モーツァルトのdmollファンタジーを弾いています。
この曲と最初に出会ったのは小学校高学年か、もしかすると中学生になっていたかも。
当時、こんなに素晴らしい曲があるんだ❣️
と感動した記憶があります。
モーツァルトの短調は少ないですが、傑作ばかりですね。
ファンタジー、幻想曲は
より自由な形、そして即興性のあるものになる傾向があるようで。
モーツァルト以外の作曲家の幻想曲を見てもそうですよね。
例えば、今ちょうど私が弾いているショパンのポロネーズファンタジーもそう。
序奏がついていて、より自由で即興的です。
また、自由という理由からか、それぞれの作曲家のお得意分野が顔を出す傾向が強いようです。
モーツァルトdmollファンタジーは、劇仕立て。
まさにオペラですね。
オペラセリア、といって、1700年代に主流だった「シリアス」な真面目な内容の劇音楽です。
モーツァルトといえば、「魔笛」「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」など人気作品が目白押しですが、これらは、オペラブッファと言って喜劇です。
それに対して、モーツァルト初期の作品「イドメネオ」というオペラセリアがあります。
舞台は紀元前1200年頃、ギリシア南のクレタ島。
主人公はクレタ王イドメネオ。
他には、息子イダマンテ、トロイア国の王女イリア、アルゴス王国の娘エレットラ。
内容はギリシャ神話を元にした壮大なストーリーです。
オペラ専門家の方によれば、この「イドメネオ」こそが、モーツァルトのオペラ最高傑作と言われることも。
そして、このオペラとモーツァルトdmollファンタジーが似ている!?
らしい。確かに❣️
ということで、、、
「イドメネオ」を少しずつ勉強中です🥰
モーツァルトdmollファンタジー、私なりの演奏を作っていければ、と思っています。