子を被っているのでドクファや他の人には見えていません。誰もいない所に向かって話しかけるトッケビを怖がるドクファ
店内のテレビには何やら男女がモメているシーンが映し出されています。
ドラマの中の女性が男性に『ウンビ…ヘジンの娘よ!』と言った瞬間『スゲ~っ!!!』と同時に驚く死神とドクファ。お客さんも店員さんも皆ビックリ
店を出て『家に帰るんだろ?』と言いながらストローでヤクルト?を飲むドクファの口元を見て突然、昨夜のウンタクを思い出すトッケビ
『うわぁぁぁ~!』と悲鳴を上げるトッケビを見て『ウンビがヘジンの娘だと、やっと驚いているのか?』と一緒に出て来た死神が言います
『これは何だ!?これは何の記憶だ!?』
『何が?何のこと?』とドクファ。
ウンタクと話した事を思い出して頭を掻きむしりながら『どうしよう!』と大騒ぎ!
剣を抜く話しなどをあの子にしてしまった…と死神に言うトッケビ。
『良い方に考えろ。お前、今死んでも良いんじゃないか?それじゃあ先に行くから。』とトッケビに言って立ち去る死神。
(ドクファには見えない)死神に向って悪態をつくトッケビに『叔父さんどうしたんだよ!?』と訳が分からず尋ねるドクファ。
『どちら様ですか?私をご存知ですか?ハッ!』とドクファに八つ当たりして去っていくトッケビ。
化粧品売り場で友達の店員さんにメイクをしてもらうソニ。
美人なソニを見て化粧品を買っていくお客さん。綺麗にしてどこに行くの?彼氏でもできたの?と尋ねる友達。
『綺麗にして電話を待ってるのにかかってこない。なぜ!?』と不満そうなソニ。
綺麗にメイクをしてもらって死神と出会った歩道橋で待っているソニ。
一方、死神は街で見かける女性全てがソニに見えてしまい愕然とします
帽子で顔を隠して走って逃げる死神。
窓の外を眺めるソニに『社長さんはどうして毎日窓の外を眺めているんですか?』と尋ねるウンタク。待っていると答えるソニに何を?とウンタク。
『知らない。私はこんなふうに生涯誰かを待っているのよ。』
『お客さん?白馬に乗った王子様?』
『違う。年下はイヤ。白馬に乗った王様だったら良いな。』そう言って再び窓の外を眺めるソニです。
学校でドクファのハラボジから貰った名刺を見つめるウンタクはカナダにあった沢山のお墓を思い出しています。トッケビのお墓には名前が無く、その他のお墓には全てユの苗字が刻まれていた事を考えているようです。
そこにやって来たいつものいじめっ子たちがウンタクの手から名刺を取り上げます。
何だかんだとウンタクをいじめていると、いつの間にか手に持っていた名刺がタバコにすり替わっています。
ちょうどやって来た担任にタバコを持っている所を見つかります。
慌てたいじめっ子は『私のじゃありません。これはチ・ウンタクのです!』と言います。
『それ、あんたのでしょ?チ・ウンタクはタバコを吸わないでしょ。』と言ってウンタクを庇ってくれます。この子は観たことあるなぁ…誰かな?
彼女のおかげで濡れ衣を免れたウンタク。
この一件の犯人は顔なじみの幽霊さんたち。 私たち良くやったでしょ〜!とウンタクを取り囲む幽霊さんたち。
ウンタクは周りを気にしながら彼女たちにお礼を言います。その時、学校の中に一台の車が入って来ます。その車を見て慌てて消えてしまう幽霊さんたち。
その車から降りてきたのはウンタクを迎えに来たトッケビでした。
コン・ユさんサングラスがお似合いですね
トッケビの運転する車に乗るウンタク。
車や免許を持っていたのか?昨日の事は覚えているのか?とか嫌味っぽく言うウンタク。
お腹空いた?と尋ねるウンタクに『お前は、私を見たら毎回そんな事を聞くんだな?私に会う前に食べておいたらダメなのか?』と言うトッケビ。
『おじさんと一緒に食べたいからそう言うんです!』と不機嫌なウンタク。
でも、トッケビに牛(肉)でも食べるか?と言われて機嫌が良くなるウンタクです。
道端に車を停めて『ちょっとそこにいろ。』と言って車を降りるトッケビ。
何と、ケベックにいる二人!
