ルイ君がボクシルに仕掛けたサプライズ。私もすっかり騙されました
登場人物たちと一緒に泣いたり笑ったり喜んだりできる素敵なドラマです
『どんな言葉も一万回以上唱えると、その言葉は現実になる。』というインディアンの諺がある。
私の母シン・ヨナ、執念のアイコンは私の父チャ・スイルを夫にするために『彼と結婚するんだ!』と一万回以上唱え、それは現実になった。
私の母シン・ヨナは息子に部活動でアイス・ホッケーをさせるために『無条件にアイス・ホッケー!』と一万回以上唱えたそうだ。
私の知り合いの男、ショッピング王ルイはインディアンの諺は知らなかったが毎晩『また、愛させて下さい。』と一万回以上言ったそうだ。
そして彼が一万回くり返した言葉は、やがて現実になる。
第12話 Reality
『夢はやがて、現実に』
釜山でルイ君を見つけたボクシル。話しかけても『僕がルイですか?僕を知ってるんですか?あなたは誰ですか?』と記憶がない様子のルイ君。
でも『コ・ボクシル』と聞くと『ああ、胸がすごく痛い。頭が痛いのか?僕たちすごく親しいんですか?』と涙を流す。
そんなルイ君を優しく抱きしめるボクシルです。
『ルイが見つかった!』とキム執事に電話するボクシル。
『すぐにそちらに向かいます!ボクシルさん、ぼっちゃまをヨットハーバーに連れて行ってそこで待っていて下さい!絶対に捕まえていて下さいね!』そう言われて『分かりました。』と電話を切ると
ボクシルの上着の袖をしっかり掴んでいるルイ君に気付きます。
出合った頃、置いていかれないようにボクシルの服の袖を掴んでいたルイ君を思い出します。
ルイ君を安心させるように手をしっかり握って微笑むボクシル。そんな彼女を見て笑顔になるルイ君です
手を繋いで歩く二人。
『ルイ。お腹が空いてるなら何か買ってあげようか?』と聞かれて『コーヒーを買って下さい。』と答えるルイ君。こんな時でもコーヒーなのかと呆れるボクシル
ルイ君がコーヒーを飲む姿を見て『美味しい?あんたには好きなコーヒーがあるのよ。』とボクシル。『僕の事よく知ってるんですか?』『もちろん!』
二人の所へ『ぼっちゃま‼︎』と必死の形相で走って来るキム執事を見て『ヒィィ〜!』と悲鳴をあげて逃げ出すルイ君
慌てて追いかけるボクシル。ルイ君はヨットの中に逃げ込みます。ボクシルもヨットに乗り込みルイ君と追いかけっこに…。
ルイ君が降りるとすぐにボクシルを乗せたまま動き出すヨット
運転手さんに岸に戻してと頼んでも一周回ってからじゃないと無理と断られるボクシル。
キム執事に電話をかけると幸いルイ君は捕まえたと言われ少し安心。ヨットが岸に戻って来るまで待っててと頼みます。
ルイ君の事は気になるけど諦めて座って海を眺めるボクシル。すると刑事さんから電話がかかってきます。
『ボクシル!今どこにいるんだ⁉︎ボクナムが見つかった!』
仕方なくボクナムのジャージに着替えたルイ君。一時間後に戻って来ると言っていたボクナムをその場所で待ちます。道路をウロウロしていると走ってきたバイクを避けた拍子に転んで頭を消火栓にぶつけてしまいます。(この辺りまで想像通りですね
)
自分を助けてくれたボクナムを思い出したルイ君。車の陰に隠れて転んだルイ君を心配して覗いているボクナムを見て『ボクナムが僕をかばってくれたんだった。やっぱりボクナムはボクシルの弟だな!』
ボクナム~!と叫びながら逃げるボクナムを追いかけるルイ君。
ゴンドラ?に乗って逃げるボクナム。168段の急な階段を見上げて途方にくれるルイ君ですが、毎日ボクシルと一緒に上っていた屋根部屋に続く長い階段を思い出し…
『やるぞ~!』と一気に駆け上るルイ君。
