殿様亡くなってから
早いのか、長いのか2ヶ月経ちました。
これから初盆もありますので
もうひとふんばり。
2ヶ月経ってみての心情を
書くことによって、ふと振り返る。
私の個人的な感情なので
不快な思いされたらすみません。
現場はイカツイ男衆のかたまり。
ライオン軍団の中にパンダがいる。
まぁ、そんなイメージで。
休日返上、病院もいかず
何年も何年も会社に尽くしてきて
ようやく得た地位。
それを
たった一つの病で失いました。
たまに、
「癌で良かった」という人がいますが
私は思ったことがありません。
「事故で死ぬこと思ったら癌はええよ。
準備できるやんか」
でも私は思えない。
だって、
旦那本人が思ってなかったからです。
生きている限り
本能として死が怖い。
あらゆる生物にとって、
死は恐怖でしかない。
「今日はちょっと何か変だ」
看護婦さんに言ったそうです。
それから2時間後に亡くなりました。
いまだに私は、
自分が死んだことに
気づいてないんじゃないか
ふと、そう思うことがあります。
彼にとっての4年間。
毎日が恐怖との闘いだったでしょう。
だけど死の瞬間だけは
その恐怖が無かったと
私は信じています。
それを見るたびに
不思議と恐怖が薄れるのです。
旦那もおそらく同じだったでしょう。
「進む勇気」
私が命尽きるまで
大切にしたいと思います。