生命保険が、住宅ローンを苦しめる?(その2) | 子育て安心住まい日記

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・・・・前回の続きです。

生命保険が、住宅ローンを苦しめる?(その2)

例えば、これから¥3,000万円
(元利均等返済、金利2%、35年固定、35年返済)
の借り入れをしようとしている人の月々の返済額は、
¥99,378円(ボーナス払
いなし)です。

この人は、掛け捨てだけで毎月\4,000円の生命保険と、
それに終身保険を組み合わせた毎月¥15,500円の
生命保険のどちらを選んだ方がいいのでしょうか?

住宅ローンの支払いと同時に、老後の資金も不安です。
少しでもお金が貯まる方がいいのではないか
と考えてしまいそうです。
でも冷静に考えてみてください。

¥4,000円の掛け捨てのみの保険に加入して、
¥11,500円分を住宅ローンの返済にまわしたとします。
終身保険を組み合わせて保険に入ろうが、
住宅ローンの返済にま
わそうが、
家計から毎月¥15,000円のお金が出ていくことに
変わりはありませんよ
ね。

そうすると、同じ¥3,000万円の借入金額で、
月々の返済を¥110,885円にすると、
返済期間は35年から5年短縮できて、
30年のローンにすることができるのです

その結果どうなるか?

35年返済の場合、返済送金額は¥41,738,968円。
30年返済の場合、総返済額は¥39,918,928円。
実に、約¥182万円も返済総額を少なくすることがで
きるのです。

終身保険で積み立てすることで戻ってくる
解約返戻金¥405万円を考慮しても、
住宅ローン返済にお金を充当した方が、
老後手元に残るお金は約¥122万円多くなるのです。
これは、
保険だけの世界で損得を考えていると、分かりにくいお金です。

これから住宅ローンを考えている人は、
人生の収支も絡めて保険を見直すことをおすすめします。

次回は、最近ご質問が多い

『火災保険』

について、お話ししてみたいと思います。