先回りしたルイ君に恐れをなすボクナム
『ごめんなさい。警察には連れて行かないで。』と言うボクナムを抱きしめるルイ君。
『当然だろ!生きていてくれて凄く有難う!これでボクシルに会える!ボクシル!ボクナム!』そう言って涙を流すルイ君です
『ボクナム、お兄ちゃんは良い人だからもう逃げなくていいよ。』とボクナムの手を握るルイ君。
『俺の姉ちゃんを知ってるの?』と聞かれて一緒に住んでいたと言うルイ君。
『まさか~!俺の姉ちゃんと結婚したのか⁉︎』と怪訝そうに尋ねるボクナムに結婚まではしてないけど~とニヤけるルイ君
『姉ちゃんがソウルで兄ちゃんと一緒に住んでたって事?だから江原道に誰もいなかったんだ。』と呆れた様子のボクナムに『違うよ!ボクシルは君を探しにソウルに来たんだぞ!ボクナムはどうして釜山に来たんだ?僕がどれだけ探したことか!僕の代わりに死んだと思ってどれだけ泣いたことか…。』と怒るルイ君。
『それは…どういう事かと言うと…』と今までの事を話し出すボクナム。
ボクナムから取り上げたルイ君の洋服を着て時計を付け、ルイ君の車を走らせる暴走族の先輩。その車は走り出してすぐに事故に遭い炎上。その現場を見たボクナムは怖くなってその場から逃げ出したという事だった。
『とても怖かったんだ。恐ろしくて家に戻ったんだけどハルモニも姉ちゃんもいなくて…どうしていいか分からなかったんだ。それでソウルから離れた所に行こうと思って…それでここまで来たんだ。』
『そうだったんだ…。ボクナムも怖かったんだな。その気持ちよく分かるよ。僕もそうだった。でも僕はもうボクシルのお蔭で一つも怖くない。これからは兄ちゃんがボクナムを守ってやる。』そう言ってボクナムを抱きしめるルイ君。ボクナムも安心したように笑顔になりますボクナムにとってルイ君は、ほとんど記憶に無いお父さんみたいな自分を守ってくれる存在になるんでしょうね
韓国では奥さんの弟のことを何て呼ぶのかと尋ねるルイ君に『義妹?』と答えるボクナム。間違って教えています
『ボクナムを見つけたよ!事故で亡くなったのはボクナムじゃなかったんだ!』とボクシル以外の皆に知らせるルイ君。『今から”ボクナムとボクシルの再会プロジェクト”を発動するから皆で釜山に来て手伝って下さい!』と皆に釜山に来るように頼むルイ君です。
本部長にはボクシルを出張と言って釜山に連れて来てルイ君の事を思い出させて海雲台に行かせる様に指示を出します。
ルイ君のプロジェクトとは…
インソンは計画の総指揮。
キム執事はボクシルにルイ君をヨットハーバーに連れて行くように言う。
ルイ君はキム執事がやって来るとヨットに逃げ込む。
秘書さんはボクナムと一緒に先にヨットに乗り込んで船長さんにボクシルが乗り込んでルイ君がヨットを降りたらすぐにヨットを海に出すように指示。
刑事さんはボクナムが生きていてヨットに乗っているとボクシルに電話をする。
ボクナムはボクシルが名前を呼んだら出て行く。
計画を皆に説明して協力を求めるルイ君。皆は賛成しますが…
『私は反対だ!コ・ボクシルが凄く驚くじゃないか!フランスに帰ったはずのお前が乞食になって現れたらどれほどショックを受けるか!』と反対の本部長。
『だからこそサプライズじゃないですか!ルイに会って驚いてボンナムでもう一度驚く。』と擁護するインソンに我が意を得たと満足げなルイ君。
すると『私も反対です。ぼっちゃまが乞食になる必要がありますか?』とキム執事も反対します。
『ボクシルに初めて会った時に僕がそうだったんだ!それなのにボクシルは僕を助けてくれたんだ。その時の事をボクシルに思い出してほしいんだ。僕たちの出会いをボクナムで証明したいんだ!』とインソンとポーズを決めるルイ君思わずつられる本部長
