先日は師匠のレクチャーコンサートでした。
バッハ平均律クラヴィーア曲集第1巻
最終回、変イ長調からロ短調に至る、1巻最後の8曲を聴かせていただきました。
平均律クラヴィーア曲集は、ハ長調から始まり、次は平行調のイ短調、それ以後は、長調、短調交互に半音ずつ上がる順序で、全ての調性24調でバッハがまとめた曲集です。
今回は、最後の8曲。いわば、ハ長調から1番遠いところに向かうグループです。
最終曲のロ短調は、ハ長調から1番遠い世界。
ハ長調の純粋無垢、全てが調和した神の世界から、
最も離れた罪の世界、ロ短調までの音楽の宇宙。
確かにだんだんとロ短調に向かって、重い波動を感じます。そして極め付けは最後のロ短調。メガ級の
「罪」の世界。
レクチャーを聴かせていただく度に深まるバッハの世界。
音楽で現すこの世の真理を具現化したような曲集がバッハの平均律だという思いが確かになる!
そして、永遠なるものは循環、円運動を描くとのことで、最後は第1番ハ長調への回帰を聴かせていただきました。
ロ短調からハ長調へ戻った安堵感を感じます。
音楽を通してバッハが伝えたかった大きなメッセージを受け取り、希望と生きる勇気が湧いてくる、素晴らしいレクチャーコンサートでした。
ベートーベン、ショパンの作品には特にバッハを踏襲したことがよく分かりますし、やはりバッハは「音楽の父」
だなぁ、とつくづく思う今日この頃。
思わず、バッハ型クッキーを焼いてしまいました💓
自分で作っていて、感動✨
バッハクッキーにばかりハマってないで、ピアノもしっかりね❣️笑