12月2週目の週末を利用して訪れた奈良県十津川村にある静響の宿 山水という旅館で頂いた鼈鍋特別懐石の話をします。
それはそれは素晴らしいお料理をコースで頂いたのだけど、深夜0時から車で移動して温泉に浸かって満腹になった効果で21:00前に気を失うように寝てしまい記事にするのに1週間かかってる☺️
一度浄土に行くと浮世に戻るのに要する時間は私の場合、約1週間ということになります。
それでは始めます。
鼈鍋特別懐石の前菜
右上に赤い液体の入ったグラスが見えますね。
活き血です。「活き血」か「生き血」かちょっとよく分かりませんがどちらでもいいです。
宿を予約する時点で鼈(すっぽん)を食べることが決まっていてとにかく楽しみだった夕飯。車中「血が飲めるのか」という話を10回くらいした気がするんだけど、念願叶い頂くことがでしました。ネタが増えた!
私は下戸なのでこの一杯で真っ赤に。
ポテト梅肉風味 チーズ燻製
鴨ロース昆布巻き
ミニトマトがびっくりするくらい甘くて、少量のポテトサラダが嬉しい😊
とにかく柔らかい鶏肉とシャキシャキの野菜が優しくて安心する。
これは震えた。初めて食べる鼈(すっぽん)のお刺身。肉、内臓、卵を胡麻油と醤油のタレで頂くんだけど、卵の衝撃がすごい。大人の食べ物。
肉は弾力の強い鶏の食感。内臓もレバ刺しの感覚。臭みはなく食べやすくて美味しい。
卵に関しては肉より弾力が強くて歯で潰すと弾ける音が部屋に響くんじゃないかというくらいの衝撃。
とにかく貴重ないい経験。命そのもの。
山水で供される鼈(すっぽん)は温泉水で養殖された地産のもの。安心して頂くことができます。
癒される…。
優しい…ありがたい…
12月も中旬に差し掛かろうとしているのにまだトマトが甘くて美味しい。もしかして意外と温暖なのかも?
サクサク。未知の食材(鼈)を食す私たちにとってこれほど安心感のある食べ物ってない。
ありがとう天ぷら😭
なかなかの衝撃画像。
コラーゲンは口から摂取しても効果がないと言われているけど、人によってはプラシーボ効果が作用すると思われます(興奮する)。
香の物、デザートは1記事に収まる画像が15枚までのため割愛。翌日の記事に掲載します。
温泉に浸かってフルコースですっぽんを食べて21:00に寝て、深夜1:00に一瞬起きたんだけど再入眠して「あと10分で朝ごはんだよ」と起こされたのが7:50。
私は一体何時間眠ったのか…。
11時間ほとんど寝てて草。
普段なかなか起きれないのに起こされた瞬間に起き上がって立ったので、何度も一緒に旅をしている友達が笑い出す午前7:50。
顔の血色が良くなってたからすっぽんすごい
温泉×鼈×睡眠=回復
この翌日、熊野本宮大社に行くことになって、資料館で面白い表記を見つけたので貼っておきます。
「上皇たちの参詣は、精進屋に籠り心身を浄化することから始まる」
■下から2行目
「現世から浄土」、「浄土から現世」
この部分が妙にツボって大好きに(笑)
山水はまさに精進屋で心身の浄化に最適。
数少ない友人知人に強めにおすすめしたい。
ここがなくなると困るからみんなに行って欲しい。
山水