まだ納得のいかない様子のキム執事でしたが『おぼっちゃまは本当にロマンチストですね。ボクシルさんのためにこんな計画をたてるなんて。感動です。』と秘書さんの言葉を聞いて賛成するキム執事。本部長も渋々賛成します。
『ボクシル凄く驚いただろ?僕がボクナムを探すって言ってただろ?約束を守ったよ。ボクナムが逃げ回るから大変だったよ!階段を168段も駆け上ったんだぞ!今日もジャージの下に着込んでる。ボクシル…。ボクシルに初めて会った日は僕の人生で最高の日だった。今日もまた出会ってくれてありがとう。』
ルイ君の動画を見て涙ぐむボクシル
ヨットが岸に戻って来ると、そこには皆の姿が…笑顔で手を振る皆と一緒に嫌々手を振る本部長
そんな皆を見て今までのルイ君との思い出が走馬灯のように浮かぶボクシルです。
ヨットが岸に着くとすぐにルイ君に向って走り出すボクシルは、両手を広げて待つルイ君の胸に飛び込みます。
そんな二人を見て嬉しそうな皆・・・
・・・とは対照的に目をそらす本部長
しっかりと抱き合う二人。
『僕がボクナムを探すって言っただろ!?僕を信じろって言ったじゃないか!』
『ありがとう、ルイ。』
もう何の障害も無く心の底から幸せを感じるルイ君とボクシルです
一方、ボクシルを嫁にする気満々の本部長オンマは本部長アボジと二人でボクシルの部屋を訪ねます。事前に暗証番号を聞いていたようで部屋に上がり持って来たおかずを冷蔵庫に入れようとしていると
『勝手に人の家に上がり込んで冷蔵庫を開けて何してるの!?』とインソンオンマ登場!
『一体ボクシルとどんな関係なのか?』と尋ね合うオンマたち。それぞれが『ボクシルのオンマだ。』『ボクシルさんの未来の姑だ。』と言い合います話しているうちにボクシルが黄金グループ会長の孫のルイ君とこの部屋で暮らしていたと聞いてショックを受ける本部長オンマ。
オンマからルイも本部長もあなたのこと好きじゃないんだから・・・とお見合いを勧められるマリ。
『それでも私の本当のオンマなの!?』とご立腹
オンマの同級生の息子と会うマリ。面食いのオンマの勧めだけあってななかのイケメンがやって来てご満悦のマリ
ところが相手に『実は他に好きな女性がいる。』と言われて・・・
『そんな事なら最初から言ってくれれば良かったのに!わざわざソウルから釜山まで来たっていうのに・・・』(同感!)とデビル・マリに変身
コップの水を相手にかけようとしますがオンマの同級生の息子ということもあり『ダメよ~!私はゴールドラインのマザーテレサ、ペク・マリなのよ!』と握り締めたコップの水を飲み干し、何とか角と尻尾を収めます
『それでは・・・』と笑顔で耐えるマリでした。偉い!
その頃、皆と別れて一人で歩くインソンは海を見つめて泣いているマリを発見!
嬉しさに興奮しながらマリに声を掛けますが、当然マリはインソンに来ないで!と逃げ出します。懲りずにマリを映画に誘うインソン
ソウルに帰るため本部長の車に乗り込むルイ君たち。ボクシルの横に座ろうとするルイ君を私の車だ!と自分の横に座らせ『私はお前の運転手か?』とブツブツ言う本部長。
そんな本部長に『チャ運転手、車を出して!ゴー、ゴー、ゴー!』とわざと?言うルイ君
哺乳瓶の形をした灯台を見に来たキム執事と秘書さん。
『ここに来ると子どもができるとスーパーのおばさんが言ってました。チョンランさんも子どもが欲しいなら急がないと。』と余計な事を言うキム執事
『まだ結婚もプロポーズもまだなのに子どもですって!?ルイぼっちゃんはボクシルさんのためにイベントまで準備したのに!』と激怒する秘書さん。(当然!)