『楓の葉の贈り物のお返しだ。』とトッケビ。
これは新婚旅行なの~?と喜ぶウンタク。
レストランでステーキを食べるトッケビとウンタク。
ナイフを掴んで『剣だ!』と言ってトッケビに向って振り回すウンタク本当にウンタクが自分の胸に刺さる剣が見えているのか『この剣の柄はどんなのか?』と言って確認するトッケビ。
自分を疑っているのか!?と憤慨しながらも『虎が見える。』とウンタク。
どうやら合っているようです。
トッケビの本名を調べていたウンタク。
『いくら探しても剣が胸に刺さった話しが出て来ない。自分で刺したのか?誰かに刺されたのか?』と尋ねます。
『絶対にそんな事が無いと思っていた人。』
『ああ…すごく悪い話なんですね。正確には何歳ですか?』
『939歳。』
年齢を聞いて悪かったと言いながらも老いもせず、お金もあって、新婦にも会って良いとウンタク。自分だけそのままで他の皆はいなくなってしまうのに長く生きたいのか?と尋ねるトッケビに『おじさんがいるから。おじさんがずっと私の側にいるから、私は長生きしても良い。』と答えるウンタク。
ステーキを食べるウンタクをじっと見つめるトッケビです。
食事の後、公園を歩くトッケビとウンタク。
千年近く生きる事について話す二人。
私の事をどこまで調べたのか?とウンタクに尋ねるトッケビ。
『長い間一人ですごしているから上手に寂しさをやり過ごし、気まぐれが酷くて、気難しくて…。人に幸福も怒りも与えて家族を作らない。だから私をホテルに放っておいたの?』
『放っておいたんじゃない。お前も考えてみろ。したくなければ必ずすることはない・・・トッケビの新婦。』
その言葉を聞いて『私がしたくないように見えますか⁉︎今更なんでそんな事を言うの!?他に女がいるの?私が嫌なの⁉︎』と怒って『私が新婦かどうかその剣を引き抜いて証明してやる!』と剣を引き抜こうとトッケビを追いかけるウンタク。
逃げるトッケビに『トッケビなら棍棒(?)を出せ!』と言うウンタク。
そんな物はない!と言って噴水の水で剣を作るトッケビ。
『うわ~!水から剣を作るなんて!うわ~!カッコイイ!』と大興奮のウンタクにちょっと嬉しそうなトッケビ
『少しここで待っていて。見たいものがあるの。いつまたここに来れるかわからないから…。』とリュックから付箋がいっぱい付いた一冊の本を取り出すウンタク。
いつも本を持っているでしょ…とその本をトッケビに渡します。
(キム・ヨンテクさんの『もしかしたら星が君の悲しみを持っていくかも知れない』という詩集です。このドラマのおかげでランキングが1位になったそうです。)
走り去るウンタクの後姿を見て笑顔になるトッケビです。
ウンタクが向った先はトッケビのホテル。ロビーで手紙を書いています。
その手紙を『必ず伝えて。』と言いながらホテルのポストに入れるウンタク。
ウンタクが付箋を付けたページを読むトッケビ。
『愛の物理学』という題名の詩を読んでいる時に『おじさん!』とウンタクの声が聞こえます。
その声に顔を上げると、横断歩道の向こう側で笑顔で手を振るウンタクの姿。
質量の大きさは体積と比例しない
信号が青に変わり、横断歩道を駆け出すウンタク。
横断歩道の黄色い線がウンタクが踏んだ所だけ赤色に変わります。
それに気付いて、嬉しそうに線の所を踏んで渡るウンタク。
スミレのように小さいその娘が、花びらのようにヒラヒラするその娘が、地球よりもっと大きい質量で私を引き寄せる
明るい日差しの中、トッケビを見つめながら楽しそうに横断歩道を渡るウンタク。
そのキラキラした姿を眩しそうに見つめるトッケビ。
瞬間、私はニュートンのリンゴのように、容赦なく彼女に転がり落ちた・・・
大声を出して、より大声を出して・・・
幸せそうにウンタクを見つめるトッケビの脳裏に死の瞬間に見た空が浮かびます。
絶対にそんな事はないと思っていた人によって人間としての日々に終わりを告げた瞬間。
それから900年以上続いた地獄のような日々の中で、自分をトッケビの新婦だと言うウンタクの笑顔に出会った瞬間。
そんな瞬間が大きな波のようにトッケビに押し寄せます。
『レッドカーペットみたい!すごい!おじさんがしたんでしょう!?すっごく不思議!』そう言いながら息を切らしてトッケビに駆け寄ってくるウンタク。
そんな彼女から目が離せないトッケビ。
心臓が天から地まで、クラっとする振り子運動を続けた
何も答えず自分を見つめるトッケビに『おじさん怒ったの?』と尋ねるウンタク。
初恋だった・・・
開いた詩集に落ちる一枚の真っ赤に色づいた楓の葉・・・
とっても美しくて切ないラストでした
ウンタクはトッケビの初恋なんですね・・・。
939年生きて(?)きて初恋だなんて
コン・ユさんのウンタクを見つめる表情が素晴らしくて切ないです
今夜は7話の放送があります。
あまりにも放送時間が長いのと、ドラマのストーリーが素晴らしくって削る所が無いのと、私の韓国語スキルが無さ過ぎる(これが一番の原因!)ので、すっかりブログの方は置いていかれてしまいました
しかも主婦の天敵、年末恒例大掃除大会や実家への帰省。
一日36時間欲しいと心の底から思っています
でも、ホントに大好きなドラマなので時間を見つけて書いて行きたいな~と思います。
良かったらまた読んでやって下さい。
長文を最後までお付き合い頂いて有難うございました
※画像と一部文章お借りしました。