これは私の大好きな吉本ばなな氏の著書のタイトル

 

自分の本質を知るとか、本当の自分でいる、ていうフレーズは

もう何年も前から見聞きしているし、意識はしていたつもりだった

 

2018年初版という事は、結構長い間本棚にあって

何度か読み直しているはずなのに

本の存在を忘れかけていた私に起こった不思議な事を書こうと思う

 

私はこの数年、茜染めという草木染めをずっとやっていて

これまでもSNSで発信したり展示即売会を開催したりして

私の出来る範囲内での「循環」を実現させてきた

 

会社を辞めて茜染めを本格的に仕事にしようという事になった時

「ネットショップ」を立ち上げようと決めたのは自然な流れだった

 

ある程度お店に出せる量の染め物が仕上がった段階で

さて撮影を、となった時

夫氏が「物撮り用にライトとか三脚が必要だよ」と教えてくれたので

一緒に連れ立って近所の家電屋さんに行った

 

良さそうなライトがあったので購入、帰宅後すぐセッティングしてみるも

何故かライト部分を動かすと消えてしまう

私の組み立てが悪かったのかと夫氏にも確認してもらいつつ組み立て直したけど

やっぱり動かすとついていた明かりが消えてしまう

こりゃ不良品クサイな、となり

問い合わせメールや電話をするより、店舗で見てもらって交換してもらおうという事に

(近所で良かったぼけー

 

店員さんに事情を説明して対応してもらう

ところが交換したくても在庫が無いとの事

どうやら最後の1つだったらしい

 

売り場にあった他の製品は、そのライトより3倍以上の値段だった

何の違いでそこまで値段が違うのか分からなかったけど、ではそっちを買いますとは

ならなくて

今回は一旦返品する事になった

 

新品で買ったはずの物が壊れている

そんな経験初めてだ

 

この日は朝からずっと曇りで

撮影したいにもこの天気じゃなあと思って焦って買いに行った事や

セッティングしていてもちっとも心が動かなかった事

そしてライトはつけても消えるww

そして返品

振り出しに戻った

 

そうかやっぱりそういう事なのか

 

今はコレじゃ無いんだな

これが「違うこと」なんだな

 

大して気分が乗らないまま夫氏のアドバイスに乗ってなんとなく取りかかった

実際今までもSNSで発信していた時はちゃんと撮影は出来ていたんだから

機材や定型に拘らなくても私なりの撮影はきっと出来ると思った

じゃあ要らないかもねと

 

時間がかかっても不器用でもカッコ悪くても

私が出来る事で作っていくしかないのかもしれないと

 

久しぶりに読み返してみる