《平成24年5月4日(金)》
【誕生花と花言葉、誕生石と宝石言葉】
誕生花~紫のアイリス
花言葉~恋のメッセージ
誕生石~ダイヤモンド(diamond)
宝石言葉~清浄無垢
【万葉集№4】
万葉集は、日本最古の歌集で、「万(よろず)の言(こと)の葉(は)を集めた」あるいは「万世(よろずよ)に伝えるべき集」で、不滅の「文化遺産」です。ここでは野の草や花木を詠んだ歌の一部を掲載してみます。
葦邊(べ)ゆく 鴨の羽(は)がひに
霜降りて
寒き夕べは 大和し思ほゆ
志貴皇子(しきのみこ)
【現代短歌№20】
いづこにも 貧しき道が
よこたはり
神の遊びの ごとく白梅
玉城 徹
【口遊む唄~みんなの歌~№4】
おお ブレネリ スイス民謡
おお ブレネリあなたのおうちはどこ
わたしのおうちはスイッランドよ
きれいなこすいのほとりなのよ
ヤーッホ ホトララララ
ヤーッホ ホトララララ
ヤーッホ ホトララララ
ヤーッホ ホトララララ
ヤーッホ ホトララララ
ヤーッホ ホトララララ
ヤーッホ ホトララララ
ヤホホ
【こころに沁みることば(文章)】
方丈記 鴨 長明~№3~
予(われ)ものの心を知れりしより、四十(よそぢ)余りの春秋を送れる間(あいだ)に、世の不思議を見る事、やゝ度々になりぬ。去(いんじ)安元三年四月廿八日かとよ。風はげしく吹きて静かならざりし夜、戌の時許(ばかり)、都の東南より火いできて西北に至る。果てには朱雀門(しゆしゃくもん)、大極殿(だいこくん)、大学寮(だいがくれう)、民部省などまで移りて、一夜(ひとよ)のうちに塵灰(ちりはひ)となりにき。火元(ほもと)は樋口富ノ小路(こうぢ)とかや。舞人(まひびと)を宿せる仮屋よりいできたりけるとなん。吹き迷ふ風に、とかく移りゆくほどに、扇を広げたるがごとく末広(すゑひろ)になりぬ。遠き家は煙にむせび、近き辺(あたり)はひたすら焔(ほのほ)を地(ぢ)に吹きつけたり。空には灰を吹き立てたれば、火の光に映じてあまねく紅(くれなゐ)なる中に、風に堪へず吹き切られたる焔、飛ぶが如くして一二町を越えつゝ移りゆく。其中の人うつし心あらむや。或は煙にむせびて倒れ伏し、或は焔にまぐれてたちまちに死ぬ。或は身ひとつからうしてのがるゝも、資材を取り出づるに及ばず。七珍万宝(しつちんまんぽう)さながら灰燼(くわいしん)となりにき。其の費(つひ)えいくそばくぞ。其のたび、公卿(くぎやう)の家十六焼けたり。まして其外数へ知るに及ばず。惣(すべ)て都のうち三分が一に及べりとぞ。男女死ぬるもの数十人、馬牛のたぐひ辺際を不知(しらず)。人のいとなみ皆おろかなるなかに、さしもあやふき京中の家を作るとて、宝を費やし、心を悩ます事は、すぐれてあぢきなくぞ侍(はべ)る。