殿様亡くなってから


早いのか、長いのか2ヶ月経ちました。




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これから初盆もありますので


もうひとふんばり。








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2ヶ月経ってみての心情を


書くことによって、ふと振り返る。
 


私の個人的な感情なので


不快な思いされたらすみません。








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殿様、亡くなる2ヶ月前まで仕事。


最後の勤務は奈良の山奥でした。


現場はコロコロ変わるので


この4年間、東北や関東は断りましたが


京都北部、兵庫北部


奈良、滋賀栗東、福井など


ほとんど転勤でした。






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現場はイカツイ男衆のかたまり。


ライオン軍団の中にパンダがいる。


まぁ、そんなイメージで。








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休日返上、病院もいかず


何年も何年も会社に尽くしてきて


ようやく得た地位。


 

それを






たった一つの病で失いました。







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たまに、


「癌で良かった」という人がいますが


私は思ったことがありません。







「事故で死ぬこと思ったら癌はええよ。



準備できるやんか」








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でも私は思えない。


だって、


旦那本人が思ってなかったからです。










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生きている限り


本能として死が怖い。


あらゆる生物にとって、


死は恐怖でしかない。







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旦那は亡くなる当日の朝、



「今日はちょっと何か変だ」



看護婦さんに言ったそうです。



それから2時間後に亡くなりました。






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いまだに私は、


自分が死んだことに


気づいてないんじゃないか



ふと、そう思うことがあります。






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彼にとっての4年間。


毎日が恐怖との闘いだったでしょう。


だけど死の瞬間だけは


その恐怖が無かったと


私は信じています。




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子供の書き初めの宿題が


「進む勇気」でした。


自分に重なった旦那はそれを書き、


冷蔵庫に貼りました。


それを見るたびに


不思議と恐怖が薄れるのです。


旦那もおそらく同じだったでしょう。




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「進む勇気」


私が命尽きるまで


大切にしたいと思います。