今日は娘の定期受診の日

横浜市六ツ川に行ってきました。


娘も今年で10歳

10年前からずっと気になっていた

病院そばのお地蔵様があって

今日初めて寄ってみました。

10年ごしの初ご挨拶


勘九郎地蔵尊


病院手前の道脇にあります。
右から2番目のお地蔵様が勘九郎地蔵様。

その昔、ここは武蔵の国と相模の国の国境だったそうです。

昔々、この地に勘九郎という名の歌舞伎役者がいました。
ある晩ここで盗賊に殺されてします。
村人は哀れみ手厚く葬りお地蔵様を祀りました。
そしてその後この地で悪い病気が流行り多くの人が亡くなりした。

昔は流行り病の原因は殺された人々の悪霊の祟りとも言われ、
また治療もなかった為
病気になった時は神仏に祈るしかありませんでした。

そこで村人は勘九郎地蔵に御供え物をし祟りを鎮めるように一心に祈りました。

すると不思議な事に悪い病気は治まり、村人達勘九郎地蔵のおかげと大喜びをしたそうです。
その噂は広まっていき行商や旅人達にも広く信仰されていったそうです。

初代勘九郎地蔵は1660年建立
1804年により多くの方にお参りしてもらえるようにと、ここからほど近い港南区の自性院というお寺に
お引越しされているそうです。
現在は2代目。

そして他に
子育て地蔵も一緒に祀られていて
近くにこども医療センターという
多くの苦しみに悩む現代のお地蔵さんとも言える病院がある事にちなんで
こどもを想う心から建立されているそうです。

お手入れされている綺麗な祠でした。
お地蔵様の前掛けも色褪せず綺麗でお花も生のお花だったので
日頃からお世話されているのだと思います。



真言もありました。
オンカカカビサンマエソワカ
(お地蔵様真言)


小さな祠の中に

こども医療に通う子供達の為に建立して下さった方々の優しさがありました。

また、お手入れされていて

お世話して下さっている方の

お地蔵様へのお気持ちもあると思います。


由緒読んで、お地蔵様眺めていて

あ〜なんて有難いお地蔵様なんだろう

と、ほっこり暖かい気持ちになりました。

ホロッ🥹と感動さえありました。


娘と一緒にありがとうございます😊と手を合わせて来ました。


通る度なんとなく目にしていた

勘九郎地蔵尊

小さな中に長い歴史と

子供を思う優しさの詰まった

大変有難いお地蔵様達でした。


知る事出来て良かった。

今日もまた有難い気持ちになれる

お参りでした。