足柄神社を後にして
道路の案内板に出ていた地蔵堂を目指して15分位

左側に何やら案内が。
「ようこそ金太郎のふるさとへ南足柄市」
夕日の滝の矢印の方へ曲がります。
道なりに行くと、見えてきた!
通り過ぎて左側の道を行くと
地蔵堂駐車場へ到着しました(無料)。
歩いて地蔵堂へ。
足柄山誓光寺
地蔵堂足柄地蔵尊
「縁起新編相模国風土記稿」によると

1817年火災に遭い、その後再建される。
1975年に再び焼失。
住民の手によって本堂内の厨子と木製地蔵菩薩立像(本尊)とその他仏像全て救い出される。
(厨子、本尊共に神奈川県指定重要文化財)


本尊の地蔵菩薩について

この木造地蔵菩薩立像は
「一木三体の作」という伝承があり、
1体の霊木から3体の地蔵尊が造立されたといわれています。
他2体は
※駿東郡小山町の竹之下
※小田原市板橋
に安置されていると伝えられています。

乳の病にご利益があるとされ、女性の信仰が篤かったそうです。

現在、厨子と地蔵菩薩立像は地蔵堂裏の白い建物(収納庫)に安置されています。

観音様
お堂の横には沢山の仏様
 お地蔵様にご挨拶しようと正面に立つと、
格子の向こうに複数の方が座ってられるのが見えました。
そしてそのタイミングで、リーンリーンという音と共に読経が始まりました

😳!?
「何が始まったんだろう❓」

と思ったと同時に戸が開き、中から女性の方が1人。
「こんにちは😊」とご挨拶を交わし、「何か始まったんですか❓」とお尋ねすると、親切にご説明して下さいました✨
お話によると
この日は年に5回行われる、地区の檀家様が集まりお念仏を唱えする日だったそうです。

このお堂は、お寺ではなく
地域の檀家様が協力して管理をされているそうで、700年以上に渡り代々守り続けていられるとの事。
かつては20軒程だった檀家も今では13軒のようです。

そんな地域に守られてきた地蔵堂の地蔵菩薩様は2020年に、なんと150年ぶりという御開帳があったそうです。

↑2019年のタウンニュース

本来、こちらの地区では60年に1度、本尊を御開帳するという言い伝えがあったそうです。

ですが過去に御開帳された記録は残ってないそうです。

少なくとも150年は御開帳されていないという事で、2018年に地区の檀家様達で相談し御開帳する事が決まりました。

檀家様達で近隣の寺院へ出向き、御開帳の仕方などを学び、装飾含め準備されてきました。

長い間御開帳されてこなかった理由としては、檀家様の軒数も少なく、戦後からの経済的理由もあったとの事。

そして無事に2020年11月21日に御開帳する事が出来ました。

2度の火災でも消滅する事なく、檀家様方に守られ続け、御開帳に至る。
維持し続ける事は、様々な面を乗り越えてこられた事と思います。
1人では出来ない事もみんなで助け合う。
そしてお地蔵様を思う気持ち。
ご先祖様を大切にする心。
1つ1つが素敵で、偶然目に入った案内板からとてもとても大きな感動に繋がりました。

登山の為の休憩所でしょうか。
お堂の先にはベンチがありました。
ベンチに座って景色を眺めてみました。
お堂からの念仏に合わせた鉦の音が聞こえます😊
自然の景色に念仏の鉦の音。
素朴で優しい音色でした。
聞き入っていると、心暖まってちょっと胸が熱くなりました。
檀家様方の、お地蔵様やご先祖様への感謝と愛の音色に感じます。
素敵だなぁ、、、お願い
地域の皆様への感謝と末永い平和を祈り、お参りさせて頂きました🙏
ありがとうございました🙏✨

そしてこの地蔵堂は足柄登山の登山口でもあります。
昔から多くの人が安全祈願をして歩みを進められています。

 万葉コースに聖天堂なるもの発見
気になる〜

 矢倉岳山頂には足柄神社 奥宮が😳
行ってみたいな〜

 

行ってみたい金時山

足柄の魅力がいーーーーっぱい詰まっていそう✨今はまだ娘の送迎時間を気にしながらなので、いつか機会出来たらいいな〜😚

日頃見ている伊勢原の大山や富士山、
足柄登山を知ると
登山とは神様の聖域に入るという事なんだな〜と感じました🗻✨


地蔵堂を歩いて少し下がると、古民家カフェ。
「うるし亭」
なんと築200年超!屋根には御幣?がお願い
登山終わりに、こちらでほっとひと息甘味を楽しむ。素敵〜✨

次回もう少し早くに来た時にはほっこり甘味とコーヒータイムしたいな😊

とても素敵なひとときを過ごす事が出来ました。
足柄神社に始まり、観音堂、厳島弁天池、地蔵堂と初めてのお参りで何処もとっても素敵でした✨
素敵な景色、素敵なお話に出会えて、心がホクホクと暖かい気持ちで帰路に着きました。

帰り道に金太郎さんのふるさと道の駅を通り、野菜を購入。
見るとたまご売り場に大寒卵。
大寒卵とは、、、
大寒の初日(2024年は1月20日(土))に生まれた卵のこと。
昔、鶏は冬前に餌をたくさん食べて栄養を蓄え、冬本番になると卵を生まずにじっとしていました。
そのため大寒の頃に生まれた卵には栄養がぎゅっと凝縮されていて、ほかの時期の卵と比べて1個あたりの栄養価が高かったと言われています。
そんな背景から、大寒に生まれる卵は「大寒卵」と呼ばれ、縁起物として扱われるようになりました。

普段なら買わない贅沢価格の卵なんだけど、今日だけ特別、家族のお土産にニコニコ

自然の景色の中に、神仏を感じる事の出来る、それはそれは素敵な足柄での時間でした😊✨
今、この記録つけていても
あ〜✨素敵だったな〜お願いと、しみじみ記憶が蘇ります😙

絶対また行こう❣️🌸

ご訪問、お読み頂きまして、どうもありがとうございました😊🙏✨