一体どんなに遠くまで行くのか?まだ映画を観るために歩いているマリとインソン
ハイヒールを履いているマリは足が痛くなってしまいます。
嫌がるマリに無理やり自分の靴を履かせるインソン。『雪の女王』や『検事プリンセス』を思い出しました。
マリの靴を抱えて裸足で歩いて行くインソン。そんな彼に感動するどころかさらに嫌がるマリ
どうやら野外の映画だったようで離れた席に座り映画を観る二人。途中でお腹がゴロゴロ言い出すマリ(まさか!?)我慢できずに立ち上がった瞬間!
オナラで良かった~『僕がやりました!』とマリを庇うインソン
屋根部屋でインソンオンマが準備してくれた食卓を囲むルイ君たち。
『ゆっくり沢山お食べ。』と言ってご飯をほおばるボクナムを嬉しそうに見つめるボクシル
ボクナムを見て『お化けじゃないよね?』とボクナムの頬をつまむオンマ。
痛がるボクナムに『お化けじゃないね!死んだのに生きていたんだから姉ちゃんに良くしなさいよ!あんたのせいで姉ちゃんがどれだけ泣いた事か!分かったね!』と言うインソンオンマ。ルイ君も僕も泣いたんだからな!と言います。
食事が済んで布団をひくボクシルたち。自分も泊まるとグズグズ言うルイ君
『こんな狭い部屋に三人も寝れないでしょ!あんたにはもうちゃんとした家があるんだから帰って寝なさい。久しぶりに姉弟が会えたんだから話しが沢山あるでしょ。』オンマにそう言われて『ボクナムに僕の場所を譲るよ。義妹お休み!』とルイ君。『義妹じゃなくて義弟でしょ!』とインソンオンマにお尻を叩かれます
久しぶりに姉弟で並んで寝る二人。
『ボクナム、ハルモニが亡くなった事は知ってる?ハルモニがあんたの事すごく心配してた。あんたを探しにソウルに来る時に必ずあんたを見つけてご飯を食べさせるとハルモニと約束したの。』そう言って隣を見るともう眠っているボクナム。
起き上がってボクナムに布団を掛けてやるボクシル
ボクナムの頭を撫でながら『ハルモニ、約束は守ったよ。もう私たちの心配はしなくて良いか安らかに眠ってね。』と呟くボクシルでした
その夜、一人で考え込む本部長。
私が知っている男、ショッピング王ルイは頼りないが子どものような真心を持った男だ。
そして彼が一万回唱えた真心は彼女の悲しみを喜びに変える奇跡を起こした。
その頃、ずっと意識不明だったペク社長の手下が目を覚ましたとの連絡が刑事さんの元へ入ります。慌てて病院へ向う刑事さんと同僚の二人。でも何だか様子のおかしい同僚。
何と!彼は被害者の意識が戻ったとペク社長にこっそり電話をしていますビックリ~
刑事さんたちが病院へ駆けつけると既に姿を消していたペク社長の手下。ずっと意識不明だったのに何で動けるの~?
彼が姿を消したこともペク社長に連絡する同僚刑事
そして手下は公衆電話からペク社長の家に電話をかけます。
電話に出るマリオンマから受話器を取り上げ『早く出て行け!』と怒鳴りつけるペク社長。
『ク室長?どこにいる?すぐに会って話そう。』とかなり焦っている様子のペク社長。
『お久しぶりです、ペク社長さん。俺が意識が無かった間にカン・ジソンが黄金グループに戻ったようですね。』と笑うク室長。(そんな名前だったのね~)
私を脅迫するつもりか!?と言うペク社長に自分でも何をするか分かりませんよと言って電話を切るク室長。
『まさか!』と言って部屋を飛び出すペク社長。
家の電話が鳴り受話器をとるルイ君。
『もしもし』と言っている所に飛び込んでくるペク社長。
『ルイ君また記憶喪失!?』って思ったら、すっかりボクシルと一緒に騙されてしまいました
それにしても本部長とマリが可哀想すぎる~特にマリ!こんな二番手女は初めて
画像お借りしました。